メジロゴーリキが貫禄勝ち!
10日(日)は重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝1番人気の5歳馬メジロゴーリキが優勝。チャンピオンカップを制した勢いそのままに、重賞連勝を果たしました。
【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.メジロゴーリキ 1.5
2.ミスタカシマ 31.1
3.コウシュハレガシー 18.6
4.ゴールデンフウジン 3.3
5.キタノユウジロウ 15.7
6.アアモンドグンシン 94.2
7.ミノルシャープ 14.8
8.オレワチャンピオン 67.7
9.カネサスペシャル 62.5
10.マツカゼウンカイ 14.7
強豪ぞろいだった前走のチャンピオンカップを勝利したメジロゴーリキが、単勝1.5倍の圧倒的な1番人気。続く2番人気にゴールデンフウジンが推され、以下は話されたオッズとなりましたが、マツカゼウンカイ、ミノルシャープと、全体的に5歳勢が優勢と見られました。馬場水分は0.5%と、乾いた状態でゲートオープン。
わずかにメジロゴーリキやゴールデンフウジンといった人気どころが先行しますが、道中はほぼ横一線。各馬の出方をうかがう展開で、第2障害を迎えました。
ひと息入れて、各馬がいっせいに仕掛けましたが、切れのある登坂を見せたのはメジロゴーリキ。ひと腰で難関を突破し、先頭で最後の平坦路に向かいます。ミスタカシマやキタノユウジロウ、コウシュハレガシー、ゴールデンフウジンも圏内でクリア。しかし、ゴールデンフウジンは障害後につまずき、ヒザをつくアクシデント。即座に立て直しましたが、混戦模様の展開だけに、痛いロスとなってしまいました。
先頭は相変わらずメジロゴーリキ。圏内で下りた各馬も懸命に追い上げますが、これに7番手クリアのミノルシャープが加わり、混戦に拍車を掛けます。それでもメジロゴーリキは粘り続け、かえって追走勢が苦しくなる展開に。残り10メートル付近で、なんとか脚を伸ばしていたのはキタノユウジロウとミノルシャープで、さらにつまずくアクシデントがあったゴールデンフウジンも浮上。最後は激しい消耗戦となりましたが、結局メジロゴーリキが底力を発揮して粘り切り、重賞連勝を果たしました。最後まで歩ききったキタノユウジロウが2着で、追い上げたゴールデンフウジンが3着。以下ミノルシャープ、ミスタカシマの順で入線しました。
各馬に追われる厳しい展開を、底力で制したメジロゴーリキ。ハンデ差があったとはいえ、チャンピオンカップでオレノココロを完封したのはフロックではありませんでした。これで重賞は出走機会3連勝。世代チャンピオンとしてはもちろん、それ以上の活躍もおおいに期待できそうです。
西謙一騎手「思った以上に流れが速かったですが、最後は乗り切ってくれました。先頭で下りてくれて、いつものパターンに入ってくれたと感じました。後ろと少し差があったので、最後は止まらないでゴールしてほしいと思っていました」