★重賞・ハーベストカップ/エゴイストが復活V、連覇も達成
芝1000mの短距離重賞戦線の幕開けとなるハーベストカップは、昨年のこのレースを制していたエゴイストが制しました。
今季はここまでに5月に挙げた1勝のみと苦戦が続いていた同馬でしたが、得意の条件を迎えて内容一変、昨年のレース同様、逃げて後続を寄せ付けない強い走りを見せ優勝しました。鞍上の高橋悠里騎手は今季初の重賞制覇にもなります。
10月10日のメインレースはいよいよやってきました岩手のJpnI、『マイルチャンピオンシップ南部杯』。当初14頭立てからヒミノコンドルが出走取消となって13頭立てになりましたが、例年以上の好メンバーが揃って激戦必至ではないでしょうか。
私の本命は、ここは敢えてこの馬を狙います。(5)レーザーバレットです。帝王賞馬コパノリッキー、昨年の覇者ベストウォーリアら実績馬揃いの中での「敢えて」の理由は、今年の南部杯のメンバーに中距離型が多い点にあります。
昨年や一昨年、ベストウォーリアが連覇した時は1400mが得意なタイプが集まり、その中で1400mで強さを発揮するベストウォーリアが1400mの形のレースをして連覇を果たした。
一方今年は、コパノリッキー始め1800m以上でも強い中長距離型が揃っている。こうなるとレース自体も中距離型が支配する流れになるのではないか。であれば、ちょうど2000年、ゴールドティアラが勝った時を思い出してみましょう。その時はファストフレンドやウイングアローといった中距離以上で本来の力を発揮する馬たちを相手に1600m向きの脚質ではないのではと思われていたゴールドティアラが終いのキレで勝ってみせた。
今年のメンバーはその2000年の時とよく似ていると感じます。そこでレーザーバレットにゴールドティアラを重ねてみよう・・・というのが5番本命理由です。さてどういう展開になるのか?
もちろん、(12)コパノリッキーが流れを支配してしまえば、この馬の圧勝まであるでしょう。最近はハナにこだわらずとも勝てるようにもなっており、よほどの事がない限り力を出し切れないというパターンは無いはず。
三番手は(8)アスカノロマン。コパノリッキーが流れを支配する展開になれば同じ中距離タイプのこの馬の出番になりやすいでしょう。フェブラリーSのような末脚を武器にする形に持ち込んでも・・・という点も心強い。
(13)ベストウォーリアは、昨年までほど楽に勝ちパターンに持ち込めないと見て控えめに。ただし盛岡コースとの相性の良さでは最右翼。
(10)ホッコータルマエは坂があるコースではやや分が悪く、休み明け初戦ももうひとつ。実績を認めてもここまで。
穴でもう一頭は(14)ロイヤルクレスト。レーザーバレットを入れたのと同じ理由で1200mで末脚を使えるタイプを一頭加えておきます。
岩手から出走する2頭について、管理する千葉幸喜調教師からコメントを頂きました。
ライズライン「馬の状態は良いのですが、このメンバーに入っては自分の競馬を貫くだけですね」
シークロム「こちらも馬の状態はいいですよ。距離は長いかもしれませんが点のスピードはいいものがある。今後の事を考えて思い切った競馬を」
●11Rの買い目
馬単(5)=(12)、(5)=(8)、(5)=(13)、(5)=(10)
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★オッズパークLOTO 5重勝/10月10日(対象7R~11R)
7R/評価A: 4番、10番 評価B: 2番 穴:3番
8R/評価A:12番、 8番 評価B: 9番 穴:7番
9R/評価A: 2番 評価B: 8番、 9番 穴:7番
10R/評価A: 6番、 7番 評価B: 5番 穴:9番
11R/評価A: 5番、12番 評価B: 8番、13番
10日、盛岡ダート1600mを舞台に行われるJpnI「第29回マイルチャンピオンシップ」の枠順が確定した。
①オグリタイム(北海道)
②ナムラビクター(北海道)
③ライズライン
④ヒミノコンドル
△⑤レーザーバレット
⑥タッチデュール(笠松)
⑦メイショウパーシー
△⑧アスカノロマン(JRA)
△⑨ラテンロック(JRA)
▲⑩ホッコータルマエ(JRA)
⑪シークロム
◎⑫コパノリッキー(JRA)
〇⑬ベストウォーリア
⑭ロイヤルクレスト(JRA)
*印は松尾予想です
JpnI2連勝で主役の座を奪い返したコパノリッキーの中心は動かない。盛岡ダート1600mがベスト条件ベストウォーリア、ドバイから帰国2戦目で実力発揮ホッコータルマエが相手。波乱も考えたが、G(Jpn)Iは強い馬が強いレースで勝つ。秋のダート路線を占う意味でも今年の南部杯は目が離せなくなった。
今週は重賞2連発。9日(日)メイン「ハーベストカップ」(M3 盛岡芝1000m)も好メンバーが顔をそろえた。
