4月13日に行われた08年度第1回能力検査に出走した2歳馬263頭(うち合格馬213頭)中で、1番時計を叩き出したホクショウバンク(牡、岡田定一厩舎)が、5月5日(祝・月)の第2レースでデビューを迎えます。近年の第1回能力検査で1番時計をマークした馬には、オレワスゴイ(08年イレネー記念)、シベチャタイガー(07年ばんえい菊花賞)、マルミシュンキ(08年天馬賞など重賞3勝)ら層々たる顔ぶれが並びます。将来の活躍が期待される若駒の初陣にぜひご注目ください。
なお5月3日(祝・土)~5月5日の3日間は帯広競馬場の入場料が無料。また昨年好評を得たふわふわランドを今年も開設します。
5月3日(祝・土)のメイン第10レースはすずらん特別(4歳オープン)。
ここは年明けに出走した世代限定戦3戦すべてで連対していたミサキスペシャルに注目です。今回とほぼ同メンバーだった昨季最終戦・クリスタル特別(4歳オープン)では障害先頭から後続の追い上げを封じて勝利しています。持ち前の先行力に磨きがかかっている近況で、ハンデ差的に今回も押し切りが可能。当日、力のいる馬場状態になりそうなのもプラス材料です。
昨季後半にメキメキ力をつけてきたホッカイヒカル、クリスタル特別2着のコーネルフジ、軽量魅力のプリンセスモモ、エリザベスライデンらが相手として有力でしょう。
5月4日(祝・日)のメイン第10レースはスーパージョッキー賞(混合500万円未満)。
4月27日第9レース(混合500万円未満)の出走馬にハマナカキングを加えたメンバー構成となりました。そのレースは、ほぼ同時に先頭で障害を越えたトカチタカラ(1着)、ストロングペガサス(2着)、フクノカミカゼ(4着)、メジロショウリキ(5着)が横一線の叩き合いを展開。そこに残り10メートルでイナノプリンセス(3着・今回は不出走)も加わって、1~5着までが1秒1差にひしめく好レースとなりました、。
今回は昨季のリーディング上位騎手による選抜戦ですが、上位4騎手、鈴木勝堤騎手(フクノカミカゼ)、大河原和雄騎手(トカチタカラ)、藤本匠騎手(メジロショウリキ)、藤野俊一騎手(ストロングペガサス)がいずれも4月27日第9レースの上位馬に騎乗。この4頭による上位争いが濃厚でしょう。
5月5日(祝・月)のメイン第10レースは大雪賞(オープン)。
昨季、古馬重賞戦線で活躍したシンエイキンカイが実績的には一枚上の存在です。しかしどちらかといえば荷物を積まれたレースで、他馬が苦しむ間隙を突いて好成績を残すタイプ。今回は格的に下のメンバーが相手ですが、この重量では絶対視できません。
中心に推したいのは、昨季後半、主にオープン混合戦で中心的な活躍を見せた、障害巧者ホクトキング、先行力あるニシキダイジンの2頭。昨季最終戦の白樺賞(オープン混合)同様、ワンツーの可能性も十分でしょう。
障害さえまともならヤマノミントや、ホクショウファイトも差はありません。