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2013年1月 アーカイブ

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1/27ヒロインズカップ予想 斎藤修

好調ブラックパール中心

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎8ブラックパール
 ◯7タケノビジン
 ▲10アグリコトブキ
 △9ホクショウシャネル
 △6ワタシハキレイズキ
 △5コマクイン
 △3エンジュオウカン

 今回も穴を期待して手広くいきましょう。

 3連単
 8→3,5,6,7,9,10→3,5,6,7,9,10 100円 計3000円
 7,9,10→8→3,5,6,7,9,10 100円 計1500円
 7,9,10→3,5,6,7,9,10→8 100円 計1500円

今週の見どころ(1/26~1/28)

 1月25日(金)~27日(日)に行われる「第50回おびひろ氷まつり」(会場:帯広市緑ヶ丘公園一帯)と連動して、帯広競馬場でも、26日、27日の2日間、イベントを実施。恒例となった巨大滑り台などのアトラクションでお楽しみいただけます。
 27日のメインには、4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップが組まれています。フクイズミ、ニシキユウらの実力馬が昨季で引退したため、現在、牝馬のオープン格付はエンジュオウカンだけ。牡馬に比べ牝馬は手薄な感は否めませんが、その分、このレースは多くの馬にチャンスがありそうなメンバー構成となっています。ばんえいの古馬女王決定戦にご注目ください。

 1月26日(土)のメイン第10レースは、帯広氷まつり特別(B3級-1組・17:05発走予定)。5歳馬4頭と4歳馬5頭が争います。
 注目は5歳馬ブルーブラック。12月30日に行われたオッズパーク賞ファイナルカップ(B3級-1組)では第2障害ひと腰先頭クリアから、ワールドピサ、エビスダイチとの叩き合いの末、僅差3着に入った実績があります。今開催からワールドピサがB2へ昇級し、2着エビスダイチと同重量の今回は十分勝機がありそうです。
 明け4歳は、特別・普通競走とも20キロあった若馬の減量が今年になってから10キロに減らされています。負担重量面でさほど有利でないにもかかわらず、ファイナルカップ2着エビスダイチは年明け3走を2、2、1着、同4着ホクショウユウキも4、2、2着と好走を続けており、ここも上位が狙えるでしょう。

 1月27日(日)のメイン第10レースは、重賞・第23回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・17:10発走予定)
 クラス別定重量で争われ、唯一のオープン馬エンジュオウカンが770キロでトップハンデ、A2級の5歳馬ブラックパールアグリコトブキが740キロで最軽量となりました。
 このレース4勝目を目指すエンジュオウカンが実績上位ですが、12歳の高齢で、前哨戦のレディースカップ(11月24日・4歳以上牝馬オープン)でも差のある7着では、推しにくいところ。同レースの勝ち馬ブラックパールに期待がかかります。差のない2番手で第2障害を越えると、先頭でクリアしたコマクインを残り30メートルでとらえて、突き放す圧巻の勝利でした。混戦のメンバー構成で、最軽量ハンデは、叩き合いになったときに大きな援軍となりそうです。
 ワタシハキレイズキ(760キロ)は、2010年7月以降勝ち星がありませんが、昨年のこのレース3着、昨年5月のカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)2着など牝馬限定戦なら侮れないところです。
 レディースカップ5着アグリコトブキも有力。勝ちきれないレースが続きますが、前走でようやく体重が1000キロ台に乗り、馬格が出てきました。
 レディースカップ2着コマクイン(760キロ)はゴール前の踏ん張りがきけば重賞初制覇というシーンもありそう。同4着で障害巧者のタケノビジン(760キロ)も争覇圏でしょう。

 1月28日(月)のメイン第10レースは、アルデバラン特別(A2級-1組・16:55発走予定)
 ニューイヤーカップ(1月1日・A2級-1組)、1月13日のA2級-1組の再戦模様ですが、重量的に今回と近いニューイヤーカップの結果のほうが参考になりそう。同レースの勝ち馬コーネルはすでにA1へ昇級しています。
 注目はニューイヤーカップで2着だったヒロノドラゴン。最後はコーネルに差し切られましたが、第2障害先頭から見せ場十分の走りでした。成績に波の少ないタイプですが、障害力を生かせる特別のほうが走りの安定感が増す感はあります。
 相手探しが難解ですが、その筆頭はニシキエース。障害次第のタイプで、ニューイヤーカップでは第2障害で態勢を崩しましたが、3秒6差4着に差してきたのは実力のある証でしょう。
 ニューイヤーカップ時にはまだB1級だったアアモンドマツカゼは、A2昇級初級となった1月13日の1組戦、前走A1級との決勝混合をともに4着とまとめています。最軽量ハンデを利しての食い込みも考えられます。

