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6/14旭川記念回顧

コウシュハウンカイが古馬タイトルを奪取!

 14日(日)は重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝4番人気のコウシュハウンカイが優勝。はまなす賞以来となる重賞3勝目を挙げるとともに、古馬重賞初制覇を果たしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.オイドン 9.2
  2.インフィニティー 10.6
  3.オレノココロ 4.9
  4.ホクショウユウキ 14.1
  5.コウシュハウンカイ 6.7
  6.ホリセンショウ 61.3
  7.ニュータカラコマ 3.6
  8.フジダイビクトリー 5.3
  9.フクドリ 37.7
 10.キタノタイショウ 7.9

 実績馬ニュータカラコマ、昨年のこのレースの覇者フジダイビクトリーに、5歳馬のオレノココロとコウシュハウンカイが挑む構図。ただ、基礎重量770キロ、馬場水分0.8%という、スピードとパワー両面が問われる条件が混戦に拍車をかけ、出走馬10頭のうち、6頭が単勝ひと桁台と、割れたオッズとなりました。

 乾ききった馬場ということもあり、道中は各馬とも慎重。ペースを作ったのはインフィニティー、フジダイビクトリー、ホリセンショウあたりですが、息を入れながら進み、各馬とも横一線の状態で第2障害を迎えました。
 真っ先に仕掛けたのはホリセンショウ。差なくニュータカラコマ、フジダイビクトリー、インフィニティー、コウシュハウンカイなど、一気に登坂を開始します。その中で抜群の登坂を見せたのはインフィニティー、コウシュハウンカイ、フジダイビクトリー、そしてニュータカラコマ。この4頭が並んで最後の平坦路に向かいました。
 さらにその中からニュータカラコマが鋭い伸びを見せ、一気に先頭を奪う勢い。しかしコウシュハウンカイもこれを抜かせず、併走状態で残り10メートル標識を通過。ここでニュータカラコマの脚いろが若干鈍り、コウシュハウンカイが突き放しにかかります。そして3番手からフジダイビクトリーが猛追。もつれたゴール前でしたが、先頭で荷物を運び切ったのはコウシュハウンカイ。そしてニュータカラコマが流れ込もうとしたところへフジダイビクトリーが強襲し、同タイムゴールの結果、フジダイビクトリーが2着入線を果たしました。

 コウシュハウンカイは今季のばんえい十勝オッズパーク杯で2着に食い込み、古馬重賞でも互角の力を見せていましたが、今回のタイトル奪取で名実ともにトップクラス入り。今年で5歳ということもあり、いかにも伸び盛りの印象です。高重量を積まれてどうかという不安はありますが、今後も要注目の1頭です。

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藤本匠騎手「今年一年はオープンの中でどこまでできるかが課題だったので、こんなに早く古馬重賞を獲ることができて、本当にうれしいです。調教から調子が良い状態でこのレースに出られました。ゴール前に甘さが出てしまうところがありましたが、近走で解消できていました。道中は多少後ろから行っても、障害を越えてから脚を使えると思っていたので、今日のレースは本当に思い描いたレース内容だったと思います。古馬戦で戦えるように大切に乗ってきたので、ここ2~3年でオープンクラスで実績を残せるように頑張ります」

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