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2015年8月14日 アーカイブ

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帰ってきた!馬券おやじは今日も行く 古林英一

2015年8月14日(金)

人気サイドで決まらない重賞の狙いは


全国のばんえいファンの皆様、残暑お見舞い申し上げます。

すんなり人気サイドで決着しない傾向が続いている古馬重賞戦線です。

それでなくても、1番人気馬が勝てないのがこのグランプリ。2007年以降のグランプリで1番人気に応えたのはフクイズミただ1頭です。

こうなれば、人気サイドでの決着はないと決めつけることにいたします。

一応の印としては......

◎5.オレノココロ
○2.フジダイビクトリー
▲1.インフィニティー
△8.コウシュハウンカイ
△7.トレジャーハンター

としたいと思いますが、馬券的には、馬単で8から5,2,1,7の4頭に流すことにします。当日は帯広で大声張り上げている予定です。

8/15ばんえいグランプリ予想 須田鷹雄

じんわり前進インフィニティー

 古馬重賞のときに毎回書いているが、最近私が古馬重賞で心がけているのが「直近の成績が良くて人気になっている馬は敢えて下げ、直近の成績は悪いが過去に重賞勝ち負けの実績がある馬を買う」。決定的な主役がいない古馬戦線ゆえの方針だ。
 もうひとつが、「若い馬重視」。これは過去の常識に比べて最近は相対的に若い馬の好走が多いため打ち出した方針だが、今回は7歳のフジダイビクトリーや5歳のオレノココロが上位人気になる情勢だけに、こちらにはあまりこだわらないことにする。

 ここは◎インフィニティーの出番と見る。旭川記念から北斗賞へじんわり内容を前進させ、ここから先は勝ち負けのゾーンに入ってくると予想する。
 ○は人気だがフジダイビクトリー。近走の安定ぶりはかなりのものだし、自分で競馬を作れるタイプという点も魅力だ。
 馬券は◎○が1着2着か1着3着になる前提で、相手を手広く取る。

 ◎1インフィニティー
 ○2フジダイビクトリー
 ▲5オレノココロ
 ☆10キタノタイショウ
 △6オイドン
 △8コウシュハウンカイ
 △4ホリセンショウ

 3連単
 1,2→1,2→4,5,6,8,10
 1,2→4,5,6,8,10→1,2 各300円 計6000円

8/15ばんえいグランプリ予想 矢野吉彦

コウシュハウンカイでひとひねり

 あぁ痛恨の北斗賞・インフィニティー無印!! 3連単を取り逃して、何とも情けない思いに包まれているところであります!
 もうこうなったら、しばらくは"ひねくれ路線"を歩むしかないでしょう。ばんえいグランプリはそういう予想にします。

 まずフツウに考えたら、6歳以上の馬が優勢のレースです。5歳馬が勝ったのは02年のヒカルセンプーが最後。前年優勝の7歳馬・フジダイビクトリーが、北斗賞を勝ってここに臨んできたからには、この馬を軸にするのが妥当だと思います。
 でも、15日の天気予報は雨ですよね。軽い馬場になれば、5歳馬でも高重量をこなせるのではないか? そう考えました。
 だったらオレノココロ? いやいや、そこをさらにひとひねり。ここはコウシュハウンカイで行きます。北斗賞でこの馬を無印にしてインフィニティーを買っておけば、ラクショーで3連単をゲットしていたのですが、旭川記念を勝ってさらに連勝してきた勢いを評価し過ぎちゃいました。でも今回は、北斗賞で10kg重かったフジダイビクトリー、前走で5㎏重かったオレノココロとの重量差がなくなったのですから、好走してもおかしくない条件は整いました。ここ2戦の障害をひと腰で越えていますので、北斗賞の後遺症は払拭できたと思われます。人気薄での一発を期待しちゃいますよ。
 馬券はこの馬を軸に3連単マルチ。フジダイビクトリー、オレノココロ、トレジャーハンター、インフィニティー、オイドンが相手です。ちょっと考えにくい着順で、かなりの高配当になる組み合わせも含まれているはず。まぁ、それも夢があっていいでしょう。では、今回はこのへんで。

 ◎コウシュハウンカイ
 〇オレノココロ
 ▲フジダイビクトリー
 ☆トレジャーハンター
 △インフィニティー
 ×オイドン

 3連単1頭軸マルチ
 8→5,2,7,1,6 100円 計6000円

8/15ばんえいグランプリ予想 斎藤修

連覇狙うフジダイビクトリー

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎2フジダイビクトリー
 ◯10キタノタイショウ
 ▲5オレノココロ
 △1インフィニティー
 △8コウシュハウンカイ
 △7トレジャーハンター

 3連単
 2→1,5,7,8,10→1,5,7,8,10 200円 計4000円
 5,10→2→1,5,7,8,10 200円 計1600円
 5,10→1,5,10→2 100円 計400円

今週の見どころ(8/15~8/17)

 8月15日(土)のメインには、ばんえいグランプリが組まれています。ファン投票で選ばれた7頭に、通算収得賞金順で上位の3頭(ファン選出馬除く)を加えたメンバーにより争われる夏の古馬頂上決戦。帯広単独開催となった2007年以降の8回で、連覇を果たした馬はなく(ニシキダイジンが08、11年と2勝)、単勝1番人気馬の勝利は1度のみ。暑い時期だけに、体重の変動など直前の気配を考慮し検討したい重賞です。

