8月17日(日)のメインには、定量500キロのスピード戦・稲妻賞が組まれています。疾風賞、地吹雪賞と続いていく、スピードスター賞(来年2月9日)のトライアル第1弾です。昨年の勝ち時計は1分03秒2(馬場水分3.0%)でしたが、馬場が軽くなれば1分を切るハイタイムでの決着もありそうです。
※大井競馬場でのイベント(8/16)はこちら
※川崎競馬場でのイベント(8/18)はこちら
8月16日(土)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:10発走予定)。9月14日に行われる4歳三冠の第2弾・銀河賞の前哨戦となります。出走7頭中4頭を占める牝馬が上位独占の勢いです。
クインフェスタ、コウシュハクィーン、セイコークインのA2級の牝馬3頭は前開催のデネブ特別(A2級-1組)では、4番手以下をちぎっての優勝争いを繰り広げました。しかも3頭とも賞金別定5キロを課せられてのパフォーマンスだったので、強さが際立ちました。勝ったのはクインフェスタでしたが、やや腰が甘い面もあります。前半が速い流れになるようであれば障害巧者のセイコークイン、ゴール前が混戦となれば決め手あるコウシュハクィーンがやや有利かもしれません。
4歳一冠目の柏林賞で3着と好走したA1級の牝馬ナナノチカラも障害次第では再び上位争いに加わってくるでしょう。
8月17日(日)のメイン第10レースは、稲妻賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)での争いです。
ホクショウバトルを中心視します。同条件では11年の地吹雪賞、12年のサマーダッシュ、13年のスピードスター賞と3勝をマークし、2着1回、3着2回で複勝率100%と実績断然。今年2月のスピードスター賞(3着)以来となる馬券絡みが期待されるところです。
サクラリュウは7月の天の川賞(3歳・4歳混合)では530キロで僅差2着に追い込んでいることから、今回の条件に適性がありそう。
12年の地吹雪賞で2着があるサカエキング、昨年のこのレースの3着馬ハイカラサンなど同条件の実績馬や、最軽量ハンデ470キロが魅力のファイトガールも有力でしょう。
8月18日(月)のメイン第10レースは、オーガスト特別(A1・A2級-1組混合・20:10発走予定)。オープン1頭、A1級2頭、A2級7頭が争います。
A2級勢は好調馬揃いですが、なかでもクロフネオーザンに注目。前走の重賞・ばんえいグランプリでは障害はしっかりこなしていましたが6着。自己条件では先行できるこの馬が追走に苦労しており、力関係はもちろん、軽めの馬場も堪えた様子でした。今季、A2級特別(クラス混合も含む)では、8戦1勝、2着4回、3着1回、4着2回と堅実なことに加え、セイコークインら強力な4歳牝馬勢が不在のここは勝機が見込めそうです。
前開催のデネブ特別(A2級-1組)は4歳牝馬が1~3着を独占。スギノハリアーは第2障害8番手クリアから5着に追い込むのが精一杯でしたが、4着キンノカミとは2秒0差。その上位3頭がいない今回は、相手関係が楽になるのはもちろん、ペースも緩くなるはずで、巻き返してきそうです。
デネブ特別では7着だったダイリンビューティですが、紅一点となるここではペースを握れそう。こちらも巻き返し十分とみます。
A1級のトレジャーハンターは前走ばんえいグランプリでは7着でしたが、障害は2番手クリアと見せ場十分。ゴール前での踏ん張り次第では、格上馬の貫録を見せる場面もありそうです。