紅一点の5歳サクラヒメが圧勝
11月26日(日)には重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、単勝2番人気のサクラヒメが優勝。障害先頭から後続を引き離す圧勝で、重賞5勝目を挙げました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.インビクタ(780) 7.1
2.メジロゴーリキ(770) 18.0
3.アアモンドグンシン(760) 105.0
4.キングフェスタ(770) 2.4
5.サクラヒメ(740) 2.9
6.ヤマカツエース(760) 6.2
7.キョウエイリュウ(760) 185.6
8.コマサンブラック(760) 29.8
9.ゴールドハンター(770) 18.0
10.オーシャンウイナー(770) 20.5
4~7歳、そして8歳以上の各世代から通算収得賞金順上位馬が2頭ずつ選抜される一戦。最強7歳馬2頭、メムロボブサップ、アオノブラックがともに不在となっての混戦で、1番人気に支持されたのは世代限定重賞7勝の4歳キングフェスタで単勝2.4倍。昨季天馬賞を制した紅一点の5歳サクラヒメが単勝2.9倍と差のない2番人気。銀河賞2着など近走安定して3着以内に入っている4歳ヤマカツエース、ばんえい十勝オッズパーク杯を制した7歳インビクタが人気で続きました。
キングフェスタがわずかに先頭で第1障害を越えますが、ひと息入るとメジロゴーリキが先頭に替わり、サクラヒメ、インビクタ、オーシャンウイナーと続きます。前は軽快に歩を進め、全馬中間点を過ぎたころにはばらけた展開になります。メジロゴーリキは後続に並びかけられる場面がありながらも、わずかに先頭で第2障害下に到達。前半は60秒というペースで流れました。
第2障害ではメジロゴーリキとインビクタがほとんど同時に最初に仕掛けましたが、続いたサクラヒメが勢いよく先頭で越えます。メジロゴーリキが2番手でクリアし、オーシャンウイナー、コマサンブラック、ヤマカツエースの順で続きます。
サクラヒメは降りてから後続をみるみると引き離すと、渡来心路騎手は手綱を持ったままの余裕を見せて先頭でゴール。2番手争いは残り30メートルで4頭が横並びでしたが、メジロゴーリキが徐々に抜け出して2着。一旦3番手のコマサンブラックがゴール手前で一杯になり、ヤマカツエースが3着に入りました。
勝ったサクラヒメは1月の天馬賞以来となる重賞5勝目で、牝馬では16年キサラキク以来となる史上2頭目のドリームエイジカップ制覇となりました。今回はトップハンデと40キロ差があっての勝利でしたが、圧勝と言えるレースぶりから今後も牡馬相手の重賞でも好勝負が期待できそうです。
渡来心路騎手「勝ちたいと思っていたので、勝つことができてほっとしています。ハンデをもらっていたので、できれば前の方でレースがしたいと思っていて、あとは障害をしっかり上げて、ゴールまでしっかり歩いてくれれば勝てると思っていました。思っていた通りのレースができたのでよかったです」