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8/16ばんえいグランプリ回顧

ミノルシャープが重賞3連勝

 8月16日(日)は重賞・ばんえいグランプリ(3歳以上ファン選抜)が行われ、単勝2番人気のミノルシャープが優勝。障害先頭通過から押し切り、北斗賞、旭川記念に続いて古馬重賞3連勝を達成しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.メジロゴーリキ(800) 34.9
 2.キタノユウジロウ(800) 94.5
 3.ミスタカシマ(780) 13.6
 4.シンザンボーイ(800) 47.2
 5.カンシャノココロ(790) 88.7
 6.センゴクエース(800) 3.3
 7.ホクショウマサル(800) 22.9
 8.コウシュハウンカイ(800) 2.6
 9.ミノルシャープ(800) 2.6

 ファン投票で1位になったオレノココロが出走を回避。1番人気になったのはこのレース連覇を目指す10歳馬コウシュハウンカイ。北斗賞、旭川記念と重賞連勝中の充実の6歳馬ミノルシャープが単勝2.6倍で並びましたが、票数の差で2番人気に。前走鈴木恵介騎手とのコンビで今季初勝利を挙げたセンゴクエースが3.3倍で続きました。以下は10倍以上で、三つどもえの人気となりました。

 勢いよくスタートしたメジロゴーリキが軽快に先行し、少し離れてミノルシャープ、ミスタカシマ、コウシュハウンカイが追走。センゴクエースは第1障害で膝をついてしまいます。メジロゴーリキが慎重に刻みながら歩を進めると、徐々に位置取りを上げたコウシュハウンカイが先頭に替わって第2障害下に到達。ここまで79秒というペースでした。
 第2障害に3番手で到達したミノルシャープが先に仕掛けると、差なくコウシュハウンカイも続いてともにひと腰で障害をクリア。やや離れた3番手でメジロゴーリキが通過し、キタノユウジロウ、シンザンボーイと続く展開となりました。
 障害を先頭で通過したミノルシャープは一歩一歩、力強く歩を進めます。2番手のコウシュハウンカイも懸命に食い下がりますが、最後まで歩き切ったミノルシャープが先頭でゴール。コウシュハウンカイは2秒9差の2着で連覇とはならず。メジロゴーリキが3着に粘り込み、人気の一角だったセンゴクエースは7着に敗れました。

 勝ったミノルシャープは、これで古馬重賞を3連勝。3着のメジロゴーリキも同じ6歳。これまで古馬重賞戦線をけん引してきたコウシュハウンカイ、今回は不出走だったオレノココロら10歳世代に対して、世代交代を感じさせる結果となりました。

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島津新騎手「馬が強いという一言に尽きます。隣枠に(人気のコウシュハウンカイが)いたので気にして乗っていましたが、障害を越えてからは切れ味で勝負になると思い、並べて行っても大丈夫だと思っていました。今日は気温も上がっていて、残り20メートルくらいからバテた面もありましたが、成長で馬がカバーしてくれました。(今後のレースについて)この馬は成長段階にあるので、このままずっと調子をキープするだけでも十分だと思います」

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