今年も主役はエゴイスト。昨年、ハーベストカップ、OROターフスプリントを逃げ切って連勝。持ち前のスピードが冴え渡った。記憶に間違いなければOROカップは前半3ハロン34秒1。小回り盛岡芝でこのダッシュ力がある馬はエゴイストのみ。
今年の1勝2着1回もダート1000mであげた1000mのスペシャリスト。昨年より包囲網は強力になったが、このスピードに対応できるのは1頭のみ。逃げ切り2連覇濃厚と見る。
ウインミラージュは今シーズン半ばまで不振だったが、戸崎騎手とのコンビで臨んだジャパンジョッキーズカップ(芝1700m)快勝で目覚めた。
以降、水沢1300m3着をはさんで盛岡芝1000m戦3戦3勝。1000m戦は未経験だったが、秘めた才能が引き出された。タイムは劣るが、ウインミラージュには勢いがある。新星誕生のシーンまで。
さきほどスピードに対応できるのは1頭のみと記したが、それがダイワマッジョーレ。適距離は1400m~1600mだが、中央重賞のペースは言うまでもなく半端じゃない。
それを裏付けるようにOROカップはスローの流れだったが、完全に折り合いを欠いていた。ならば一呼吸でゴールまで突き抜ける1000m戦は望むところ。鞍上・阿部英俊騎手の強気な騎乗も合うはず。移籍4戦目で全能力を発揮する。
サカジロロイヤルは芝1200m6勝・オープンから転入。2ヵ月の休養から岩手初戦にOROカップを選びブービー負けを喫したが、一度叩いてハーベストカップは当初の予定どおり。1000m短縮なら反撃必至。
ブレークビーツは盛岡芝が完全に合った。芝2400m重賞・かきつばた賞を逃げ切り、桂樹杯は中団抜け出しを決めて快勝。OROカップでも2着に気を吐いた。
忙しい1000m戦は本質的に向かないと思うが、盛岡芝適性でどこまでカバーするか。
<お奨めの1頭>
4R ハコダテキミコ
転入2戦を破格タイムで連勝。ここも相手強化感なく、フリーパス。どこまで連勝を伸ばすか楽しみ
今開催の目玉はもちろんJpnI「第29回マイルチャンピオンシップ南部杯」。10月10日(月)、舞台は盛岡ダート1600m。
スタートしてほぼ直線900m。3、4コーナーのワンターンで直線は300mあまりの上り坂。ダートマイルでは日本最高規格のコースと断言しても差し支えない。
ご存じのとおりOROパーク=盛岡競馬場はアメリカ・サンタアニタ競馬場を範にして設計された。1周ダート1600m、内に芝1400mはほぼ同じ規格。つまり国際競走も可能なコース形態となっている。
今年のブリーダーズカップはサンタアニタ競馬場が舞台。今回で33回目を数えるが、9度も行われている。
OROパーク創設当時から国際競走を夢見て岩手競馬にかかわってきた。まだまだ体力不足は百も承知だが、いつの日か国際GIを実現させたいと思っている。今も昔も気持ちは全く変わっていない。
8日メインは「寒露特別」(A級二組 盛岡ダート1600m)。奇しくも南部杯と同じ条件。走破時計にも注目してみたい。
主軸はニーマルキング。転入初戦を1分39秒6の好タイムで完勝。2番人気は中央時代の2勝が中山、盛岡芝だったから。ダート適性が微妙だったが、デビュー戦の東京ダート1600m2着。ダートも問題なしを証明した。
前走で決着をつけた馬が5頭。しかも時計も一秒以上も違う。未知の対決馬もいるが、メンバー強化感はほとんどなし。2連勝にまい進する。
マウントマズルは南関東から再転入。まだ3着にも入っていないが、A級一組が相手。前走もJRA1000万下との交流・けやき賞では10着も仕方なし。A級でも二組なら反撃に出て当然だろう。
ジャングルターザンは転入後、未勝利ながら2着2回。前走は7着に沈んだが、リトルキングのマークがきつく仕方なしの結果。自分の競馬ができれば巻き返す地力は持っている。
ドリームファイアは典型的なサウスポー。岩手2勝がいずれも盛岡戦で抜群の破壊力を披露した。前走は流れに乗れず4着だが、これで判断するのは早計。一気突き抜けるシーンまで。
サンエイホープは昨年、金杯を制し、今年の岩手ダービー・ダイヤモンドカップはエンパイアペガサスの2着。今回は4ヵ月ぶりの実戦だが、小柄な馬で仕上がりに手間取らないタイプ。実績通用。
スフィンクスは盛岡戦では展開に注文つくが、決め手一目。前崩れの流れなら浮上の可能性あり。
◎⑪ニーマルキング
〇⑨マウントマズル
▲①ジャングルターザン
△⑥ドリームファイア
△⑦サンエイホープ
△⑧スフィンクス
<お奨めの1頭>
6R チェリーピッカー
転入初戦は出遅れながらも0秒6差で圧勝。地力の違いを見せつけた。叩かれてさらに鋭さを増すはず
10月3日のメインレースは第11Rになります。JRA条件交流の芝1700m戦『フレンドリーカップ・シリウス賞』。当初JRA6頭・岩手5頭の11頭で争われる予定でしたが、5番タイセイマジックが出走取消となり10頭立てになりました。
