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2014年3月 アーカイブ

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ばんえい記念 予想結果

2014年3月24日(月)

山崎さん、プラス計上でぶっちぎりのトップ

山崎:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
矢野:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円

【ここまでの集計】
投資額 6,000円×25R=150,000円

山崎 +52,400円
斎藤 -49,870円
矢野 -65,180円
須田 -83,070円

※引き続き新年度もお楽しみに。

3/23ばんえい記念回顧

インフィニティー王座を射止める!

 23日(日)はばんえい競馬の最高峰レース・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝6番人気のインフィニティーが優勝。4分以上に渡って繰り広げられた究極のパワー勝負を制し、ばんえい界の頂点に君臨しました。

 馬場水分は2.7%と多少力の要る馬場でスタート。好ダッシュを決めたのは1番人気のキタノタイショウで、ニュータカラコマもこれに続き、人気2頭が先行態勢。シベチャタイガーを最後に、全馬順調に第1障害を突破。その後は、例によって脚を止めながら、じっくりと進んで行きます。中間点もほぼ横一線。各馬互いに相手の出方をうかがいながら進んで行きました。それでも、終始ペースを握ったのはキタノタイショウ。正攻法で進み、第2障害を先頭で迎えました。
 静寂の時間が続いたのち、シャンシャンという音とともに動いたのはホリセンショウ。インフィニティーもそれを追いかける形で仕掛けます。他馬はそれでもためていましたが、ここで満を持してニュータカラコマとキタノタイショウが動きます。ホッカイヒカルも上々の登坂を見せ、各馬も徐々に仕掛け始めました。
 しかし、ここからの攻防が長いのがばんえい記念。キタノタイショウ、ホリセンショウがヒザを折り、立て直しては腰を入れ、を繰り返して懸命に荷物を曳き上げます。そうして、ようやく天板に脚をかけたのはホリセンショウとインフィニティー。そしてこの2頭が馬体を併せたまま登り切り、並んで障害を下りていきました。やや遅れてフクドリも突破。キタノタイショウも争覇圏内でクリアしました。
 障害を下りて先頭に立ったのはインフィニティーですが、その脚どりは重く、3番手クリアのフクドリが先頭へ。しかし、そのフクドリも脚を止め、今度はインフィニティーが前へ。西謙一騎手と浅田達矢騎手、ともにデビューから10年に満たない2人による、懸命な扶助が続きます。3番手のホリセンショウ、そしてキタノタイショウも食い下がろうと歩を進めますが、差はいっこうに詰まりません。
 そして残り20メートルを切ったあたりから、なにかきっかけをつかんだようにインフィニティーがリズムよく歩きはじめ、フクドリを突き放します。しかし、フクドリもあきらめません。インフィニティーに食らいつくように、再度半馬身差まで差を詰めます。そして残り10メートルを切ったところからは総力戦。3歩進んでは止まり、また歩き出してはすぐ止まり...。しかし、残り5メートル付近。浅田騎手が全身使って繰り出す渾身の手綱にこたえ、またインフィニティーがリズムをつかみます。そして、最後は確かな脚どりでゴール板を通過し、4分超の死闘にピリオドを打ちました。フクドリはすばらしい追撃を見せたものの、7秒6差及ばず2着。ホリセンショウも酷量に苦しみながら最後まで粘りを見せ、3着入線を果たしました。2番人気のニュータカラコマは障害での遅れが響いた格好で4着、1番人気のキタノタイショウもしまいの伸びを欠き5着と、ともに精彩を欠きました。

