11月3日の開催を終えてのジョッキー・リーディングは、藤本匠騎手が98勝を挙げトップを独走しています。
これまでのシーズン最多勝は00年に坂本東一騎手(現調教師)がマークした173勝ですが、藤本騎手がこのままのペースで勝ち星を重ねていけば、金字塔を打ちたてる可能性もありそうです。
11月8日(土)のメイン第11レースに、クラブツーリズムカップ(オープン)が行われます。
注目は4歳馬アローファイター。前開催の霜月特別でオープン昇級後初の連対。障害に苦戦した前々走オープン(9着)から巻き返しました。引き続き重馬場が予想され、前走の勝ち馬不在のここは今季初勝利のチャンスです。
相手筆頭は霜月特別4着のスーパークリントン。9月の休養明け初戦は、休む前より50キロ近く体重を減らしており最下位でしたが、馬体が戻ってくるとともに成績も上向きです。こちらも今の馬場状態は向きそうで、さらに前進が見込めるでしょう。
タケタカラニシキは近3走のオープン、オールカマーで2、2、3着と好調維持、トモエパワーの底力にも期待したいところです。
11月9日(日)のメイン第11レースはレーシングカップ(オープン)。
中心はやはりカネサブラックです。約2カ月の休養明け後3走はオープン2勝、岩見沢記念2着。前開催を回避してここへの出走となりました。次開催(11月30日)に控える北見記念へ向けて落とせない一戦でしょう。
実績上位のミサイルテンリュウ、逃がすと怖いニシキダイジン、障害巧者ヤマノミント、この重量ならスピードが生かせるホクショウダイヤらによる2着争いがし烈となりそうです。
この日の第10レースは第15回北央産駒特別。空知、上川、留萌、宗谷管内産の2歳馬によるオープン戦です。
メンバー中唯一、2歳A-2での連対実績があるライトアームの軸不動です。一線級相手では逃げてゴール前で捕まるレースが続いていますが、この相手関係なら負けられないところでしょう。
相手筆頭はスターオブドリーム。10月12日の2歳A-3で、逃げ粘るライトアーム(1着)を好位での障害クリアからコンマ8秒差まで追いつめた脚は見どころがありました。
オープン特別に出走経験のあるジャングルソングも上位争いできそうです。
11月10日(月)のメイン第11レースは、2008クラブツーリズムカップ(混合500万円未満)。500万円条件の3頭に400万円条件のカップオーが挑む構図です。
500万円条件の大将格は登坂力上位のトウリュウ。ここは格下馬相手の混合戦だけに、先手を奪っての押し切りが濃厚です。
キングファラオは決め手自慢、キタノカイザーはここ2走は大敗もそれまでオープン混合、混合500万円未満などで8戦連続掲示板確保の実績があります。
一方、カップオーの持ち味は先行力。障害しだいのところはありますが、今季、オープン勝入混合2着、勝入混合500万円未満で2連対の実績はここでもヒケを取りません。500万円条件馬との5キロ差を生かしたいところでしょう。