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2014年3月 アーカイブ

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3/9イレネー記念予想 須田鷹雄

2014年3月 8日(土)

定量戦でブラックニセイ

 だいぶ借金を背負った身の私に、堅い予想をしている余裕はない。
 とはいえ世代限定戦だけに、人気最下位のサイドにはどうやっても苦しい馬もいる。「ひねる&絞る」という感じでいきたい。
 実際、イレネー記念は過去10年で見ても、6番人気以下の馬が馬券に絡んだことは3回しかない。6番人気2着が1回と7番人気3着が2回。後者のうち1回はレットフジが2着から大きく離れた3着争いを制したもので、僅差での先着であった。
 そう考えると、中穴っぽい馬と人気馬で軸2頭マルチを組み、相手を2~3頭指名するくらいが好配当狙いの限界だろう。

 ◎はブラックニセイ。ヤングチャンビオンシップを勝ったあとはモロに重量が効いてしまっている格好だが、障害は常に堅調で、平地部分で負けている格好。今回は定量戦だし、馬場の状況からしてスピード勝負にはならない。10番枠だが、「左利きの大口騎手は10番枠だと思いっきり鞭を入れられる説」(データの検証はしていない)からするとこれも悪くない。
 そしてこの馬は、出走全馬の中でいちばん馬体重が重い。思えばヤングチャンピオンシップも、いきなり重量が重くなる局面だった。馬格が生きるとしたらここでもう一発あってもいい。
 ○は安定したレースを続けるハクタイホウ。好走を続けながら馬体重も増えて充実の一途。この2頭でマルチを回す。
 マイナスを取り返すことを考えると相手を▲☆止まりにすべきなのだろうが、やはり
ヒモ抜けは怖い。いかにも弱気だがちょっぴりだけ△△へも。

 ◎10ブラックニセイ
 ○3ハクタイホウ
 ▲2オオゾラシンスケ
 ☆4ホクショウマサル
 △7ゴールデンフジ
 △9ホクショウメジャー

 3連単軸2頭マルチ
 3,10→2,4 各400円 計4800円
 3,10→7,9 各100円 計1200円

3/9イレネー記念予想 斎藤修

2014年3月 7日(金)

2冠好走の実力で逆転狙うホクショウマサル

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎4ホクショウマサル
 ○2オオゾラシンスケ
 ▲3ハクタイホウ
 △9ホクショウメジャー
 △10ブラックニセイ
 △7ゴールデンフジ

 3連単1頭軸マルチ
 4→2,3,7,9,10 100円 計6000円

今週の見どころ(3/8~3/10)

 3月9日(日)のメインには、2歳シーズンのチャンピオン決定戦・イレネー記念が組まれています。帯広単独開催となった過去6回とも牡馬が1~3着を独占し、3着以内馬18頭中13頭が単勝3番人気以内と、上位人気に推された牡馬が好成績を残しています。来年度の3歳三冠路線へとつながるレースでもあり、ぜひご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

今週のコース使用方法出走馬が9頭以下の場合)】
→1コースに最初の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら

 3月8日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン-1組・18:05発走予定)。前開催に行われた重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞優勝馬)の1~6着馬と、ウィナーズカップ(4歳以上特別優勝馬)3着ホッカイヒカル、前開催は休養したダイリンビューティが争います。
 チャンピオンカップ5着ニュータカラコマの巻き返しに期待。相手関係は前走と大きく変わりませんが、障害にやや不安があるこの馬にとって、少しでも負担重量が軽くなるのは歓迎。それまで2連勝していた特別戦だけにチャンスでしょう。
 同2着トレジャーハンターにとって、800キロで第2障害ひと腰先頭クリアから踏ん張れたのは収穫だったはず。ここも、詰めの甘ささえ出なければ引き続き上位進出が期待できます。
 2戦連続して8着に敗れていたホッカイヒカルは、ウィナーズカップで3着と巻き返しに成功。走破時計は前々走とコンマ4秒しか違わなかったので、展開や馬場が合えば、これくらいは走れるところを示しました。あまり速いペースにならなければ、ここも上位進出が見込めそうです。