 勝ったインフィニティーは昨年の北斗賞に続く重賞2勝目。浅田騎手とともに、これがばんえい記念初出走、初制覇となりました。多少力の要る馬場だけに早めの競馬をしながら粘り切った内容は高く評価でき、この馬の能力の高さを示したといえるでしょう。人馬ともにニューヒーローの誕生。今後もこのコンビの活躍から目が離せそうにありません。
 2着のフクドリは昨年のこのレースで7着でしたが、飛躍的なジャンプアップを見せました。500キロ台のスピードレースも、1トンのパワー勝負もこなせる究極のオールラウンダー。来季もさまざまな舞台で、アッと言わせてくれるに違いありません。
 ホリセンショウが3着で、帯広記念制覇に次ぐ好走を見せました。当時は9番人気での勝利でしたが、今回の結果から見ても底力はばんえいトップクラス。ジワジワ歩き続けた内容も良く、今後も消耗戦では台頭してきそうです。
 なお、この3頭による決着で、3連単は53万4500円の高配当となりました。

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浅田達矢騎手「感無量です。騎手になった時からあこがれていた夢のようなレースだったので、優勝してもまだ実感はありません。1トンというソリなので、早目に何回か止めようと思いましたが、辛抱強く歩いてくれました。さすがにゴール際では切なくなって動かなくなりましたが、この馬の底力を見せてくれましたね。初めてばんえい記念に乗らせてもらいましたが、他の騎手が乗りたい、勝ちたい、という気持ちが良くわかりました。とてもワクワクして、最高のレースだと思います。来年もまたインフィニティーと出たいと思っています」

3/23ばんえい記念予想 山崎エリカ

2014年3月23日(日)

力つけたニュータカラコマに期待

 おそらく昨年のばんえい記念の3着馬で、今シーズンの重賞で最多3勝のキタノタイショウが1番人気でしょう。しかし、キタノタイショウは勝ったばんえい十勝オッズパーク杯も、旭川記念も、チャンピオンカップも上位入線馬にサラブレット並みの着差しかつけることが出来ませんでした。ハッキリ言って辛勝。絶対王者不在の空洞化で、ここへ向けてのローテーションや勝負度合いひとつでいくらでも勝ち馬が入れ替わり、今シーズンの古馬重量路線は波乱の連続でした。

 しかし、そのような状況の中で、明らかに強くなったなあ...と感じる馬がいます。それは6歳馬のニュータカラコマです。この馬はかつてスピード頼みで勝負するタイプでしたが、最近は障害であまり崩れなくなりました。確かに今でも焦って障害を仕掛けていくと失敗することもありますが、全頭が重量1トンも背負うとなると、他馬も容易に障害が上がりません。慌てず騒がず自分のペースで仕掛けて、障害を降ったところでは、実は他馬とそれほど差がないということも十分考えられます。岩見沢記念勝ちのときのように、うまく障害をクリアして、直線のスピードで他馬を突き放すというパターンに賭けます。

 ○は昨年のばんえい記念で4着のホッカイヒカル。この馬はレース序盤で置かれてしまうのが弱点ですが、高重量戦のゆったりとしたペースだと、ある程度前につけて行くことが出来るので、上位争いに加わってくる可能性が高いでしょう。

 ▲はばんえい記念に次ぐ、高重量戦の帯広記念を勝利したホリセンショウ。この馬はばんえい記念初出場となりますが、それまでは苦手としていた高重量戦を克服したことは大きく、地力が強化されたと考えて良さそうです。

 △は今シーズンの重賞最多勝利で実績ナンバー1のキタノタイショウ。この馬はいくら今回が目標といっても、前走のとかちえぞまつ特別がイマイチなので狙い下げました。他では今年でばんえい記念が4度目の挑戦となるホクショウダイヤ。ばんえい記念での最高着順は5着ですが、王者不在ならばそれ以上の走りがあるかもしれません。

 ◎ (8)ニュータカラコマ
 ○ (2)ホッカイヒカル
 ▲ (6)ホリセンショウ
 △ (1)キタノタイショウ
 △ (9)ホクショウダイヤ

 3連単1頭軸マルチ
 8→2,6,1,9 100円 計3600円
 馬複
 8-2,6,9 各500円
 1-8 900円

3/23ばんえい記念予想 矢野吉彦

2014年3月22日(土)

