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落合巧が3年ぶりに優勝
エントリー6名全員で実施した1度目の試走で大きく失速し、再試走のタイムも3.53秒とふるわなかった田中崇太が、それでも人気の一角に支持されたのはファンが能力の高さを感じていたからだが、発売が締め切られた発走直前、エンジン不調による出走停止が発表されて、戦うことはかなわなかった。
1番人気は、ただひとり2秒台の試走タイムを計時した落合巧。レースがスタートすると、20線2車並び外枠の松山茂靖に先手を許したが、1周回4コーナーで車を外へ振って切り返しの態勢を作るとあっさり捌いて2番手に浮上。そして、逃げる春本綾斗を3周回3コーナーで差したのがウイニングショット。残りの周回は試走29秒のパワーで独走して1着ゴール。2021年2月以来となる通算3度目の優勝を飾った。
対抗人気に推された30線の渡辺篤と山本翔は共に本走3秒台で追ったが、ハンデが前の落合巧に3.378秒で走られて手も足も出なかった。
文/鈴木