軽馬場味方にタケノビジン浮上
ばんえいダービーの出走馬の中で実力最上位なのは、今年のイレネー記念とばんえい菊花賞を制したテンマデトドケでしょう。先日のドリームエイジカップで3着のキタノタイショウも、昨年のイレネー記念とばんえい菊花賞の勝ち馬で、ばんえいダービーも制しました。
しかしテンマデトドケとキタノタイショウが異なる点はローテーション。キタノタイショウはばんえい菊花賞を制した後、順調に使われてばんえいダービーを制しましたが、テンマデトドケはばんえい菊花賞を使った後、ひと息入れています。なぜ約2ヶ月半も休ませなければならなかったのかの理由を考えると、「過大評価は禁物だ」という結論に達します。仮に最善の状態で出走させてきたとしても、どのみち休養はスタミナ面でマイナス材料です。
そこで今回◎に推したいのは、ばんえい菊花賞2着馬のタケノビジンです。タケノビジンは高重量を曳く大レースでは障害でヒザを折ってしまっているために、今回は人気急落の様相ですが、近2走は障害に重点を置いたレース内容で、うまく障害をまとめていました。今回はこれまでよりも更に重い重量を曳きますが、その分馬場も軽くなっているのでそれで相殺できると見ました。
○には世代トップクラスが集結していた秋桜賞を制し、ばんえい菊花賞では1番人気に支持されたホクショウバトル。近2走は格上馬が相手とはいえ負けすぎの感はありますが、昨年の雪が降る中のヤングチャンピオンシップを勝利しているように、スピードと切れ味で勝負するタイプです。それを考えると、馬場が軽くなったことによる変わり身があるかもしれません。
▲にはばんえい菊花賞の3着馬トレジャーハンター。その後自己条件を勝利して今回に挑みます。前走のドリームエイジカップは相手が強く惨敗しましたが、同世代が相手なら有力の1頭でしょう。
あとは△に前走で自己条件を勝利したミスタートカチ、ばんえいオークスの勝ち馬ダイリンビューティとばんえい菊花賞の勝ち馬テンマデトドケ。前走で好走したダメージがなければ、今回は上位争いに加われるでしょう。
◎ (1)タケノビジン
○ (7)ホクショウバトル
▲ (6)トレジャーハンター
△ (5)ミスタートカチ
△ (8)ダイリンビューティ
△ (2)テンマデトドケ
馬複
1-7,6,5,8,2 各1000円