エンジュオウカン頭で、相手はエメラルド
今年度のばんえい競馬が開幕して2週間。みなさん、いいスタートは切れましたか? 今週10日は、母の日恒例(と言ってもまだ2回目ですが)のカーネーションC。牝馬限定の重賞です。
今回は、去年の勝ち馬ニシキユウと2着馬トカチプリティーが揃って出てきました。両馬ともに去年と同じ負担重量。このレースへの臨戦過程も、去年とほぼ同じです。ということは、今回も好走する条件は整っているわけです。この2頭を基準に予想を組み立てればいいでしょう。
近走でこの2頭といい勝負をしたことがあるのは、ギャンブラークイン、エメラルド、エンジュオウカンの3頭です。3月29日のサッポロビール杯が、負担重量はいずれも700kgで、エンジュオウカン2着、ギャンブラークイン3着、エメラルド4着、ニシキユウ5着。この4頭は7秒2以内の差でゴールしました。また、3月22日の白樺賞では、725kgのニシキユウが3着、730kgのエンジュオウカンが5着、735kgのトカチプリティーが7着。ニシキユウとトカチプリティーの着差は16.9秒でした。
ここから比較すると、ニシキユウ、トカチプリティーより20kg軽い荷物のエンジュオウカンが最も有利になったようです。たとえその2頭と同重量だったとしても、今年1月のヒロインズCなどで互角に渡り合っていますから、今回の20kg差というのは、勝ってくださいと言わんばかり。人気になっちゃうでしょうが、ここは外せないでしょう。
さらに、エメラルドとギャンブラークインも、ニシキユウ、トカチプリティーより10kg軽くなりました。おもしろいのはエメラルド。去年のこのレースでは9着に惨敗しましたが、その時はニシキユウ、トカチプリティーと同重量。でも、今年は10kgもらっています。そして、直前のレース内容は、去年とは違ってかなりよくなっています。一発があればこの馬という気がしますね。
軽量に恵まれたエンジュオウカンは、かなり速いペースで先行しそうです。これを負かしにいこうとすると、オーバーペースになって惨敗する可能性が高いと思います。他の馬はたぶん控えるでしょう。ここは2着争いになると見ました。
馬券は、エンジュオウカン頭の馬単流し。相手はエメラルドを筆頭に、ギャンブラークイン、ニシキユウ、トカチプリティーの順。ニシキユウ、トカチプリティーは押さえ程度にして、エメラルド、ギャンブラークインを厚めにします。一発狙いで、1着エメラルド、2着エンジュオウカンの馬単も買っておきますか。
エンジュオウカンがあまりにも強気のレースをしすぎて障害で引っ掛かっちゃったらオシマイですが、そこまで心配したら馬券を買えませんからね。では、今回はこのへんで。