5月31日(日)のメインは4歳三冠の初戦・第3回柏林賞。オープンから180万円条件までの10頭立て。負担重量はオープン710キロから1クラス下がるごとに10キロ減(牝馬はさらに20キロ減)で、上下40キロ差がつきました。
メンバー的には5月4日のすずらん賞(4歳オープン・馬場水分2.6%)のほぼ再戦。そのレースは、逃げてゴール寸前で一杯になったライデンロック(トップハンデ690キロ)を、離れた3番手から差を詰めてきたマルモスペシャル(660キロ)が差し切って勝利。3、4着にキンセイモン、フレイムスワロー(ともに最軽量650キロ)が追い込みました。
惜しくも2着のライデンロックはトップハンデをものともしない走りを披露。続く前走シルバーカップ(オープン)ではナリタボブサップと一騎打ちを演じました。今回も最大40キロ差のトップハンデですが、総合力では一枚も二枚も上だけに、力勝負なら主役は譲れないところでしょう。
しかし当日は雨予報が出ており、軽い馬場状態となるのは必至で、紛れる可能性も。そこで注目したいのがニシキエースです。すずらん賞(660キロ)では第2障害で再三再四ヒザをつき、まったく自分の競馬ができませんでした。しかし前走の牝馬重賞カーネーションカップでは690キロを課せられるも着実に良化を遂げ3着に健闘。さらに上積みが見込める今回は前走よりも軽い680キロでの出走です。ほとんどの馬が前走より負担重量が重くなっているなか、この10キロの減量はプラスにはたらきそう。3歳牝馬三冠に輝いた実力は折り紙つきだけに、得意の湿った馬場で好勝負に持ち込むでしょう。
すずらん賞3着のキンセイモンも軽馬場は歓迎。引き続き最軽量(670キロ)で出走できるだけに、自慢の末脚がさく裂するかもしれません。
世代限定戦では堅実に上位争いしているオレワスゴイ(700キロ)も押さえておきたい1頭。アカダケキング(680キロ)はすずらん賞では7着でしたが、目下の調子は悪くありません。スピードが生きる馬場での巻き返しに警戒が必要でしょう。
出走表はこちら
【参考レース】
12/14 ばんえいオークス(勝ち馬:ニシキエース)
12/28 ばんえいダービー(勝ち馬:ライデンロック)
3/29 クリスタル特別(勝ち馬:ウメノタイショウ)
5/ 4 すずらん賞(勝ち馬:マルモスペシャル)