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2/14黒ユリ賞回顧

ブルーオーシャンが世代女王に名乗り!

 14日(日)は重賞・黒ユリ賞(3歳牝馬オープン)が行われ、単勝2番人気のブルーオーシャンが優勝。この世代最初の牝馬重賞を制し、存在をアピールしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.セイリュウヒメ 13.0
  2.ブルーオーシャン 4.5
  3.タカラファミリー 42.4
  4.アンビシャス 50.6
  5.グレースゴールド 2.1
  6.リアン 33.3
  7.イレマルビリーヴ 4.9
  8.タナボタチャン 7.1
  9.ヒカルナナヒメ 30.3
 10.フジノウンカイ 31.5

 2歳牝馬戦とはいっても、A級からC級までそろっての定量戦。やはり実績のあるA級馬に人気が集まり、グレースゴールドが2.1倍の1番人気で、ブルーオーシャンが4.5倍で続き、イレマルビリーヴが4.9倍の3番人気。これら実績馬が力を見せつけるのか、それとも波乱の決着になるのか。馬場水分3.4%と軽めの馬場で、注目のスタートが切られました。

 道中はブルーオーシャン、グレースゴールド、アンビシャスあたりが先行しますが、各馬遅れず追走し、ほぼ横一線で推移します。障害中間点を越えてから、むしろピッチが上がった印象でしたが、リアンを除く9頭は並んだままで第2障害下にたどり着きました。
 一瞬だけ息を入れてイレマルビリーヴが登坂を開始すると、即座にアンビシャスも反応。そして他馬もいっせいに仕掛けはじめます。それでもイレマルビリーヴはしっかりとした脚どりを見せ、先頭で障害を突破。やや遅れてブルーオーシャンとタナボタチャンがクリアし、セイリュウヒメ、グレースゴールド、タカラファミリーなども圏内で障害を下りていきました。
 先頭を行くイレマルビリーヴは若干脚いろが鈍り、残り30メートル付近でブルーオーシャンが先頭へ。タナボタチャンもイレマルビリーヴをかわして2番手に浮上します。先頭に立ったブルーオーシャンは安定した脚どりで歩を進め、残り10メートルを切った時点でほぼセーフティーリード。そのまま先頭で荷物を運び切りました。5秒3差の2着にタナボタチャン。さらに2秒6差で、イレマルビリーヴが3着入線を果たしました。

 障害を越えてからの確かな脚どりが印象的だったブルーオーシャン。A-1で好勝負を演じてきた実績はダテではなく、結果的に牝馬同士なら一枚上の力がありました。昨年のこのレースを制したシリウス(ばんえい大賞典勝ち)のように、牡馬相手の重賞でも活躍を期待したいと思います。
 2着のタナボタチャンもジワジワと脚を伸ばし、上々のレース運びを見せました。相手なりの面もありそうですが、それだけに大舞台でも好走する可能性を秘めています。今後も注目が必要でしょう。

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藤野俊一騎手「初めて引く重さでしたが、どの馬も同じ条件なので気にはしませんでした。雨が降って馬場が湿っていたので、もっと速い展開になるかと想定していましたが思っていたほど速くはありませんでしたね。脚のある馬なので、先頭の馬は捕まえられると思いました。これから体も成長し力をつけてくるので期待したいです」

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