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2011年11月 アーカイブ

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11/20ばんえいオークス予想 須田鷹雄

ブラックパール1着決め打ち

 定量戦となると、やはり実力馬が有利。人気もブラックパールとアグリコトブキの2頭に集中だろう。
 取りガミを防ぐためには、まずこの2頭の前後を決めることが先決。◎ブラックパールの1着決め打ちだ。直接の評価材料はやはりばんえいプリンセス賞になるだろうが、10キロ余計にもらって膝を折った末の5.8秒差なら、差はないも同然。今回のメンバー中では馬格もある方で、660キロという絶対値に対する対応力も期待できる。
 黒ユリ賞2着時の3、4着馬、○トモエウンカイと▲アグリコトブキのどちらかは2着に来ると見て、3着候補の△を多めに取る。◎○▲で決めると悲劇的に安い配当になるだろうが、それ以外は○▲どちらかが飛んでいる前提だから配当も期待できるだろう。

 ◎8ブラックパール
 ○9トモエウンカイ
 ▲6アグリコトブキ
 △4アグリローズ
 △5ヘイセイオトメ
 △7アアモンドマツカゼ
 △1カムイカリン

 3連単
 8→6,9→1,4,5,6,7,9 各600円 計6000円

11/20ばんえいオークス予想 斎藤修

条件的にも負けられないブラックパール

 詳細はオッズパークのブログをご覧ください。

 ◎8ブラックパール
 ◯6アグリコトブキ
 ▲1カムイカリン
 △4アグリローズ
 △7アアモンドマツカゼ
 △5ヘイセイオトメ

 負けられないと書いたからには3連単の1着固定で。

 3連単
 8→1,4,5,6,7→1,4,5,6,7 300円 計6000円

今週の見どころ(11/19~11/21)

2011年11月18日(金)

 11月20日(日)のメインには、ばんえいオークスが組まれています。3歳牝馬の収得賞金順でトップのヤマトホマがいないのは寂しいですが、3歳女王を目指し10頭が集結しました。秋冬のBG1戦線のスタートを飾る一戦にご注目ください。

帯広競馬場でのイベントはこちら

 11月19日(土)のメイン第11レースは五稜郭特別(B2・B3級決勝混合・17:10発走予定)。11月13日第12レース(B3級-1組)、14日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 14日第8レースを勝って3連勝としたホクショウシャネルが注目を集めそうです。3連勝はすべてスムーズな登坂からの逃げ切りでした。今回は、別定5キロを課せられますが、スンナリ行ければ4連勝が濃厚といえます。
 ホクショウシャネルと同じ近3走を使われ2、4、2着のオーゴンプリンセスは追い込み一手で勝ち切れない面がありますが、ここも大崩れはなさそう。同じ前走3着で障害巧者のホンベツイチバンも差はありません。
 13日第12レース組では、勝ち馬が回避したため、コンマ1秒差まで差を詰め2着だったホワイトオーザンに期待がかかります。

 11月20日(日)のメイン第11レースは第36回ばんえいオークス(17:10発走予定)。定量660キロで争われる3歳女王決定戦です。
 トライアル・ばんえいプリンセス賞(10月1日)のほぼ再戦。その前哨戦でトップハンデを課せられ3着と敗れたブラックパールの巻き返しに期待します。第2障害でヒザをついたもののすぐに立て直されると、しっかり末脚を伸ばし、勝ったアグリコトブキから5秒8差なら悲観する内容ではありません。2月に行われた3歳牝馬重賞・黒ユリ賞でメンバー中最先着の2着、9月の秋桜賞でも紅一点ながら2着に入っている実績も心強いです。
 ばんえいプリンセス賞では最後に差されて2着だったトモエウンカイも、黒ユリ賞で3着の実績があります。
 トライアルの勝ち馬アグリコトブキも黒ユリ賞では4着。6戦連続3着以内の堅実さも魅力です。
 黒ユリ賞5着、ばんえいプリンセス賞4着で決め手あるヘイセイオトメまでが争覇圏内でしょう。

 この日の第9レースには南北海道産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日のヤングチャンピオンシップの予選第4弾で、石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高管内産の収得賞金上位馬による一戦です。
 オメガグレートの相手探しといえます。10月の重賞・ナナカマド賞はブラックボス、ニシキエーカンから僅差の3着。先着された両馬は、ハイレベルなメンバーが揃った先々週の十勝産駒特別でも着順を入れ替えワンツーを果たしています。通算3勝は突出した成績ではありませんが、これまでに戦ってきた相手がほかの出走馬とは違います。ここは断然の能力を見せつけてくれるでしょう。
 タケノキクヒメも3勝を挙げています。8月の2歳牝馬オープン・白菊賞6着で、2歳A級-1組でも7、8着に敗れていますが、この馬とオメガグレート以外の8頭は通算1勝以下で、前走が2歳C~D級だったことを考えれば、相手筆頭は譲れません。

