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10/25北見記念回顧

キタノタイショウが意地を見せる!

 25日(日)は重賞・北見記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝7番人気のキタノタイショウが優勝。3月のばんえい記念以来となる重賞12勝目を挙げ、古豪健在を示しました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.フジダイビクトリー 6.8
  2.インフィニティー 7.8
  3.キタノタイショウ 9.2
  4.フクドリ 68.4
  5.オイドン 9.0
  6.ホクショウユウキ 14.3
  7.オレノココロ 2.5
  8.ニュータカラコマ 7.8
  9.コウシュハウンカイ 6.7
 10.ホリセンショウ 122.7

 今のばんえい古馬戦線の混迷ぶりを示すように、7頭が単勝ひと桁台。なかでも1番人気に推されたのは5歳馬オレノココロで、2番人気にも同じく5歳のコウシュハウンカイ。7歳のニュータカラコマやフジダイビクトリー、オイドンも上位人気に推されており、世代交代なるか注目が集まりました。

 馬場水分は1.2%と力の要る状態でスタート。道中はフジダイビクトリー、ホクショウユウキが先行。差なくインフィニティー、オレノココロ、キタノタイショウあたりが続きます。ただ、力の要る馬場での高重量戦。各馬とも慎重に、何度も刻みながら第2障害にたどり着きました。
 真っ先に動いたのはインフィニティー。続けてホクショウユウキ、ホリセンショウも障害に挑みます。その後に仕掛けたオレノココロとコウシュハウンカイが切れのある登坂を見せますが、2頭ともヒザを折り、立て直しに苦戦。そうした中、先頭でクリアしたのは、最初に仕掛けたインフィニティー。やや離れてキタノタイショウとコウシュハウンカイも突破し、さらに離れた4番手でフジダイビクトリーが続きました。
 先頭を行くインフィニティーは残り30メートル付近で立ち止まり、追ってきたキタノタイショウとコウシュハウンカイに交わされます。ところが今度はキタノタイショウが脚を止め、またしても横一線で3頭が並ぶ展開。しかし、残り10メートル標識の手前でインフィニティーとキタノタイショウの脚が止まり、コウシュハウンカイが抜け出して2馬身ほどリードを広げます。これで勝負あったかと思われましたが、ゴール手前で今度はコウシュハウンカイの脚いろが一気に鈍り、そこへキタノタイショウが急追。2頭がなだれ込むように同時にゴール線を切りましたが、結果は0秒6差だけ、キタノタイショウが先着していました。インフィニティーは、コウシュハウンカイから1秒5差の3着でゴールしました。

 重鎮キタノタイショウがばんえい記念以来となる重賞制覇。重量面で恵まれたのもありますが、第2障害でじっくりとためた分が、しまいの切れに生かされた印象です。今年で9歳とはいえ、やはり高重量戦やタフな馬場では軽視できない存在。今後の重賞戦線でも活躍が期待できそうです。
 2着のコウシュハウンカイは、ゴール寸前で勝利がするりと抜け落ちてしまいました。ただ、勝ったキタノタイショウより20キロも余計に曳いていたことを考えれば上々の結果。まだ5歳と若い分、チャンスはいくらでもあるはず。今後のレースぶりに注目です。

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大河原和雄騎手「ばんえい記念以降、重賞を勝つまでに時間がかかってしまいましたね。時おり雪がちらついたので、これ以上降らなければ良いなと思っていましたので、なんとか持ってくれて良かったです。(コウシュハウンカイとのきわどい勝負に)今回はゴールするまでわかりませんでした。今後もまたスタッフと相談しながら頑張っていきたいと思います」

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