上がり馬が台頭か
今年もあと2カ月。11月に入ったとたんに東京には木枯らし1号が吹きました。帯広にはそろそろ冬の到来でしょうか。ばんえい競馬は昼開催。でもむしろ、これからがいよいよ佳境です。張り切って当てていきたいですね。
さて、3日はばんえい菊花賞。定量戦のここは、本来なら“格”がものを言うはずなんですが、果たしてその“格”を素直に信用していいんでしょうか。
同世代同士のレースですから、獲得賞金を比べれば格上か格下かは一目瞭然。古馬に混じれば400万円以下のレースに出ているオレワスゴイが一番上で、あとは300万円以下のライデンロック、ニシキエース、ホクショウジャパンの順になります。定量戦なんだから、この4頭を買っておけば間違いない!と言いたいところなんですが……。
でも、このところのオレワスゴイはちょっと負けすぎじゃないですか? ひょっとしたら、重い荷物に嫌気がさしているのかも。大変身があったらゴメンナサイですが、今回は思い切って消しちゃいましょう。
一方、ホクショウジャパンは、復活しそうで復活しないので、この馬も荷物がこたえているのかな、と思われがちですが、ことによるとこちらは、馬場が軽くなったほうがおもしろいのかもしれません。負けたレースはかなりの重馬場。荷物が軽いときや軽馬場ならスピードに乗れるとしたら、今回、雨が降ったらおもしろいとも考えられます。3日の帯広、雨予報なんですよね。
ニシキエースとライデンロックは安定味があるのでバッサリ切るわけにはいかないでしょう。そして、最大の惑星はカネヅル。この馬の今の勢いには魅力を感じます。現時点での3歳馬の格の違いは、出世が速かったかどうかの差。そろそろ力を付けてくる馬が現れてもおかしくないでしょう。JRAの菊花賞と同様、上がり馬の台頭は常に頭に入れておかなきゃいけませんよ。
というわけで、ここはホクショウジャパン、ニシキエース、ライデンロック、カネヅルの馬複ボックスで。ニシキエースとライデンロックじゃぁつかないでしょうから、これは厚めに買っておきます。
3日には園田競馬場でJBCも行われます。競馬ファンの注目は、当然ながらそちらに向いてしまうでしょうが、ばんえい競馬もなにとぞお忘れなく!では、今回はこのへんで。