今週の見どころ(1/19~1/21)

2013年1月18日(金)

 地方競馬の年度表彰「NARグランプリ2012」の発表があり、ばんえい最優秀馬には、重賞で3勝を挙げたカネサブラック(松井浩文厩舎)が2年連続で選出されました。今年も幸先よく帯広記念を制覇しており、今後も活躍が期待されます。なお、表彰式は、2月7日に東京都内にて実施されます。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 1月19日(土)のメイン第10レースは、ベテルギウス特別(B1級-1組・17:05発走予定)
 5頭いるプロキオン特別(1月6日・B1級-1・2組決勝)組が力量上位といえます。なかでも注目は5着(2番人気)だったキタノオーロラ。決め手上位で、よほど位置取りが悪くなければ突き抜ける力がありますが、前走は流れに乗れませんでした。B1級-1組で何度も好走している実力は確かで、巻き返しを期待したいところです。
 プロキオン特別を鮮やかに逃げ切って2連勝中のペガサスプリティーは障害次第のタイプだけに、賞金別定重量が10キロ増になるのは心配です。とはいえ、好調さでは最上位の存在といえます。
 マルゼンチカラは前走10番人気ながら、4着に好走。今年で11歳となりますが、若馬に負けない元気いっぱいの走りを披露しています。流れの落ち着く特別のほうが向く印象だけに、引き続き警戒が必要でしょう。
 別路線組では、メンコイワタシに注目。B1昇級後も堅実なレースぶり。プロキオン特別は回避し、ここが初のB1級特別挑戦となりますが、障害巧者だけに心配ないでしょう。

 1月20日(日)のメイン第10レースは、睦月特別(オープン・17:05発走予定)
 ナリタボブサップに注目です。1番人気に推された前走帯広記念では第2障害で体勢を崩して8着でしたが、障害巧者だけに立て直しが見込めます。賞金別定15キロ増となりますが、出走全馬が10キロ以上のハンデを課せられており、重量面でさほど不利な印象もありません。
 前走帯広記念を含めオープンで3走連続して4着なのがキタノタイショウ。前走より負担重量が軽くなるのはプラスで、障害さえスムーズなら、自慢の末脚が炸裂するかもしれません。
 近8戦を2勝、2着5回、3着1回の好成績でオープンに昇級してきたアオノレクサスや、障害次第ではホクショウダイヤフクドリも上位進出が期待できます。

  1月21日(月)のメイン第10レースは、大寒特別(A1・A2級決勝混合・17:05発走予定)。A1級-2組混合予選(14日第9レース)、A2級-2組予選(12日第11レース)の上位馬による一戦です。
 A1級-2組混合予選組が有力でしょうが、強い勝ち方をしたキンノカミの回避によって、混戦模様になりました。ひとまず2着だったトレジャーハンターに期待します。早めに障害を越えながら踏ん張り切れないレース続き。予選でも同じようなレースぶりでしたが、相手関係が下がっていたこともあり、久々に連対を確保しました。今回はA2級との混合とさらに相手が楽になっており、引き続き上位進出が狙えそうです。
 A1級-2組混合予選3着で昨年11月にはオープン特別でカネサブラックの3着があるホクショウバトルや、A1級-2組混合予選では5着でしたが、障害はひと腰クリアと良化がうかがえるミサキスペシャルも楽しみです。

今週の見どころ(1/12~1/14)

2013年1月11日(金)

 ばんえい十勝では、1月11日(金)から、「レース展望サイト」を開設しました。全国公営競馬専門紙協会の協力により、地元専門紙記者によるレース展望、コメント一覧などのコンテンツから構成されています。レース検討にお役立てください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 1月12日(土)のメイン第10レースは、カシオペア特別(B2級-1組・17:05発走予定)
 1月4日に行われた新雪特別(B2級-1組)のほぼ再戦ですが、勝ったビフカミツエは今開催からB1へ昇級しています。
 1番人気で3着だったマルニセンプーが巻き返しを期します。第2障害を降りて先頭に立つと、10キロ軽かったビフカミツエに交わされ、ゴール線上ではコジロウスペシャルに並ばれコンマ3秒差競り負けましたが、見せ場十分。展開次第で逆転可能でしょう。
 コジロウスペシャルは前走が古馬の特別初挑戦でしたが、決め手を発揮し健闘を見せました。特別2走目での慣れも見込めるここは引き続き上位争いに加わりそう。テン乗りの渡来心路騎手にも注目です。
 同4着だったカチナノリーも差はありません。残り20メートルで止まってしまいましたが、前々走に続き障害はひと腰で切れていました。第2障害を先頭で抜けられれば踏ん張る場面がありそうです。
 流れが落ち着けば6着アローファイターの食い込みも一考できます。

