3月10日(日)のメインには、イレネー記念が組まれています。2歳路線三冠の最終戦で、近2年では、一冠目・ナナカマド賞、二冠目・ヤングチャンピオンシップとも制していた単勝1番人気馬が敗れています。今年は一冠目、二冠目とも勝ち馬が違う実力拮抗のメンバー構成となりました。ぜひご注目ください。
3月9日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン・17:15発走予定)。
前開催のウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬)で惜敗続きを脱したナリタボブサップに引き続き期待します。第2障害を先頭で越えると、後続に影をも踏ませぬ一人旅。相手関係に恵まれたという面は否めませんが、圧巻の勝ちっぷりでした。今回はオープン戦ですが、勢いに乗って連勝を狙います。
キタノタイショウも勝ちきれないレースが続きますが、終いはしっかり差を詰めてきます。同じようなレースぶりのホクショウダイヤとともに障害のタイミングひとつで突き抜ける力はありそうです。
重賞・チャンピオンカップを制し目下2連勝中のホッカイヒカルは賞金別定重量が一気に30キロ増となるのは心配。同じくカネサブラックも別定55キロ増では厳しそう。両馬とも底力で克服なるでしょうか。
3月10日(日)のメイン第10レースは、重賞・第44回イレネー記念(3歳・17:10発走予定)。牡馬670キロ(牝馬650キロ)の定量で、2歳路線のチャンピオンを争います。
ここまでに行われたこの世代の重賞では、10月14日のナナカマド賞はショウチシマシタ、12月30日のヤングチャンピオンシップはソウクンボーイ、年明け2月17日の黒ユリ賞(牝馬限定)はナナノチカラ(今回は不出走)がそれぞれ制しています。
混戦模様ですが、コウシュハウンカイに注目します。重賞では、ナナカマド賞で2着。勝ったショウチシマシタと馬体を併せてのゴールで、コンマ9秒差の接戦でした。ヤングチャンピオンシップには、予選(十勝産駒特別)で4着に敗れたため出走が叶わず、久々の重賞出走となりますが、障害には不安がない馬だけに、一気の負担重量増でもこなしてくれるでしょう。
ダイコクパワーはナナカマド賞で走行妨害をとられ5着降着も、1位入線を果たしており実力は確か。ヤングチャンピオンシップ(1番人気)では4着でしたが、馬場水分6.8%の極端な軽馬場で、ほんとんどの馬が第2障害で溜めずに仕掛けるというレースだっただけに、力を発揮できたとは思えません。
十勝産駒特別とヤングチャンピオンシップを制したソウクンボーイは、近走重い賞金ハンデを課せられても崩れがありません。ここも当然有力といえるでしょう。
3月11日(月)のメイン第10レースは、ユキヤナギ特別(B1級-1組・17:05発走予定)。メンバー中、うお座特別(3月2日・B1級-1・2組決勝)の出走馬が6頭を占めています。
中心は、B1級-1組(2月24日)、うお座特別と2連勝中のフクノカミカゼでしょう。ともに第2障害先頭から押し切っています。近2走で、今回のほとんどのメンバーを破っており、しかも前走と負担重量が変わらないので、3連勝が濃厚といえます。
相手探しが難解。障害次第の面はあるものの、うお座特別では3着に食い込んだライトアームや、2月にはB1級-1組特別で連対しており、うお座特別では4着だったスギノファントムが候補になりそう。
2月24日のB1級-1組では9着大敗も、それまでは14戦連続で連対していたテルシゲの巻き返しにも注目です。