
えっ?若獅子杯優勝以来 黒川京介が今年のV2決めた!
絶好の走路コンディションのなか、7ー6ー5に人気がカブった優勝戦。意外にも優出はすれど、優勝できないジレンマが続いてた昨今。6月はじめのナイターで永井大介に併わされ準優勝に終わってから、前節のナイターでは優勝戦へ進めなかった悔しさを胸に秘めた今回のナイトレース。連続開催の計6日目となるロングランシリーズを優勝で終えるべく迎えた8R。試走は小林瑞季が0.01秒上回る3.29を出しており、逆転あればここしかないというオッズ。3.32の山田達也も人気の一角を担った。スタート半周で一気に3番手へ付けた黒川は1度待って前の様子をうかがう。柴山信行が君和田裕二を交わしに出たのを見て、インへ切り込む。小林瑞も離れず付いて行きたかったが、差は縮まらず黒川が1着ゴール。山田達は柴山を一杯に差して離れた3着だった。結局1番人気で決まり、競走タイム3.369と文句なし。3連単330円、2連単は170円といういずれも堅い配当。黒川はこの後、24日からの川口デイレースに参戦予定。連続優勝目指してもらいたい。
1年ぶり 久門徹が存在感示す!
最終レースでも50℃近い走路温度。人気を背負ったのは久門徹と木山優輝だったが、0ハンからの車券も売れていた。3連単は7-5-6、7-5-2、7-2-5が人気で4ケタ配当、10倍以下はなし。2連単は7=5、7-2が人気筋。初優勝狙う磯部真樹がスタート決めたかに見えたが、非情にも赤灯が点灯し『1』の表示が出る。フライングとなったが磯部は藤本剛に先行して逃げ態勢作る。久門徹は早めに好位取り0ハンの後ろへ付ける。藤本が磯部のイン狙ったが、すかさず久門はその内を突き首位へ。中盤まで後方だった木山優輝が鋭い伸びを見せて終3コーナー藤本を差す。よくよく考えれば久門は唯一のSGホルダー。難しい熱走路を見事に切り抜けた。優勝は23年9月以来。次は20日からのミッドナイトに出走予定。
中村友和が2年ぶりの優勝
単騎0ハン中村友和が6周回ハイペースで逃げ切り、2022年6月以来9度目の優勝を決めた。
10線の大外枠から一気に2番手まで上がった佐藤摩弥は道中、徐々に車間を拡げられた。5周回3コーナーで中村雅人がインねじ込み2番手を奪うが、最終6周回バック線の立ち上がりでスーパーハンデの鈴木圭一郎が差して2着へ上がった。
文/鈴木
金子大輔が2節連続での完全優勝を達成!
0ハン単騎から初優勝を目指した角貝はペースが上がらなかった。20線から鈴木辰が速攻で先頭に立つと、インコースを抑えて後続を封じにかかったが、これまた早々と2番手に付けた金子大がマーク追走から5周3コーナーでイン突っ込み。冷静に交わしてみせた。2着には鈴木辰が粘り込み、松山がゴール前で野田を交わして3着入線となった。
金子大は今節からエンジンを乗り換わったが、終わってみれば初日からオール1着の完全優勝だった。前節は違うエンジンで完全優勝。良いエンジンを2つ保持しているという状況は、乗り手の方にも余裕が生まれる。次の出場は地元のG2浜松記念となるが、どちらのエンジンで出走するにしても好結果が残せるだろう。
ついに取った!高木健太郎 喜びの初優勝
2015年4月に浜松で初優出して以来、長い間優勝への道のりが遠かった高木健太郎。近況はマシンの好調さもあって、幾度となくチャンスはあれどなかなか手が届かぬ頂点。今回は一番人気を背負い同じ試走タイムの人見剛志や、これまた初優勝を狙う新鋭・田中崇太も売れ筋だった。3連単は3-5=1、2連単は3-5、3=1。日室志郎を捲った高木健が序盤からいいペースで逃げる田中崇に付けて5周3コーナーで捕まえる。人見剛も後半伸びてきたが、3番手一杯。高木は本走タイムも3.369と申し分ない。今後の活躍に期待したい。