
黒川京介が爆裂スタートから一気攻め!
雨の準決では軽ハン勢の奮闘もあり、優勝戦は0、20メートルのハンデ戦になった。0ハン3車のスタート争いは難解だが、押田幸が飛び出すと最もペースが上がりそう。それでも追い込み勢の20線は4車とも強力。周回ごとに0ハン勢との差を詰めていく。その20線は、スタートラインに角度が付いているので枠ナリ発進となりそうだが近況、スタート切れている黒川の大カマシもあるか。そうなると0ハン勢を楽に追える展開となり圧倒的有利。ここでは黒川を本命に推したい。
永井は若井と黒川の内枠に置かれ奮起十分。良走路で競争した初日の上がりタイムでは足りないが、整備で上積みあれば優勝のチャンス十分。その同期、若井もエンジンは高い位置にあり、道中の攻めも問題ない。序盤の位置取り次第では優勝争いに参加できる。上和田は枠ナリ発進が最低条件。それが叶えば、外枠勢に先手の攻めで抜け出すかも。0ハン勢は押田幸の飛び出しに注意したい。
◎ 7 黒川京介
○ 5 永井大介
△ 6 若井友和
△ 4 上和田拓海
▲ 2 押田幸夫
おすすめの買い目
7=5-246
穴なら 押田幸の大逃げ
2-4567
スタート位置
第1コーナー進入予想
中村雅人が執念の走りで久々に記念V!
0メートルオープンのスタート争いは2枠の有吉が先行したが、最初の1コーナーでほんの少し流れてしまった。1枠からスタート踏ん張った中村雅は、その隙を逃さず有吉のインに潜り込む。そのまま3コーナーで有吉の内側を回り先頭を奪取。この時、中村雅も有吉も内線からやや外れてしまい、荒尾が有吉を差して2番手に立った。そこからは逃げる中村雅と追う荒尾で一騎打ちの態勢になった。荒尾は再三、中村雅のインを狙ったが、中村雅が絶妙なコース取りで完全ブロック。最後は荒尾が捲りを敢行したが、ゴール前でも中村雅の前に出ることができず、中村雅が1着でフィニッシュを迎えた。
一瞬のチャンスをモノにして先頭に立った中村雅は、その後の周回は我慢のレースになった。逃げてもペースが上がらなかったので、コースを外さないように丁寧に周回を重ねなければならなかった。しかし、確かな技量を誇る中村雅はそれをやってのけた。今回のG2オーバルチャンピオンカップは初制覇。記念レースは2021年のG2ウィナーズカップ以来、21度目のタイトルとなる。久しぶりのタイトルとなったが、次に待っているSG日本選手権オートレースへ向けて弾みがついた。絶好調で最高峰の戦いに臨める。
準決の捌き見事だった有吉辰也
準決勝戦のレース内容から浜野淳と大木光は機力の上積みがないと厳しい情勢で、高橋貢も久門徹より伸びが見劣った印象。篠原睦はスタートは素晴らしいが後半の周回に威力が下がる。よって追い込み力に優れた選手が捌きを発揮して上位争いするとみる。
有吉辰也が華麗な捌きで攻め上がる。荒尾聡は準決勝戦で競走戒告の判定を受けている点が気がかりながらスタートは切れているので、早めに抜け出せるようなら他者の追撃を引き離す場面があるかも。中村雅人は発走直後の位置取りは5~6番手になるか。決定力の高さは有吉に優るとも劣らない。
優出8名で最も若手の長田稚也が逆転の可能性を秘める。4日目の本走タイムは2位以下と僅差ながら全選手の中で1番時計。2連覇をめざした8月の飯塚ナイター『G1ダイヤモンドレース』決勝では小林瑞季と激闘の末に準優勝。荒尾・有吉・中村雅には先着を果たした。ここでも優勝争いに加われる地力がある。