 3月9日(日)のメイン第10レースは、重賞・第45回イレネー記念(3歳・18:05発走予定)。2歳シーズン三冠の最終戦で、牡馬690キロ、牝馬670キロの定量で争われます。
 二冠目・ヤングチャンピオンシップで2着だったホクショウマサルに注目。ほぼ同時に第2障害を先頭で降りたブラックニセイとの追い比べの末、ゴール前でわずかに競り負けた格好ですが、接戦で10キロのハンデ差が響いたのでしょう。息の長い末脚が武器で、前走の3歳A級-1組(3月2日)でもしっかり2着に追い込んでいます。今回は定量戦なので、ブラックニセイに二冠目の借りを返すチャンスといえます。
 ホクショウメジャーは一冠目・ナナカマド賞の勝ち馬。その後、勝ち切れなかったのは、重賞勝ちで賞金を稼ぎ別定重量を課せられたからという面も否定できません。3走前の3歳A級-1組(1月26日)では、それまでの鬱憤を晴らすような逃げ切り勝ちを収めています。
 ブラックニセイも、ヤングチャンピオンシップ優勝後はすべてトップハンデで苦戦が続きますが、こちらも定量であれば巻き返しが狙えるかもしれません。
 ハクタイホウは前走の3歳A級-1組(3月2日)で逃げ切って、ついに10勝目をマーク。一冠目3着、二冠目4着と善戦続きだけに、ここも押さえが必要でしょう。
 軽めの馬場になれば注目なのがオオゾラシンスケ。障害巧者ですが、終いの踏ん張り次第というタイプだけに、馬場の助けがあれば、逃げ切ってしまう可能性もありそうです。

  3月10日(月)のメイン第10レースは、ユキヤナギ特別(B1級-1組・18:05発走予定)。出走9頭中、若馬の減量がある4、5歳馬が7頭というメンバー構成になりました。
 クインフェスタは前開催の花月特別(B1・B2級決勝混合)を勝って今回がB1昇級初戦です。3走前の白雪賞(4歳オープン)では第2障害で転倒し9着大敗でしたが、当時より10キロ重かった花月特別を障害ひと腰クリアから制したのは大きな収穫。引き続き好勝負が望めそうです。
 サカノテツワンは花月特別ではクインフェスタと叩き合いの末、コンマ9秒差で2着惜敗。とはいえ、こちらはB1級格付で、クラスハンデで10キロ不利でした。今回は同じB1級として戦えるので、逆転も考えられます。
 フクトクも花月特別では5着といえ、クインフェスタとはわずか2秒9差。B1級-1組特別では2着2回と実績を残しており、ここも上位争いできそうです。

チャンピオンカップ 予想結果

2014年3月 3日(月)

山崎:馬複3-4 1000円的中! 収支+39,900円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×22R=132,000円

山崎 +70,400円
斎藤 -31,870円
矢野 -47,180円
須田 -65,070円

3/2チャンピオンカップ回顧

2014年3月 2日(日)

キタノタイショウが底力を示す!

 2日(日)は重賞・チャンピオンカップ(4歳以上、今年度重賞競走優勝馬)が行われ、単勝2番人気のキタノタイショウが優勝。重賞9勝目を挙げ、ばんえい記念の有力馬として名乗りを上げました。

 6頭立てと少頭数ではありますが、力の拮抗したメンバー構成。馬場水分も1.3%と力の要る馬場となり、各馬の出方に注目が集まりました。インフィニティーが先手を奪ったものの、ほとんど横一線で推移。パワー優先の馬場だけに、各馬ゆったりと進んで、一団のまま第2障害を迎えました。
 最初にホリセンショウが仕掛け、インフィニティーも登坂を開始しますが、思ったほど掛かりは良くなく、天板前でストップ。その間にじっくりためていた最低人気のトレジャーハンターが一気に駆け上がり、先頭で障害を突破します。同じく脚をためていたキタノタイショウと、立て直したインフィニティーが2番手でクリアし、やや離れてホクショウダイヤとホリセンショウ。1番人気のニュータカラコマは取り残され、最後尾となりました。
 逃げていたトレジャーハンターは残り30メートル付近でキタノタイショウに捕まりますが、併せ馬の状態となり、しぶとい粘りを発揮。残り10メートル付近まで、これに食い下がります。しかし、最後はキタノタイショウが底力の差を見せつけて突き放し、4秒1の差をつけて先頭でゴールを果たしました。トレジャーハンターは完全に脚が上がっていたものの、最後まで粘り通して2着。懸命に脚を伸ばしたホクショウダイヤが3着に入りました。

 勝ったキタノタイショウは帯広記念2着に続く好成績で、着実に調子を上げてきた印象。昨年のばんえい記念は3着と、1トンの重量にも対応できるだけに、大一番への期待が高まる勝利となりました。ばんえいを背負って立つ存在となれるか、ばんえい記念でのレースぶりに注目です。
 2着のトレジャーハンターは重量に恵まれた面もありますが、抜群のかかりを見せたうえ、しまいに示したしぶとい粘りからも、デキが上向いている印象です。今後も状態と相手関係が噛み合えば、タイトル奪取のチャンスも十分にありそうです。

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鈴木恵介騎手「もともと脚のある馬ですし、第2障害をいい位置で降りることができたので、何とかなると思いました。展開が思ったよりゆっくりで焦らずにいけました。障害では1度止まりましたが、次にいい腰を入れて上がってくれましたね。ばんえい記念に向けて頑張ります」

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