青山周が浅倉を捕え100V達成!
優勝戦は木村享のフライングで再発走となった。2度目のスタートでも0ハン浅倉はしっかりと残して出る。10線両者を寄せ付けず、ハイペースの逃げに持ち込んだ。好ダッシュを決めた青山周は中団を素早く交わすと、浅倉との一対一の態勢を作った。そこからすぐには浅倉を捕えられなかったが、後ろにジカ付けするとタイミングを図っていた。そして、差し込める算段が整うと浅倉のインに突っ込んでいった。浅倉は差し返す動きを見せたが、そこは1級車と2級車の差。青山周が浅倉を引き離してゴールを迎えた。3着には粘っていた亀井が食い込んだ。
青山周はこれで通算100回目の優勝。デビューしてからずっと快進撃を続けている青山周にとってはこれもまだまだ通過点。ここからどこまで数字を積み上げていくのか見届けていきたい。
逃げる浅倉、追う青山周!
優勝戦は興味深いメンバーが集まった。大注目の新人・浅倉がハイペースの逃げを見せそうなのに対し、追い込み勢も全国ランク1位の青山が控えている。中間のハンデ勢もエンジンは上々。どのような戦いになるのか。
初日は青山周に捕まった浅倉だが、準決では自己最高の上がりタイムをマークした。ここにきて更に進化している浅倉。10線両者のスタートを残し、大きなリードを作りそう。そのまま押し切り十分だ。
もしも浅倉が思うようにペースが上がらなかった場合、追い込んでくるのは青山周。中団を強引に突破し、浅倉を追う態勢を作ってくる。高橋貢も上がりタイムは青山周とそん色がなく、スタートで先行すれば優勝のチャンスは十分ある。20線勢は中枠から浅香が先行するか。浅香も今節の仕上がりは良く、車券圏内にまで入ってくることは十分可能。
◎ 1 浅倉樹良
○ 8 青山周平
△ 7 高橋貢
△ 5 浅香潤
▲ 3 木村享平
おすすめの買い目
1=8-357
一発大穴なら木村享の速攻
3-1578-1578
『新・夜王』古城龍之介が今年2度目のV
あいにくの天気のなか、一番試走を出した古城龍之介が人気の中心に。対抗人気は浜野淳、山本翔の順。3連単は3-6-2が一番人気。0ハン武藤博臣を先に捕えたのは古城だが、吉松優輝が外から伸びて古城に切り込む。そのままゴールすると思いきや、最終3コーナー古城が吉松優のインを突く。浜野淳は3番手で進まず、山本翔は見せ場なく終わった。これで、古城は今年2度山陽ミッド優出して2度とも優勝。昨年8月から山陽ミッド3連覇と『新・夜王』の勢いは止まらない。
地元エース鈴木圭一郎が新年度1節目を飾った
3日制3日目の最終日を迎えた浜松は朝から雨が降り止まず、全レース重走路で実施された。
決勝が発走すると、20線4車の中では雨実績が下位の伊藤信夫が速攻から逃げる展開。笠木美孝はスタート遅れて、スーパーハンデ30線の鈴木圭一郎が叩いて追撃を始める。
雨の安定感は全国でもトップクラスの金子大輔だが、2番手の柴山信行の外を回っている時ほんのわずかコースを外した。そこを見のがさなかった鈴木圭が金子大の内から体を並べて前へ出ると、後半3周は伊藤信にジカ付けで攻めるチャンスをうかがう。伊藤信は全力の抵抗を示したが、最終バックストレッチで鈴木圭が勝負のイン差し。先月の山陽G1『プレミアムC』から2節連続の完全Vとなった。
文/鈴木
古城龍之介のダッシュに期待
予報によると優勝戦も準決勝戦に続いて雨走路でおこなわれる見込みが高い。
雨でもスピード感のある走りを見せる古城龍之介が10線の中枠からスタート飛び出して0ハン武藤博臣に攻め込む。雨の準決勝戦で岡部聡を逆転し、1着のみ優出できる条件をクリアした吉松優輝も速攻力を発揮しそうだ。
20線2車も雨はかなりこなせるが、前団のペースが速くなると追いにくくなるケースも考えられる。
◎ 3 古城龍之介
○ 2 吉松優輝
△ 6 浜野淳
▲ 1 武藤博臣
穴 5 山本翔
おすすめの買い目
3=2-61
穴なら 10線勢が競り合うと山本翔の果敢なイン切り込みが炸裂
5-6=123
文/鈴木