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6/26柏林賞回顧

レットダイヤが粘り腰を発揮!

 26日(日)は重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝3番人気のレットダイヤが勝利。昨年のばんえい大賞典以来2度目の重賞制覇で、この世代での力上位を証明しました。

 馬場水分は1.5%で、砂煙が巻き上がる乾いた状態。道中はレットダイヤ、ミスタートカチ、ファーストスターあたりが先行して、その後ろから1番人気のトレジャーハンターを含む他馬が横一線で追いかける展開。隣枠同士のミスタートカチとレットダイヤが馬体を併せるかたちで、先頭で第2障害を迎えました。
 ひと呼吸入れて仕掛けたのはミスタートカチ。半馬身ほど遅れて、レットダイヤも登坂を開始します。掛かりがよかったのはレットダイヤで、一足先に天板に脚を掛けると、そのまま一気にクリアして障害を駆け下りました。ミスタートカチは脚が止まってしまい、後続集団からツジノコウフクヒメが2番手クリア。ようやく障害を突破したミスタートカチは、ファーストスターと並んで3番手から。さらに遅れてトレジャーハンターがクリアしていきました。
 先頭のレットダイヤは早めの競馬を演じたこともあり、脚いろはやや一杯。ツジノコウフクヒメがジリジリと差を詰めて、残り20メートルでは1馬身程度の差となりました。しかし残り10メートル付近では、逆にツジノコウフクヒメの脚いろが鈍り、レットダイヤがジワジワと差を広げにかかりました。外からはファーストスターも差を詰めにかかりますが、レットダイヤは驚異の粘り腰を見せ、結局5秒程度の差を保ってゴールしました。ファーストスターが残り2メートルでツジノコウフクヒメを交わして2着入線。トレジャーハンターは4着まで押し上げるのが精いっぱいでした。

 レットダイヤとミスタートカチでペースを作り、さらにレットダイヤは早めの競馬を演じて後続に脚を使わせました。そして、先行策から苦しくなってきたところへ迫ってきたのがツジノコウフクヒメ...。結果的にファーストスターが突っ込んできたとはいえ、まるでばんえい大賞典の再現VTRを見るかのようでした。やはり後続に脚を使わせつつ持ち前の粘り腰で逃げ切るのが、この馬の勝ちパターン。今後も展開がはまれば、さらなるビッグタイトルを手にすることができそうです。

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大口泰史騎手「有力どころと20キロのハンデ差があったので、他の重量の軽い馬が相手かなと思っていました。その軽ハンデの馬の追撃に遭いましたけど、よく辛抱してくれたと思います。ここを勝ったことで荷物を積まれると思いますが、頑張りたいと思います」

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