 1月13日(日)のメイン第10レースは、ガーネット特別(A1級-1組・17:05発走予定)。好調馬揃いで混戦模様です。
 注目はインフィニティーでしょう。オープンとの混合だった前走ばんえい十勝金杯で、今回のメンバー中最先着の4着。障害ではやや苦戦しましたが、しっかり伸びて混戦の2着争いに加わりました。A1級のみの戦いとなる今回は当然勝機が見込めそうです。
 11月にはA1級-1組特別で僅差3着があり、前走の5歳限定重賞・天馬賞2着のフジダイビクトリーや、帯広記念は9着も自己条件に戻ったシベチャタイガー、ばんえい十勝金杯ではインフィニティーからわずか1秒5差(6着)だったニシキエーカン、この条件の上位常連で障害巧者のオレワスゴイなど、相手争いは難解です。

  1月14日(祝・月)のメイン第10レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・17:05発走予定)
 12月2日に行われた重賞・ばんえいオークス上位4頭の再戦です。
 なかでも、この4頭中では最も遅く第2障害をクリア(10頭立ての7番手)しながら僅差3着に追い込んだマゴコロに期待します。タカラハヤヒメ(1着)、カツダイヤ(2着)が3番手以下を引き離しての一騎打ちを繰り広げていましたが、あわやというシーンを演出しました。3歳になってから特別(重賞)は、牝馬限定の定量戦のみ2度使われ、黒ユリ賞2着、前述のばんえいオークスが3着と崩れがありません。今回は、トップハンデのニシキウンカイ(ばんえいオークス4着)、タカラハヤヒメより30キロ軽い640キロだけに、チャンスがありそうです。
 ばんえいオークスでは第2障害を先頭で越えた2着カツダイヤはトップハンデの2頭より20キロ軽い650キロでの出走です。近走の成績は冴えませんが、8着だったばんえいダービーも含め、障害ではほとんど崩れていません。位置取り次第で勝機が見込めそうです。
 ばんえいオークスでは上位3頭からやや離された4着ニシキウンカイは、それまでは、ばんえい菊花賞を含め6連勝していた実力馬。その後は差のある敗戦が続いていますが、同世代の牡馬相手に互角の戦いをしてきた実力は侮れません。

1/3天馬賞回顧

2013年1月 4日(金)

オイドンが力の違いを見せつける!

 3日(木)は重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、単勝1.3倍の圧倒的1番人気に推されたオイドンが優勝。昨夏のはまなす賞以来となる、重賞5勝目を挙げました。

 この日、5.6%でスタートした馬場水分も、好天に恵まれてメインレースでは5.0%まで下がりました。レットフジ、アグリコトブキ、オイドンあたりが先行し、フジダイビクトリーもこの一角。やや早めの展開で第2障害を迎えました。
 ひと息入れて、最初に仕掛けたのはアグリコトブキとフジダイビクトリー。2頭が天板近くまで上がったところでオイドンも登坂を開始します。しかしフジダイビクトリーのかかりがよく、先頭で障害を突破。オイドンもひと腰でクリアし、追撃態勢に入ります。離れた3番手でアグリコトブキが続き、以下アアモンドマツカゼ、タッピイサムもクリアしていきました。
 先頭争いは残り30メートルの手前で、早くもオイドンがリード。次元の違う末脚を発揮し、フジダイビクトリーを置き去りにします。残り10メートルも切っても脚いろは衰えず、2着に11秒5もの差をつけて、ゆうゆうと荷物を運び切りました。フジダイビクトリーも、オイドンにこそ突き放されましたが、しっかりと歩き続けて2着を確保。アグリコトブキは後続の激しい追い上げに遭ったものの、しぶとく粘って3着で入線しました。

 世代限定の定量戦なら、やはりオイドンの実力が圧倒的。ワンサイドとはまさにこのことで、文句のつけようがない勝ちっぷりでした。今後の古馬重賞でどれだけやれるか、要注目です。
 フジダイビクトリーもこの馬なりにすばらしいレースを展開しましたが、今回ばかりは相手が悪すぎた印象。ただ重賞2勝の実力からも、重量と展開次第で今後も重賞戦線をにぎわせてくれるはずです。
 アグリコトブキは9番人気でしたが、オークス馬の名に恥じない走りを披露しました。古馬相手でも牝馬同士なら戦える印象で、さらなるタイトル奪取も可能性十分です。

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鈴木恵介騎手「同世代で定量戦だったら負けるわけにはいかないのでプレッシャーはありましたが、横綱相撲でしたね。軽馬場でちょうどよく、息も入れることができたので、流れも向きました。これから古馬との戦いとなりますが、オープン馬として出世できるよう頑張っていきます」

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