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8/28はまなす賞回顧

ミノルシャープが勢いを見せつける!

 27日(日)は重賞・はまなす賞(3、4歳オープン)が行われ、単勝2番人気、3歳馬のミノルシャープが優勝。ばんえい大賞典こそ4着でしたが、今シーズンここまで【8・1・0・1】だった好調ぶりを誇示し、初の重賞タイトルを手にしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ミノルシャープ 5.2
  2.ホクトノホシ 108.2
  3.ホクショウディープ 16.4
  4.ジェイワン 14.3
  5.フウジンライデン 28.4
  6.マルミゴウカイ 1.4
  7.コウシュハサマー 8.1
  8.カネサスペシャル 19.0
  9.ツルイテンリュウ 102.5
 10.ホクショウムゲン 47.7

 人気の中心は、柏林賞制覇を含めて4連勝中のマルミゴウカイ。昨年の3歳二冠馬が力を見せつけるのか、注目を集めました。2番人気は充実ぶりを示す3歳馬ミノルシャープで、コウシュハサマーが3番人気。単勝ひと桁台はこの3頭で、3つどもえの様相でレースを迎えました。

 馬場水分は1.2%と、若干力の要る状態。各馬一斉にゲートを飛び出し、第1障害を難なく突破。その後はツルイテンリュウが若干置かれ加減となるも、他馬は砂煙を巻き上げながら横一線で進み、そのままの態勢で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはフウジンライデンで、ジェイワンも即座に反応。ミノルシャープ、コウシュハサマー、そしてマルミゴウカイも続きます。なかでもミノルシャープが切れのある登坂を見せ、先頭でクリア。コウシュハサマーも差なく突破します。マルミゴウカイが3番手クリアを果たし、人気上位3頭が先行。最初に動いたフウジンライデンも圏内で障害を下りていきました。
 しかし上位3頭の脚いろは、いずれも軽快。その差はほとんど変わらず、残り10メートル標識を通過。ゴール寸前でコウシュハサマーがわずかに差を詰めましたが、結局は1秒4差でミノルシャープが逃げ切って勝利しました。コウシュハサマーから4秒6差の3着にはマルミゴウカイが入り、人気サイドでの決着となりました。

 ミノルシャープはこれが重賞初制覇。今シーズンはばんえい大賞典で4着に敗れた以外はすべて連対と、高いレベルで安定したレースを見せています。残る3歳二冠は11月5日のばんえい菊花賞、12月24日のばんえいダービーと少し先ですが、成長を遂げた今なら二冠奪取の可能性も十分でしょう。

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阿部武臣騎手「前回の重賞(ばんえい大賞典)では第2障害で膝をついてしまったので、障害を克服できればと思い、調教で修正してきました。道中は息を入れられたので、あとは障害さえしっかりできれば勝てそうだと感じました。これからも熱いレースを見せられるよう頑張ります」

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