7月26日(日)のメインには3歳三冠の初戦・第34回ばんえい大賞典が行われます。三冠中で唯一の別定重量戦。2歳三冠を分け合った牡馬2頭、キタノタイショウ、ホクショウバンクが出走を回避し混戦ムードが漂います。
270万円条件のアオノレクサス・670キロから、120万円条件の牝馬ワタシハキレイズキ・630キロまで40キロ差がつきました。しかし前日から雨予報が出ており、馬場が軽くなりそうな今回は、重いハンデでもそれほど気にする必要はなさそうです。
となれば、アオノレクサスの出番でしょう。前哨戦のとかちダービー(6月7日・3歳オープン)では第2障害へ止めずに挑むと、そのまま押し切りました。その後270万円未満で、逃げて第2障害で苦戦、追い込んで届かずといった不本意なレース続きでしたが、強豪相手の前走白夜賞(芦毛馬選抜)で5着。同世代同士の戦いに戻り、軽馬場でのスピード勝負が見込めるここは勝利の可能性が高そうです。
牝馬は4頭が参戦。牝馬重賞バレンタインカップ、黒ユリ賞でともに1、2着に入ったウィナーミミ、ワタシハスゴイが実績上位でしょう。しかしこの2頭と同重量で差のない競馬をしていたタワノアヤカが今回は10キロ軽い640キロでの出走です。2歳時には牡馬相手の重賞で3着2回の実力馬も、今季は初戦のとかちダービー8着、黒ユリ賞を出走取消と流れに乗れませんでした。しかし、前走180万円未満で約7カ月ぶりの勝利を挙げ、復調を感じさせます。あまり忙しい競馬は向かない印象だけに、荷物が重くなりペースが落ち着きそうなここは持ち前の決め手を発揮してくるでしょう。
一発ありそうなのがワタシハキレイズキ。極端に軽い馬場になれば最軽量を利して逃げ切ってしまう可能性もありそうです。
出走表はこちら
【参考レース】
2/15 バレンタインカップ(勝ち馬:ウィナーミミ)
3/15 イレネー記念(2着馬:アオノレクサス)
6/ 7 とかちダービー(勝ち馬:アオノレクサス)