伏兵タカラキングダムが差し切る
7月12日(日)に旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、6番人気のタカラキングダムが豪快に差し切り9度目の重賞制覇を飾りました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
1. ツガルノヒロイモノ(800) 2.3
2. タカラキングダム(790) 14.0
3. オーシャンウイナー(790) 290.4
4. マルホンリョウユウ(790) 114.3
5. ダイヤカツヒメ(770) 82.3
6. キングフェスタ(790) 6.0
7. コマサンエース(790) 3.9
8. クリスタルコルド(790) 5.3
9. トワイチロ(800) 8.8
10. ヤマカツエース(790) 82.4
フルゲート10頭立てで行われた今年の4市重賞第一弾の旭川記念。前回重賞の北斗賞を完勝して重賞初制覇を果たしたツガルノヒロイモノが単勝2.3倍で1番人気となりました。北斗賞含む5月以降の3戦をすべて2着と安定感抜群のコマサンエースが3.9倍、ばんえい十勝オッズパーク杯と北斗賞の今季重賞2戦をともに3着のクリスタルコルドが5.3倍で続き、今季ここまで6戦未勝利のタカラキングダムは14.0倍の6倍人気でした。
一時は大雨警報が発せられるほどの悪天候で第4~8レースが取り止めとなり、第9レースから再開されて行われた今年の旭川記念。水分3.3%の馬場を各馬勢いよく飛び出すとキングフェスタが第1障害を先頭で越えますが、タカラキングダムを最後に大差なくほぼ一団でクリア。中間点を過ぎて最軽量のダイヤカツヒメが抜け出して先頭に立つと、押し上げたタカラキングダムを含めて一団でこれを追走します。積極的に先行したダイヤカツヒメは前半46秒で第2障害に到達しますが、クリスタルコルド、マルホンリョウユウ、コマサンエースなど後続も差なく続々と到達します。
第2障害は最初に仕掛けたダイヤカツヒメが坂の途中で止まると、それをかわしてクリスタルコルドがすんなり先頭でクリア。後続が苦戦する中、ひと腰で下りたコマサンエース、ツガルノヒロイモノが続き、タカラキングダムは一旦止まった障害をふた腰で立て直して4番手で越えてきます。
直線では一気に脚を伸ばしたツガルノヒロイモノと逃げるクリスタルコルドの競り合いになりかけますが、そこに後方からタカラキングダムが強襲。残り20メートル、力強い脚取りで2頭を並ぶ間もなく抜き去り先頭に立ちます。タカラキングダムは脚色衰えることなくそのままの勢いでゴール。逃げ粘ったクリスタルコルドが2着、ツガルノヒロイモノが僅かに遅れて3着となりました。
今季初勝利を重賞で飾ったタカラキングダムは昨年のドリームエイジカップ以来の重賞勝利で旭川記念は初制覇。今季は不安定な障害でやや苦戦していましたが、見事に立て直しての勝利でした。今回は6番人気でしたが障害を下りればオープン屈指の末脚の持ち主。4歳シーズン三冠など通算重賞9勝と実績は十分で、障害が安定してくれば今後の重賞戦線でも見過ごせない1頭となります。
阿部武臣騎手
ほっとしています。馬場が軽いので一発やってやりましょうと思って騎乗しました。スタートの遅いところがありますが今日は道中で上手く追いついてくれました。障害で返事が重たい時があるのですが今日は天板まで上がってすぐに返事をしてくれました。障害を下りれば一番の脚をもっていたのでそこは自信をもって騎乗しました。齢を重ねるとともに重たい荷物でも無難にこなせていると感じます。第2障害で止まった時に早く返事をしてくれるかどうかがこれからの勝負どころだと思います。これからもタカラキングダムの応援をよろしくお願いします。



