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8/29ばんえい大賞典回顧

レットダイヤがまず一冠!

 29日(日)は3歳三冠の第1弾・ばんえい大賞典(3歳オープン)が行われ、単勝2番人気のレットダイヤが優勝。イレネー記念(7着)に次ぐ2度目の重賞挑戦で、初タイトルをゲットしました。

 道中はミスタートカチとレットダイヤが馬群を引っ張りますが、馬場水分1.1%と重めの馬場が影響してかスローペース。先行2頭が脚を止めて他馬が追いつくと、もう一度2頭が突き放しにかかる展開で第2障害を迎えました。 
 早め早めの競馬を演じていたレットダイヤが第2障害も真っ先に仕掛け、ひと腰であっさりクリア。一気に突き放して独走態勢を築きます。離れた2番手で障害を下りたのはミントヒッパルゾーで、差なくツジノコウフクヒメ、ホクショウバトル、ミスタートカチが続く展開となりました。
 先頭のレットダイヤはやや脚いろが鈍ったものの、それ以上に苦戦していたのが後続馬。2番手集団から脚を伸ばしたのはわずかにツジノコウフクヒメで、その追撃もレットダイヤとの差を縮めただけ。結局レットダイヤがリードを保ったまま荷物を運びきり、一冠目を奪取しました。2着はツジノコウフクヒメ。残り5メートルで5頭が横一線となった3着争いは、最後にひと伸びしたフェイが制しました。

 これで今季【8・4・1・3】とし軌道に乗ってきた印象のレットダイヤ。670キロの重量に加え力の要る馬場状態だけに、先行策から後続になし崩しに脚を使わせたレースぶりは非常に中身が濃いものと言えるでしょう。かつては能検で一番時計を出した好素材。今後の成長次第で、さらなる活躍が期待できそうです。

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大口泰史騎手「670キロと荷物は今までより重くなっていましたが、ハンデ差もあっただけに、この馬の先行力を生かすレースができました。今季入れ替えた砂が、この馬に合っているのかもしれませんね」

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