  11月21日(月)のメイン第11レースは羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合・17:10発走予定)。11月12日第9レース(B1級-1組)、13日第10レース(A2級-1組)の上位馬による一戦です。
 13日第10レースの1、2着馬オイドン、ニュータカラコマが回避し、8頭立てとなりました。
 ひとまず中心はヒロノドラゴン。16戦連続して4着以内と堅実ですが、1勝のみと勝ちきれないのが悩みです。10月8日のA2・B1級決勝混合特別で2着の実績があり、11月12日第9レースでもコンマ8秒差の2着。連軸としては最適でしょう。
 13日第10レースでは離された3着だったシベチャタイガーも、強かった1、2着馬が不在なら、当然前進が見込めます。
 タケタカラニシキは、昨季はオープン混合戦でも勝利していた実績馬。8月以来の出走だった13日第10レースでは5着でしたが、体重が40キロ近く減っていました。馬体が回復すれば一発があるかもしれません。
 13日第10レースで4、9着と敗れたコーネルフジカネミセンショーの巻き返しもありそうです。

今週の見どころ(11/12~11/14)

2011年11月11日(金)

 11月13日(日)のメインには、4歳以上牝馬によるレディースカップが組まれています。4歳(3歳)以上牝馬のオープン特別は、現在、1月にヒロインズカップ(重賞)、3月にたちばな賞、5月にカーネーションカップ、そして11月にこのレディースカップが実施されています。ほかの3レースは、年齢の区別なく通算収得賞金順で出走馬が選出されますが、このレースは、4歳・5歳・6歳・7歳・8歳以上の各世代から、通算収得賞金での上位2頭ずつを選抜して実施されるのが大きな特徴。各世代のトップ級牝馬による激突にご注目ください。

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 11月12日(土)のメイン第11レースは丹頂特別(オープン・17:10発走予定)
 10月30日の北見記念で2着と敗れたカネサブラックの巻き返しが期待されます。逃げ切り勝ちを収めたギンガリュウセイを必死に追いましたが、わずか1秒2差届きませんでした。とはいえ、3着フクドリは10秒以上離しており、今回はギンガリュウセイが不在。久しぶりの勝利のチャンスといえます。
 フクドリは前々走のオープン特別、前走北見記念とも、ギンガリュウセイ、カネサブラックの3着でした。、カネサブラックには、重賞の前走は離されましたが、特別の前々走ではわずかコンマ6秒差。特別の今回は再び差を詰めてきそうです。
 トップハンデでも実績上位のニシキダイジン、得意の負担重量に戻ったホクショウダイヤ、軽ハンデ魅力のホッカイヒカルらが続きます。

 11月13日(日)のメイン第11レースはレディースカップ(4歳以上牝馬オープン・17:10発走予定)
 オープンから220万円未満までとクラス差があり、当然ハンデ差も大きいですが、下級条件馬は、近走精彩を欠くメンバーが多い印象。格上のオープン馬たちが力を見せつけそうです。
 なかでも中心はフクイズミでしょう。このところ牡馬との戦いが続いていますが、今年出走した牝馬限定オープンの2戦、ヒロインズカップとたちばな賞ではともに勝利と、格の違いをみせています。重賞では障害に不安を残しますが、特別の負担重量なら心配ないでしょう。
 これに続くのもオープン馬エンジュオウカン。こちらも今年出走した牝馬限定戦ではヒロインズカップ4着、たちばな賞4着、カーネーションカップ3着と崩れなく走っています。対フクイズミでは分が悪いですが、ニシキユウ、アグリミズキといった牝馬オープンでの上位常連馬が不在のここは、すんなり相手に収まりそうです。
 前走の逃げ切りが圧巻だった4歳馬ダイリンビューティ、徐々に立て直されてきた08年の3歳牝馬三冠(当時)馬ニシキエース、障害力と軽ハンデ魅力のタケノビジンら、以下は横一線といった情勢です。

 この日の第9レースには釧路産駒特別(2歳産地限定・16:00発走予定)が組まれています。釧路・根室管内産の収得賞金上位馬による争いです。
 12月30日に行われるヤングチャンピオンシップの予選第3弾。ここまでに行われた予選2レースでは、連対した4頭中3頭がメンバー中でいちばん多く勝ち星を挙げている馬でした。今回は3勝馬が4頭いますが、タカラハヤヒメが筆頭格でしょう。9月18日の2歳牝馬オープン・いちい賞は追い込んで3着、10月9日の重賞・ナナカマド賞では6着と結果は残せませんでしたが、この時期は、重賞・特別への出走経験そのものが強みといえます。今回、相手と目されるラブリーマイコロッキーホマレには、10月31日の2歳A級-1組で先着しており、4勝目のチャンスといえそうです。
 前々走の2歳A級-2組で2着があるサンノセンリョウも、8月14日の2歳牝馬オープン・白菊賞への出走経験があり侮れません。

