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6/17旭川記念回顧

オレノココロが王者の力を見せつける!


 17日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のオレノココロが優勝。昨年に続く連覇、そして18度目の重賞制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.オレノココロ 1.8
 2.トレジャーハンター 32.9
 3.コウシュハウンカイ 2.7
 4.キサラキク 67.6
 5.サクラリュウ 出走取消
 6.カンシャノココロ 67.4
 7.センゴクエース 4.1
 8.ソウクンボーイ 119
 9.フジダイビクトリー 28.6

 サクラリュウが出走を取り消して8頭立て。昨年のばんえい記念馬で、2連勝中のオレノココロが1番人気。ばんえい十勝オッズパーク杯を制したコウシュハウンカイが2.7倍で続き、高いレベルで安定したレースを見せているセンゴクエースが4.1倍。以下は離れたオッズとなり、三つどもえの戦前予想となりました。

 馬場水分1.3%とはいえ、重量設定は700キロ台。並み居るオープン馬だけにスタートから軽快に歩を進め、一気に中間点を突破します。それでも極端に遅れる馬はおらず、差のない展開で第2障害を迎えました。
 ひと呼吸置いて仕掛けたのはフジダイビクトリー、コウシュハウンカイ、トレジャーハンターの3頭。特にコウシュハウンカイが力強い登坂を見せ、多少苦しみながらも先頭で天板に脚をかけます。それを見て各馬も登坂を開始しましたが、なかでも抜群の登坂を見せたのがオレノココロ。ひと腰で登り切り、先に障害を下りたコウシュハウンカイを追いかけます。3番手で並んで下りたのはフジダイビクトリーとセンゴクエースで、後続はやや置かれ加減。この4頭による争いに絞られました。
 先頭を行くコウシュハウンカイは、持ち前の粘りを発揮しながら力強くゴールを目指します。ところが、それをあざ笑うかのような末脚を発揮したのがオレノココロ。残り20メートル付近で早くもコウシュハウンカイに並びかけます。ただ、"並びかけた"のも一瞬。次元の違う脚で難なく先頭に躍り出ると、ライバルをさらに突き放し、4秒8差をつけてゴールを果たしました。障害を下りてから続いた3着争いはセンゴクエースに軍配。人気上位3頭での決着となりました。

 障害さえスムーズに突破できれば、やはりオレノココロの独壇場。強敵コウシュハウンカイが先頭で障害を突破する展開のなか、じっくりとためた鞍上の判断が好結果につながった印象です。この重量でも力を発揮できたのも大きく、今後も現役最強馬として実力を見せつけてくれるに違いありません。

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鈴木恵介騎手「昨日から馬場が軽い状態が続いているので、今回のレースも速い展開になると想定していました。道中も思った通りの前の方で位置取りができました。障害では相手の動きを見ながら仕掛けましたが、他の馬も楽に上がってはいなかったので、じっくりと息をいれました。近走は障害のかかりが良く、今回も好調さがでました。先頭馬は30メートルあたりで捉えられるかと思い、あとは止まらないように騎乗するだけでした。ばんえいナンバーワンといわれる競走馬になってくれました」

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