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7/30ばんえい大賞典回顧

カネサスペシャル三冠初戦を制す!

 30日(日)は重賞・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、単勝最低人気のカネサスペシャルが優勝。半兄にカネサブラックをもつ良血馬が3度目の重賞挑戦でタイトルを獲得し、3歳三冠の初戦を制しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.センショウニシキ 9.9
 2.カネサスペシャル 56.5
 3.ウンカイタイショウ 6.3
 4.メジロゴーリキ 6.1
 5.マツカゼウンカイ 29.6
 6.コウシュハサマー 2.8
 7.ホクショウムゲン 13.9
 8.ミノルシャープ 2.8

 ともに5連勝中と勢いに乗るコウシュハサマーとミノルシャープが1番人気。堅実なレースぶりを見せるメジロゴーリキとウンカイタイショウが続き、5番人気のセンショウニシキまでが単勝ひと桁台。例年、一筋縄ではいかないレースだけに、割れ加減の人気となりました。

 馬場水分0.9%のなか、砂煙を巻き上げて8頭が第1障害を突破。メジロゴーリキが先頭を奪い、コウシュハサマー、ミノルシャープの人気2頭がこれを追走。ウンカイタイショウもこの一角で進み、中間点を通過。やや縦長の展開で進みます。ホクショウムゲン、カネサスペシャル、センショウニシキあたりは様子を見るように中団位置を追走するかたちで、勝負どころの第2障害を迎えました。
 ひと呼吸置いて、最初に仕掛けたのはメジロゴーリキ。コウシュハサマー、ミノルシャープなど、先行勢が早めに仕掛けます。なかでもメジロゴーリキが抜群の登坂を見せ、先頭で突破。コウシュハサマーはいったんヒザをつきかけたものの、立て直して2番手でクリアしました。ミノルシャープは2度のヒザ折りを喫して手間取り、その間にカネサスペシャルが3番手で障害を下りていきました。
 いったんはコウシュハサマーに追いつかれたメジロゴーリキでしたが、残り30メートル付近から二枚腰を発揮し、再度1馬身ほどリード。しかし、代わって伸びてきたカネサスペシャルに次第に追い詰められる格好となります。そして、積極的なレース運びが響いたか、残り10メートルで痛恨のストップ。その間にカネサスペシャルが先頭に躍り出て、そのままゴールまで荷物を運び切りました。立て直したメジロゴーリキが2着で、3着にコウシュハサマー。障害で苦戦を強いられたミノルシャープは4着に敗れました。

 近況が今ひとつだったこともあり、今回は8頭立ての8番人気だったカネサスペシャルでしたが、ヤングチャンピオンシップで2着に食い込んだ実績からも、世代上位の力の持ち主。確かにハンデ差や、力の要る馬場で人気馬が積極的に運ぶレース展開が有利に働いたのもありますが、この大舞台で勝ち切ったあたり、底力と血統の奥深さを感じさせます。今後の成長次第で、さらにタイトルを積み重ねる可能性もありそうです。

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大河原和雄騎手「近走は展開が早いレースが多く、好成績を残せない時もありましたが、馬の反応はいつもよかったので、時計がかかる状況ならどうにかなると思っていました。第2障害を越えた時には勝てそうだと手応えを感じました。重量も馬場も重かったのでスムーズにいけましたね。馬の今後の成長を願いつつ、また頑張ります」

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