
白次義孝が逃げ展開を作り押し切った!
0ハン先行は内枠の田崎だったが、1周バックストレッチで白次が差し込んでいく。その後は白次が大きなリードを作って一人旅。田崎や竹本は後退し、2番手に立ったのは佐久間。白次との距離はかなりあったが、周回ごとに徐々に差を詰めていく。ゴール前ではかなり接近していたが、最終的には白次が振り切ってトップでゴールを迎えた。3番手には中団を抜け出した伊藤信が入線した。ちなみに30線最内に置かれていた石川哲は、スタートで大きく後手を踏み、巻き返しは厳しい状況となっていた。
白次は一時期、軽いスランプに入っていたが、8月に入ったあたりから良化の兆しが出ていた。そして、前節で通常以上に戦える状態になっていた。その流れで今節を迎え、優勝戦で快走。本来の快速派らしいスピードあるレースを見せてくれた。優勝は2022年10月以来、通算8度目。これから冬場に入り、スピードレースが増えていくが、上昇気流に乗った白次の活躍の場が多くなることだろう。
新・アフター5男へ 石川哲也が突き進む!
前回9月23日のアフター5では30m4車並びの真ん中に位置してた石川哲也。田中正樹を差して自身4度目の優勝を果たした。27日のナイターでは青山周平の10m前で結果は4着。今回は30mの一番内枠となり絶好のチャンス。いい流れが途切れてないのはスタートが切れてることが大きい。ここも佐久間健光や竹本修を早めにクリアすればVが見えてきそう。
どっこい、SGホルダーの伊藤信夫が指をくわえて待ってるわけはないだろう。今回、欠場した青山周平に代わって主役の座を守りたいのは当然だ。0ハン田崎萌と白次義孝の逃げにも期待したい。大穴は周回誤認で規制休となってる浅倉樹良の師匠である竹本修だ。
◎ 5 石川 哲也
○ 7 伊藤 信夫
× 1 田崎 萌
△ 4 佐久間健光
▲ 2 白次 義孝
穴 3 竹本 修
《おすすめ車券》
6-7-1、6-7-4、6-7-2
《穴狙い》
3-6-7、3-6-1、3-6-4
劇的!接戦ゴール前を制した角南一如
人気を分けた藤岡一樹と角南一如。一番試走は角南の3.31秒、続いて藤岡の33秒。丹村飛竜は36秒と今イチなタイムで34秒出した古城龍之介も人気の一角を担う。2連単は4-5、5-4、3連単は4-5-6、5-4-6が売れ筋だった。
0ハンの仲口武志が逃げ態勢を作り古城龍之介が追う展開。藤岡一樹がインから古城をパスすると仲口の背後に付けて絶好の形に。角南一如は捲りで3番手へ進出し、最終3コーナー藤岡が仲口のイン突く。角南はアウトから攻めてそのまま伸び切り微差、藤岡に先着。丹村飛竜はいい所なく終わった。角南はじつに2014年以来、10年ぶりの優勝。
このあとはすぐ10月3日からの山陽ナイターへ出場予定。
佐藤励が完全優勝を達成!
1回目のスタートは加賀谷がフライング。再発走となった2回目は森が好スタートを決めた。0ハン単騎の谷島を追う形になったが、まずまずのスタートを決めた佐藤励が素早く森を交わす。その勢いのまま佐藤励は谷島を交わし独走態勢に入った。森は2番手に浮上し、佐藤励を追っていったが、差を詰めるまではいかない。3番手に付けていた中村雅は最終3コーナーで森のインを狙いかけたが、突っ込みで車を引いてしまい失速。そこで加賀谷が捲りを仕掛けて3着入線となった。
佐藤励の勝因はスタートだろう。トップスタートまではいかなかったが、1周バックストレッチで森のすぐ後ろに付けることができたので、他の同ハン勢を捌く手前が省けた。精神的にだいぶ余裕が生まれ、その後のレース運びも落ち着いて取り組めた。終わってみれば初日からオール1着の完全優勝。今年は5度目のVで、通算13度目の優勝となった。この後は山陽でG2若獅子杯争奪戦が待っている。一昨年に優勝している相性のいい大会だし、今回の優勝で勢いづいたので活躍が期待される。
丹村飛竜の復活Vに期待
8月上旬に他落をこうむってから休場が続き、SGオートレースグランプリなどへの出場を棒に振る形となってしまった丹村飛竜が、置き忘れてきた夏を取り戻す。今節は3戦1勝のみで、勢いの点で目立つ存在ではないが、レース終盤の鋭い伸びがあり、この決勝戦では20線の大外枠からトップスタート出る可能性までありそうで、今年3月ぶりの優勝を掴みに行く。
仲口武志と満村陽司の伸びは甲乙付けがたく、両者が重なって走る形になると若手の古城龍之介では抜けないケースもあり、今節の本走タイムが優秀な角南一如が後半に圏内へ上がるか。
◎ 6 丹村飛竜
○ 1 仲口武志
△ 5 角南一如
▲ 2 満村陽司
穴 3 古城龍之介
おすすめの買い目
6-1=523
穴なら 元来スタート早い方ではない0ハン両車を、速攻力ある古城が叩いて出れば
3=6-125
文/鈴木