雨走路になっても経験と実績が豊富な有吉・荒尾・中村雅が上位評価となるが、今節2日目に強い走りを示した大木も果敢なイン差しで自身2度目のグレード獲得へ活発に動きそうだ。
◎ 2 有吉辰也
○ 4 荒尾聡
△ 3 長田稚也
▲ 1 中村雅人
穴 5 篠原睦
おすすめの買い目
2-4=315
穴なら 抜かせないコース取りで走るのが上手い篠原が先頭に立つと後続勢をブロック
5=2-3148
スタート位置
第1コーナー進入予想
落合巧が3年ぶりに優勝
エントリー6名全員で実施した1度目の試走で大きく失速し、再試走のタイムも3.53秒とふるわなかった田中崇太が、それでも人気の一角に支持されたのはファンが能力の高さを感じていたからだが、発売が締め切られた発走直前、エンジン不調による出走停止が発表されて、戦うことはかなわなかった。
1番人気は、ただひとり2秒台の試走タイムを計時した落合巧。レースがスタートすると、20線2車並び外枠の松山茂靖に先手を許したが、1周回4コーナーで車を外へ振って切り返しの態勢を作るとあっさり捌いて2番手に浮上。そして、逃げる春本綾斗を3周回3コーナーで差したのがウイニングショット。残りの周回は試走29秒のパワーで独走して1着ゴール。2021年2月以来となる通算3度目の優勝を飾った。
対抗人気に推された30線の渡辺篤と山本翔は共に本走3秒台で追ったが、ハンデが前の落合巧に3.378秒で走られて手も足も出なかった。
文/鈴木
9R...安定感の高さで中村雅人
篠原睦が中枠勢を包んで出るスタートを放っても、中村雅人はアウト戦で付いて行こう。森本優佑はレース中盤以降の動きがポイント。3日目に他落を喫したが、その後の整備で立て直せれば川口裕司の速攻も十分で、試走の気配に注目したい。
◎ 8 中村雅人
○ 7 篠原睦
△ 5 森本優佑
▲ 6 平田雅崇
穴 3 川口裕司
おすすめの買い目
8-7=563
穴なら
3=7-856
10R...荒尾聡と岩見貴史のスタート争いに加賀谷建明の追い込み
外寄りの枠でも荒尾聡と岩見貴史のダッシュ炸裂。加賀谷建明は先行力の点で若干の不安があるも追える破壊力はある。ハンデは重くなっているが独走の展開なら快速を発揮できる平塚雅樹が道智亮介を直撃できる位置で速攻に警戒したい。
◎ 8 荒尾聡
○ 6 岩見貴史
△ 7 加賀谷建明
▲ 4 浜野淳
穴 2 平塚雅樹
おすすめの買い目
8=6-742
穴なら
2=7-8645
11R...地元期待の若手勢をSGタイトルホルダー金子大輔が撃破する
8月の飯塚ダイヤモンドレース覇者・小林瑞季の飛び出しに乗って金子大輔もスタート伸びて一気に番手を上げる。長田稚也は1周回1~2コーナーで車群の内へ潜り込みたい。雨だったが2日目に中尾貴志のスタートを残して逃げ粘った福岡鷹が今度も逃走態勢に入るとペース上げられる。
◎ 8 金子大輔
○ 7 小林瑞季
△ 6 長田稚也
▲ 4 木山優輝
穴 1 福岡鷹
おすすめの買い目
8=7-641
穴なら
1=7-684
12R...地元の雄・有吉辰也と王者・高橋貢
高橋貢が上向きムードだが3日目はランキング下位選手を捌くのに時間がかかっており、有吉辰也が決定打を繰り出す。初日のレース内容良かった阿部仁志がここは枠が魅力的で狙いたい。浦田信輔も実績からみてこの枠は有利といえる。
◎ 8 有吉辰也
○ 7 高橋貢
△ 4 浦田信輔
▲ 5 久門徹
穴 3 阿部仁志
おすすめの買い目
8=7-453
穴なら
3=8-7456