6月21日(日)のメインは第35回黒ユリ賞。3歳牝馬三冠の初戦で、180万円条件・630キロ、120万円条件・620キロの別定重量で争われます(注・タワノアヤカは出走取消となりました)。
メンバー的には全馬620キロで争われたバレンタインカップ(2月15日)のほぼ再戦。同レース1、2着のウィナーミミ、ワタシハスゴイが人気を集めそうですが、この2頭と残り7頭とで10キロ差がつくのがポイント。一筋縄ではいかなさそうです。
軽量7頭のなかで筆頭格は唯一バレンタインカップに不参戦だったヒマワリカツヒメ。ここ2戦は軽馬場で連勝していますが、負担重量が増え、道中息が入る重賞のペースはさらに向きそうなだけに、重賞初挑戦でも侮れないところでしょう。持ち味である決め手がさく裂するシーンも十分です。
コマクインはバレンタインカップでは果敢に先行し、第2障害を先頭でクリア。後続に交わされてからも最後までしっかり歩きとおし、ウィナーミミからわずか3秒8差の5着。一線級が相手でも持ち前の先行力が通用することを証明しました。10キロ差がつくことから、今度こそ粘り込めるでしょうか。
追いこんで3着だったスーパーコマチは安定した末脚が武器。障害次第という条件はつきますが、10キロ差を生かせれば、ここも差のない競馬ができるはずです。
630キロの2頭では、やはりウィナーミミ。松田道明騎手が手綱をとったときは連対を外していないのも心強いところ。ワタシハスゴイは前走とかちダービー(3歳オープン)で牝馬最先着の5着と実力をアピールしています。
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【参考レース】