コウシュハウンカイが連覇を果たす!
19日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のコウシュハウンカイが優勝。ばんえい記念3着馬が地力の高さを見せつけ、このレース連覇を達成しました。
【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
1.オイドン 11.9
2.キタノタイショウ 15.7
3.ホクショウユウキ 43.8
4.ニュータカラコマ 3.4
5.ハクタイホウ 79.8
6.コウシュハウンカイ 3.9
7.キサラキク 61.8
8.オレノココロ 2.2
9.フジダイビクトリー 15.6
今後のばんえいを占う好メンバーがそろった一戦となりました。昨年後半から調子を上げ、重賞に限れば4連勝中のオレノココロが1番人気。地力あるニュータカラコマ、コウシュハウンカイが続き、この3頭が人気を分け合う形。馬場水分2.3%のなか、注目のゲートが開きました。
フジダイビクトリーが第1障害で多少もたついたものの、それ以外はほぼ横一線。各馬ともリズム良く進んでいる印象で、並んだまま第2障害を迎えました。
ひと息入れて仕掛けたのはコウシュハウンカイで、オレノココロ、ニュータカラコマ、キタノタイショウもこれに反応。しかし、コウシュハウンカイが難なく突破し、先頭で障害を下りていきます。差なくニュータカラコマが続いて、オレノココロが3番手でクリア。以下ハクタイホウ、ホクショウユウキ、フジダイビクトリーと続きました。
後続も懸命な追い上げを見せますが、先頭を行くコウシュハウンカイの脚どりは軽く、楽な手応えで残り10メートルを通過。むしろ追いかけるニュータカラコマの脚が鈍った印象で、セーフティーリードを保ったまま、コウシュハウンカイが先頭で荷物を運び切りました。4秒9差の2着にニュータカラコマ、さらに1秒2差の3着にオレノココロが入線しました。
ばんえい記念3着を含め、これで9連続3着以内と充実一途のコウシュハウンカイ。昨年のこのレース以来、1年ぶりのタイトル奪取で勢いに乗ってくることでしょう。引き続き注目の存在です。
藤本匠騎手「馬は落ち着いていたし、スタートダッシュも良く前方の位置を取れたので、思い通りのレースになったと思います。先頭で第2障害を越えましたが、ゴール際で追い込まれるタイプなので、最後まで気を抜かず追いました。まじめな馬ですから、今後もひとつでも多く重賞を獲れるよう頑張ります」