
雨を呼ぶか 竜神・加賀谷
史上初の同日・昼夜Vを狙う資格のある永井大介と加賀谷建明。予報通り雨走路になるようなら加賀谷が俄然クローズアップ。今節はエンジン自体が良いので、レースが良走路でおこなわれても上位争いに加わりそう。
前節あたりから番手の上げ方がスムーズになってきた若井友和も走路状態にかかわらず着実に追い上げる。この両者の間から永井大介がドカンとスタート飛び出せば逆転まであろう。間中大輔の出足が上向いており、中途半端な走路状態にでもなると重ハン勢が追いづらくなるぶん、展開が向いてくるか。
◎ 5 加賀谷建明
○ 7 若井友和
△ 6 永井大介
▲ 3 佐藤裕二
穴 1 間中大輔
おすすめの買い目
5ー7=631
穴なら
1=6-572
試走通りに木村武之が勝つ
発走前まで割れに割れたオッズ。一番試走の木村武之が3.30、2番目は松尾啓史の3.31と26期コンビが売れ筋。大外の金子大輔は3.33と見た目も今イチだった。締め切り前に割り込んできたのは10m前の永島潤太郎。試走も3.33と20線勢にそん色なし。2連単は6-2、6-8のみ10倍を切っており、3連単は6-8-7が29倍、6-2-8、6-7-8と続いた。
満村陽司の後ろへ永島が付ける前に木村武はインから攻めて3周で先頭立つ。永島は満村を差したが松尾啓史がイン伸びてきて2着へ。木村武は今年の初優勝、昨年11月以来のV87に。山陽では20年のG1スピード王から4年経つ。
このあとはヤングの祭典「G2若獅子杯」の裏開催にあたる川口デイレースに10/15~出場予定。
鈴木圭一郎が今年12度目の優勝
良走路と雨走路が2度ずつあった4日間を無敗で通過した鈴木圭一郎が決勝戦もケタ違いの強さ・速さで快勝。これで今年の勝利数は94となり、昨年に青山周平が打ち立てた年間最多勝利記録97に残り3と迫った。今月10日から開催される山陽G2『若獅子杯争奪戦』で新記録を樹立する可能性はかなり高い。
対抗馬と目された荒尾聡は発走時に前輪を浮かせてしまいスタート後手に。道中も上位争いに参加できなかった。2周回1コーナーで田中進を差して逃げた桝崎陽介が2番手で粘ったが、追い上げてきた有吉辰也が最終周回3コーナーで差して2着に入った。
文/鈴木
金子大輔が波に乗っている
今節の金子大輔は速攻の連発で2連勝。決勝戦は浜野淳に続く2番手発進またはトップスタート行く可能性まである。木村武之は攻めは早くないが周回を重ねながら着実に追えているので決勝戦でも上位評価。
前田淳の行き足が強力になったが、大月渉も完調といえる仕上がりで、レース展開も見えているので状況に応じて立ち回れている。
◎ 8 金子大輔
○ 6 木村武之
△ 3 大月渉
▲ 5 浜野淳
穴 4 前田淳
おすすめの買い目
8=6-354
穴なら
4=8-635
全勝対決はランク上位の鈴木圭一郎を重視!
最重ハンの10メートル前の桝崎陽と田中進の奮闘があり、優勝戦は0、10メートルのハンデ戦になった。5日間開催の今節、ここまでオール1着で優出したのは鈴木圭と荒尾。優勝戦はこの両者の争いとなりそう。
地元の利がある荒尾だが、現状の総合力では鈴木圭が上。スタートで内枠勢をカマシ切るまではいかないと思われるが、1周目から積極的に仕掛けていく。6周あれば前団をしっかり捌いて先頭までやってこれる。その鈴木圭を負かすとしたら荒尾。鈴木圭の内枠に置かれているので、まずはスタートで鈴木圭を突っ張りたい。そこから鈴木圭に対して先手の攻めが決まるようなら地元の牙城を守れる。有吉も優勝するとなると荒尾と同様に、スタート先行からの速攻狙い。別府敬はスタートが良くなっており、10線最内から枠ナリ発進を死守できるようなら参戦可能。0ハン両者の比較は田中進を重視。独走力があるので、10線勢が競り合うような展開になると逃げ切りもある。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 6 荒尾聡
△ 7 有吉辰也
△ 3 別府敬剛
▲ 1 田中進
おすすめの買い目
8-1367-1367
穴なら 田中進の大逃げ
1-3678