帯広競馬場でのイベントはこちら
大井競馬場でのイベント(8/15)はこちら
川崎競馬場でのイベント(8/17)はこちら

コース使用方法についてのお知らせはこちら

【第10回開催1日目】
 8月15日(土)のメイン第10レースは、重賞・第27回ばんえいグランプリ(3歳以上ファン投票選抜・20:10発走予定)。クラス別定重量により争われます。
 今季第1弾の古馬重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬オレノココロに注目します。そこで賞金を稼いだため、その後の旭川記念(6月14日)9着、北斗賞(7月12日)2着と、賞金別定重量の2重賞では、ともにトップハンデで勝利に届いていません。しかし、北斗賞ではフジダイビクトリーに逃げ切られたものの、2番手で障害を越えると、インフィニティーの追撃を振り切り粘っています。今回はクラス別定重量のため、オープン馬はすべて810キロ。ひと開催休んでの前走とかちえぞまつ特別(8月1日・オープン)での勝ちっぷりもよく、ここへ向け態勢は整ったといえそうです。
 フジダイビクトリーは、北斗賞が障害力を生かして圧巻の逃げ切り勝ち。続くオッズパーク賞サマーカップ(7月25日・オープン)は馬場が軽くなりましたが、ゴール前3頭の叩き合いを制して連勝を決めています。こちらは前開催を調整に充てられての参戦。オレノココロは障害にやや甘さがあるので、すんなり先手を奪えるようなら、あっさり逃げ切ってしまうかもしれません。
 コウシュハウンカイは、旭川記念では、フジダイビクトリーを2着にしりぞけています。近3走の北斗賞8着、サマーカップ5着、とかちえぞまつ特別3着はいずれもトップハンデ。オープン馬の間でハンデ差がつかない今回は巻き返しが見込めそうです。
 インフィニティーは、今季、重賞では4、4、3着と大崩れなし。障害巧者で、少しでも負担重量が増えるのは歓迎だけに警戒が必要でしょう。
 昨年のこのレースの2着馬キタノタイショウは障害さえ切れれば上位進出がありそうです。

【第10回開催2日目】
 8月16日(日)のメイン第10レース、は、十勝川モール温泉杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン3頭とA1級6頭が争います。
 前開催の共和町合併60周年記念(A1級混合)で1、2着だったセイコークイン、ニシキエーカンが注目を集めそう。
 セイコークインは、今季はオープン格付からのスタートで善戦止まりが続きましたが、前々走オッズパーク賞サマーカップ(オープン)では第2障害5番手から追い込んで、フジダイビクトリーのコンマ1秒差2着。オープン一線級を相手に結果を残しました。続く共和町合併60周年記念では、相手が下がったこともありますが、障害2番手からあっさり抜け出して、今季初勝利をマークしています。相手関係的には前走と同程度なので、極端に時計がかかる馬場にならなければ、引き続き好走が望めるでしょう。
 ニシキエーカンは、近6走が4勝、2着2回と絶好調。共和町合併60周年記念でも障害5番手から、セイコークインの3秒0差まで迫っています。ただ、もともと障害にムラがあるタイプで、前走ももたつき気味だったのは気になります。
 ダイコクパワーは、共和町合併60周年記念では5着。しかし、障害は3番手で越えており、悪いレースではありませんでした。今回と同条件の特別では連対実績もあり、流れに乗れれば上位進出が狙えそうです。同じ前走で4着のコウシュハクィーンもこの条件の安定勢力で、押さえが必要でしょう。
 アオノレクサスは、前走キリンビール杯(A2級-1・2組決勝混合)が4着でしたが、ゴール前で一旦は2番手に上がろうかという好内容。体重が増えてくれば、さらに粘りが出てくるかもしれません。
 2歳シーズン三冠を達成したセンゴクエースは、前走のA2級-2組混合戦を快勝。今回は相手強化の特別戦となりますが、どんな走りを見せるのでしょうか。

【第10回開催3日目】
 8月17日(月)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:10発走予定)。3歳との混合重賞・はまなす賞(8月30日)や、三冠の第2弾・銀河賞(9月20日)へ向けての一戦となります。
 三冠の初戦・柏林賞(3着)を含む近8戦が、3勝、2着4回、3着1回というカイシンゲキに注目。A2昇級初戦だった前々走の1組戦をあっさり勝利で飾ると、前走キリンビール杯(A2級-1・2組決勝混合特別)では、賞金別定5キロ増をモノともせず2着(同着)。障害のキレ、末脚の伸びとも文句なしの近況で、まだまだ止まる気配はありません。昨年は8月にばんえい大賞典を勝っているように、夏場が得意なタイプなのかもしれません。ここは勝機十分といえます。
 柏林賞5着カンシャノココロ、4着ホクショウメジャーは、前開催のしし座特別(B1級-1組)では1、2着。ともに好調を維持しています。特にホクショウメジャーは、B1格付と、前走からクラス据え置きで出走できるのが有利です。
 柏林賞7着のアサヒメイゲツは牝馬らしい切れ味が武器。障害さえこなせれば一発があるかもしれません。

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