ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

« ばんえい記念 予想結果 | メイン | 3/20ばんえい記念回顧 »

3/19イレネー記念回顧

3歳世代最強はアシュラダイマオー

 3月19日(日)には重賞・イレネー記念(3歳オープン)が行われ、単勝5番人気のアシュラダイマオーが優勝。重賞初挑戦で見事明け3歳世代の頂点に立ちました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.タカラキングダム(690) 4.9
 2.アシュラダイマオー(690) 23.6
 3.マルホンリョウユウ(690) 5.9
 4.スーパーチヨコ(670) 出走取消
 5.キョウエイプラス(690) 1.4
 6.ハゴロモファルコン(690) 118.6
 7.ホクセイタイヨウ(690) 45.8
 8.コーワホープ(690) 85.1
 9.ジェイライフ(690) 70.0
 10.ジェイヒーロー(690) 14.5

 紅一点のスーパーチヨコが出走取消。ヤングチャンピオンシップ、翔雲賞を含め世代最多の12勝を挙げるキョウエイプラスが単勝1番人気。翔雲賞では他の出走馬より10キロ以上重いトップハンデを課されながら完勝だったこともあり、単勝1.4倍の断然人気となりました。ナナカマド賞1着、ヤングチャンピオンシップ2着などデビューから14戦9勝、2着3回、3着2回のタカラキングダムが2番人気。翔雲賞2着、ナナカマド賞3着などデビューから17戦すべて3着以内のマルホンリョウユウが3番人気。ここまでが単勝ひと桁台の人気で、三つ巴の争いが予想されました。

 第1障害を先頭で越えたのはキョウエイプラスでしたが、マルホンリョウユウとタカラキングダムが先行すると、ジェイヒーローが追走。キョウエイプラスはこの後ろからで、ホクセイタイヨウ、アシュラダイマオーと続きます。全馬690キロで初の重量ということもあり、各馬慎重に刻みながら歩を進め、徐々に位置取りを上げたジェイヒーローとタカラキングダムがほとんど同時に先頭で第1障害に到達。レース前半は47秒というペースで進みました。
 第2障害で最初に仕掛けたのはタカラキングダムですが、登坂途中でひと息。後続も障害に苦戦しますが、そのなかからマルホンリョウユウがふた腰先頭でクリアし、キョウエイプラスも立て直して差なく2番手で通過します。
 障害を越えてすぐにキョウエイプラスが先頭に立ちますが、障害で苦戦したせいか脚取りは重く、離れた3、4番手で障害を越えたタカラキングダムとアシュラダイマオーがじわじわと差を詰めてきます。残り15メートルあたりでキョウエイプラスが一杯になり、替わって先頭に立ったマルホンリョウユウも残り10メートルで一杯になると、アシュラダイマオーがこれらを交わし、最後まで止まらずに歩き切って先頭でゴール。2着争いは3頭の接戦となりましたが、立て直したマルホンリョウユウがわずかに先着。キョウエイプラスは3着に敗れ、タカラキングダムが4着でした。

 勝ったアシュラダイマオーはここまで3勝。A級-1組での勝利はなく、重賞初挑戦ながら見事に実績馬を下しての勝利となりました。新たなスター誕生で来季の3歳戦線が楽しみになりました。

成績はこちら
映像はこちら

西謙一騎手「勝ったことにびっくりしています。強い馬4頭が先に行くだろうなと思っていたので、それを見ながら行こうと思っていました。その馬たちが障害で止まっていたので、障害の下でじっくり息を入れられた分、最後までしっかり歩いてくれました。こちらもいつ止まるかわからなかったので、最後まで頑張ってくれという思いでした。(この馬のいいところは)すごく真面目で一生懸命に歩いてくれるところです」

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.