
井村淳一が今年2度目のV!
0ハンのスタート争いは外枠の本門が制して先行した。内枠の中原は後手を踏んでしまったが、レース中盤で本門を交わして先頭に立った。そこからは逃げる中原に本門が追走する展開だったが、後方から一車追い上げてきたのは井村。20線の3車並びの中枠から先行はできなかったが、序盤から鋭い動きを見せ、10線の2車を難なく攻略。その後もまずは本門を交わし、残るは中原だけになった。そして、5周3コーナーで中原のインに突っ込み先頭を奪取。そのままゴールとなった。
井村は今年6回目の優出にして2度目の優勝。その両方がミッドナイトレースでの優勝だ。井村の持ち味は豪快な攻めとスピード。どちらも走路温度が低い時の方が威力を増しやすい。そして、これからの季節は夜の時間帯ではなくても走路温度が低くなってくる。そうなると井村の活躍の場が大きく広がる。
井村淳一の仕上がりが充実
準決勝戦で早い周回に番手を上げてから、スピード優秀な森下輝と川原剛を相次いで攻略した井村淳一の機力・乗り手の充実ぶりを評価したい。
消音マフラーだとスタート上向く傾向のある間中大輔と川原の川口10線2名が実力もあって強敵になるが、2連勝で締めくくった前節デイレースの動きを取り戻した本門延唯と、瞬発力がかなり上向いた中原誠の0ハン2車による前残りにも注意が必要だ。
◎ 6 井村淳一
○ 4 間中大輔
△ 2 本門延唯
▲ 3 川原剛
穴 1 中原誠
おすすめの買い目
6=4-231
穴なら
1=2-3467
スタート位置
第1コーナー進入予想
黒川京介が歓喜のSG初優勝!
試走タイムは青山が断トツの26。2番時計の中村雅とは3つ差を付けた。黒川は30で、長田稚と荒尾も30。鈴木宏と池田政が31、中村杏は32で一番数字が悪かった。
1回目のスタートは黒川のフライングで再発走となった。2回目のスタートは2枠の青山が僅かに行きかけたが、最内の黒川が踏ん張り1コーナーをトップ旋回。青山は2番手に付け、7枠から中村杏が良いスタートを決め3番手を奪取。
黒川の逃げでレースが始まった。2番手に付けた青山は、2周1コーナーで少しタイヤを滑らせてしまう。それでも追走を続け、黒川を抜くタイミングをうかがっていた。何度かインに車を向けたが、入り切るまでは行かず、逆に6周目に入る頃には少しずつ離されていく。そこからは黒川がリードを広げ、トップでゴール線を駆け抜けた。
黒川はSG9度目の優出にして初戴冠。それも、SG最高峰の日本選手権を地元開催での優勝なので喜びも何倍増。優勝戦はフライングをしてしまったが、初日からオール1着と、完璧な競走を見せてくれた。フライングした後でも臆することなく先行できたのが何よりの勝因。川口に新たなヒーローが誕生した。
スピード上がってきた青山周平
黒川京介が地元開催でSG初制覇を狙えそうなムードが高まっているが、黒川や長田稚也を抑えて5日目の最高タイムをマークした青山周平が、総合力の高さで決戦を制するか。黒川がスタート先行してペースを掴んでしまえば準決勝戦のように独走するシーンも十分あろう。
鈴木宏和は今節の本走タイムが見劣るものの2日目には青山周平の追撃を封じており、日本一とも称されるダッシュ力でトップ旋回すると後続が渋滞を起こしそう。もしそうなれば捌く技術の卓越している中村雅人や池田政和が番手を上げられよう。
◎ 2 青山周平
○ 1 黒川京介
△ 8 池田政和
▲ 3 鈴木宏和
穴 5 中村雅人
おすすめの買い目
2=1-835
穴なら 大混戦になると中村雅人や池田政和の捌きが生きてくる
5=2-8134
スタート位置
第1コーナー進入予想
永島潤太郎が鮮やかなカマシを決めた
前日からの雨が乾ききらず、曇り空のブチ走路で第1レースが開始した最終日4日目。第2レース以降は断続的に小雨が降ったが最終の第9レースは良走路に近いコンディションで実施された。
決勝戦が発走すると、0ハンデ5車並びの大外から永島潤太郎がダッシュ炸裂。数秒後の1周回バック線で2番手の西村龍太郎に5メートルほどの差を付けた時点で『勝負ついた』と感じさせる最高の展開に持ち込んだ。あとは6周回を逃げ切って、7月8日の山陽ミッドナイトぶりとなる通算4度目のVゴール。
付かず離れず続いた西村龍がそのまま2着に流れ込み、五所淳の抵抗を残り1周で突破した浜野淳が3着に押し上げた。
文/鈴木