岩手・JRA勢共に芝経験豊富な馬が多いですが、本命はJRA(2)パラノーマルを採ります。3歳牝馬ながらここまでの戦いは強敵相手の連続。二走前のカーネーションカップなどは後に重賞に駒を進めるくらいの馬と1秒程度の差で戦っていますし、前走も対古馬戦で着順こそ13着でしたがタイム差は0.8秒、まずは互角と言っていいでしょう。距離も問題無さそうですし上位争い出来ると判断。
対抗は芝の中距離でこそのタイプに思える(10)コスモツケマ、三番手は未勝利ながら堅実さでは差を感じない(3)マリネリス。
ヒモは少し穴っぽい所を狙って芝で変わり身感じる(9)サンレイフローラ、一発の魅力ある(11)ピアノコンチェルト。何かあるとすれば外枠の差し馬が突っ込んできてもつれるパターンではないでしょうか。
●11Rの買い目
馬単(2)=(10)、(2)=(3)、(2)=(9)、(2)=(11)
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★オッズパークLOTO 5重勝/10月3日(対象8R~12R)
8R/評価A: 2番 評価B: 1番、 6番 穴:7番
9R/評価A: 6番 評価B: 1番 穴:4番
10R/評価A:12番 評価B: 7番 穴:3番、11番
11R/評価A: 2番 評価B:10番、 3番 穴:9番
12R/評価A: 5番 評価B: 2番 穴:1番
次週10日、盛岡ダート1600mを舞台に行われるJpnI「第29回マイルチャンピオンシップ南部杯」の出走予定馬が発表された。
◇JRA代表
・アスカノロマン
・キョウエイギア
・コパノリッキー
・ベストウォーリア
・ホッコータルマエ
・モーニン
・レーザーバレット
(補欠・ノボバカラ、ラテンロック、ディーズプラネット)
◇他地区地方代表
・タッチデュール(笠松)
・テムジン(浦和)
・ナムラビクター(北海道)
・ハッピースプリント(大井)
・ロイヤルクレスト(北海道)
(補欠・オグリタイム、デュアルスウォードほか)
◇岩手代表
・シークロム
・ライズライン
・ツクバコガネオー
・コミュニティ
(補欠・メテオライト、ワールドエンドほか)
JRA・モーニンは日本テレビ盃(2着)を使ったばかりなので自重する可能性が高いが、それでも稀に見る強豪が顔をそろえた。
3連覇を狙うベストウォーリア、かしわ記念、帝王賞連勝でさらにパワーアップしたコパノリッキー、G(Jpn)I日本記録10勝ホッコータルマエ、ジャパンダートダービー馬キョウエイギア、ダートグレード2勝アスカノロマン、レーザーバレット。
秋のダートGI戦線スタートにふさわしく、そうそうたる顔ぶれとなるのは確実。今後の動向に注目してほしい。
2日メインはB1特別「白神賞」(盛岡ダート1400m)。昨年は3歳馬シークロムが優勝。その後、南関東から里帰りして南部杯トライアル・青藍賞を逃げ切って快勝。出世レースになる可能性を秘めている。
主軸はケイジースワロー。昨年、中央未勝利から転入して連戦連勝。9戦8勝2着1回の驚異的な成績を残した。
今季始動は3月の特別開催だったが、まだ本来の張りが戻らず入着止まり。C1から一気にB1へ昇格して頭打ちかとも思わせたが、4戦目から3連勝をマーク。
レインボーカップは実績のない芝で3着に敗れたが、ダートに戻って2着。この時の勝ち馬リトルキングは青藍賞6着を前後してA級で3勝なら仕方なしの結果。前回完勝で雪辱を果たした。得意の1400m戦で連勝態勢に入った。
チャイヨーは前々走でケイジースワローに完敗2着。イーハトーブマイルは3歳No.1エンパイアペガサス、昨年の2歳チャンプ・メジャーリーガーの3着。いずれも仕方なしの結果だった。
今回もケイジースワロー有利は動かないが、今が充実期に入った3歳馬。成長力で逆転の可能性は十分にある。
スパンコールは追い込み一辺倒の脚質で好、凡走の落差が激しかったが、近走2勝2着2回とコンスタントに勝ち負けを演じている。1400m戦は2年前の8月以来だが、切れを生かせる短距離戦は望むところ。
ゼンザイは持ち前のスピードで盛岡ダート1200m1勝、水沢1300m1勝。前走・水沢1400m戦はケイジースワローに水を開けられた3着だったが、中央1勝はダート1400m戦。適性がない訳ではなく、引き続き押さえ必要。
以下、ハイペースで前崩れになった際にレイズアスマイル、中央ダート1000m1勝の快速が怖いスティルプリンス押さえ。
◎①ケイジースワロー
〇⑧チャイヨー
▲⑦スパンコール
△⑪ゼンザイ
△②レイズアスマイル
△④スティルプリンス
<お奨めの1頭>
2R マニワッショイ
目下2連勝中だが、いずれもワンサイドで圧勝。同じく2連勝シャイニーエルフと一点勝負