キタノタイショウから3連単1点勝負

 全く上位に浮上する兆しのないまま、アレヨアレヨという間にばんえい記念を迎えてしまいました。ここはもう、難しいことは承知の上で3連単1点勝負に挑みます! なお、1点ではない予想は、オッズパークと楽天競馬サイトのどこかにアップされますので、そちらを探してみてください。

 まず、勝つのはキタノタイショウで決まりでしょう。他の"来そうな馬"に比べて、もっとも優秀な実績を持ち、かつ不安な点が少ないのがこの馬。これに逆らって穴を狙うより、頭にして素直に買ったほうが当たる確率は格段に高いはずです。
 問題は2、3着馬。過去のばんえい記念経験からホッカイヒカルとホクショウダイヤ、初挑戦馬でも今季の勢いからニュータカラコマとホリセンショウをピックアップしましたが、どの馬にも不安点があります。ゴール前は止まっては動き、また止まっては動き、抜きつ抜かれつのタイヘンな叩き合いが見られそう。「やったぁ~、これで当たり!」と思った瞬間にその馬が止まって、ほんのわずかの差で他の馬が先にゴールする、なんていうこともあるでしょうね。
 そこでの1点勝負は、2着ホッカイヒカル、3着ニュータカラコマという順番。ホッカイヒカルのようなパターン(2年連続4着)で上位に来た例はほとんどありませんし、ニュータカラコマもここ10年上位に来ていない6歳の若駒。どっちもどっちですが、ニュータカラコマ2着、ホッカイヒカル3着の馬券のほうが売れそうな気がするので、ここでちょっと逆らってみることにします。

 3連単
 1→2→8 6000円

 アレッ? 古林先生の印の順番で買うってことじゃないですか! でも、しょうがないでしょう。そこまでの印は私もまるっきり一緒なんですから。ヨシッ、こうなったら「兵(騎手)に告ぐ!(我々の予想を的中せしめるよう)各員一層奮闘努力せよ!」。まさに"時代錯誤"的お願いですが、みなさんよろしく頼みますよ!
 ともあれ、今年度もご愛読いただきありがとうございました! 開催はあと2日を残すのみですが、来シーズンもばんえい競馬をどうぞよろしくお願いします!!!

3/23ばんえい記念予想 須田鷹雄

インフィニティー軸で高め期待

 ギンガリュウセイが回避ということで、さらに混沌としてきたばんえい記念。こうなると人気はキタノタイショウにかぶるだろうが、同馬は期待された時ほど失敗するタイプという気もしなくはない......。まして私は多大な借金を背負って年度末を迎えた身。1番人気から入るわけにはいかない。

 キタノタイショウはいわゆる「ピンかパーか」というタイプなので、その裏を行くとしたら確実にある程度は走るというタイプを選びたい。

 ◎はインフィニティー。今季は古馬重賞に8回出走し、掲示板を外したのは岩見沢記念だけ。派手さはないが、全員バテる競馬ならばその中で3着以内に踏ん張れる可能性はある。この馬自身、今年は浅田騎手のイメージを変えるような競馬をしてきたし、大一番でも同様の好走を期待したい。

 馬券はこの馬の軸1頭で相手5頭の3連単マルチとし、「高め来い」の構えで。となると、4頭を切らねばならない。今季の古馬重賞で掲示板に載っていないファーストスターアアモンドヤワラ、フクドリと、外枠かつ今季古馬重賞(0.1.0.0.2.4)のシベチャタイガーをカットした。

 ◎7インフィニティー
 ○1キタノタイショウ
 ▲2ホッカイヒカル
 ☆8ニュータカラコマ
 △6ホリセンショウ
 △9ホクショウダイヤ

 3連単軸1頭マルチ
 7→1,2,6,8,9 各100円 計6000円

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