  11月14日(月)のメイン第11レースはトドワラ特別(A1級-1組・17:05発走予定)。実力伯仲で大激戦となりそうです。
 ひとまず主力になりそうなのが前開催にオータムカップ(オープン-1組混合)を使われた馬たち。5着で末脚切れるミサキスペシャル、3着で障害巧者のキタノダイチや、軽めの馬場になるようなら8着スギノハリアー、7着インフィニティーらも上位をうかがいます。
 前開催は、端野峠特別(オープン-2組混合)、A1・A2級決勝混合と2走使いだったトカチタカラオレワスゴイは昨季までは、重賞やオープン-1組でも好勝負。今回の相手関係なら十分主役を張れる実績といえます。

今週の見どころ(11/5~11/7)

2011年11月 4日(金)

 先週からスタートした、12月30日のヤングチャンピオンシップを目指す2歳馬たちの争い・ばんえい甲子園。10月30日に行われた予選第1弾・北見産駒特別は、カイセキンザンが勝ち、2着がサクセスクィーン。この2頭が決勝戦であるヤングチャンピオンシップへの挑戦権を得ました。今週の日曜、11月6日の第9レースには予選第2弾・十勝産駒特別が組まれています。予選のなかでも、毎年もっともレベルの高いメンバーが揃う一戦。今年もぜひご注目ください。

 11月5日(土)のメイン第11レースにはクラブツーリズムカップ(オープン・A2級決勝混合・17:05発走予定)が行われます。10月29日第10レース(オープン-3組混合)、30日第10レース(A2級-2組)の上位馬による一戦。実力伯仲で混戦模様です。
 30日第10レースの勝ち馬カネミセンショーは、2番手で第2障害を越えると、逃げるミノルユウセンをはかったように差し切りました。成績が安定しないのが悩みですが、障害のキレも戻っており、引き続き好走できそうです。
 29日第10レースからは、1番人気にこたえて快勝したイッスンボウシ、同2着で9月にはオープン-2組混合特別でも2着があるワタシハキレイズキらが有力視されそうです。

 11月6日(日)のメイン第11レースはオータムカップ(オープン-1組混合・17:05発走予定)
 オープンの2頭、ホッカイヒカルニシキセンプーと、準オープン(360万円未満)のアグリミズキによる三つどもえです。
 ホッカイヒカルは、オープン一線級との戦いでは歯が立ちませんが、オープン-2組混合特別では、7月10日戦や3走前でともに1着など主役級の活躍をしています。今回のメンバーなら、ギンガリュウセイ、カネサブラックらが相手だった前々走茜空特別(8着)、前走北見記念(5着)からの巻き返しは必至でしょう。
 茜空特別では7着だったシキセンプーにも同じことがいえますが、両馬とも差しタイプ。先行力があり障害巧者のアグリミズキにもチャンスがありそうです。体重が暫減傾向にあるのは心配ですが、今季21戦して5着以内が20回と相手なりに駆けるタイプ。ホッカイヒカルニシキセンプーとは20キロ差でほぼ互角の戦いをしており、今回の両馬との25キロ差は有利といえます。

 この日の第9レースには十勝産駒特別(2歳産地限定・15:55発走予定)が組まれています。12月30日に行われるヤングチャンピオンシップの予選で、十勝管内産の収得賞金上位馬による争いです。
 ここには、重賞・ナナカマド賞の勝ち馬ブラックボス、同2着ニシキエーカンが登場します。両馬とも別定10キロ増でトップハンデですが、勝負圏内と思われる馬はすべて別定5キロを課せられており、ハンデ差がさほどつきません。当然上位争いできそうです。

  11月7日(月)のメイン第11レースはとかちクラツー杯(B1・B2級決勝混合・17:05発走予定)。10月30日第12レース(B1級-1組)、31日第8レース(B2級-1組)の上位馬による一戦です。
 10月24日の霜降特別(B1・B2級決勝混合)の1、2着馬ライズドラゴンヒロノドラゴンを中心に混戦が予想されます。両馬は30日第12レースではそれぞれ5、3着でしたが、障害力が生かせる特別戦なら巻き返しは当然といえます。
 割って入るとしたら、減量特典がある若い4歳馬たち。なかでも30日第12レースで2着に入ったリキエイ、同馬と4歳オープンで接戦を繰り広げているホンベツイチバン(31日第8レース4着)が有力でしょう。

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