29日(土)に行われたのは野菊特別(3歳以上430万円未満)。ここは2番人気のヒロノドラゴンが制し、銀河賞2着の実力をいかんなく発揮しました。
やや縦長の隊列のなか、ヒロノドラゴンが真っ先に障害に挑み、続いてブランドボーイ、ミスターセンプーあたりが仕掛ける展開。先頭でこれをクリアしたのはヒロノドラゴンで、遅れてミスターセンプーが続いていきました。障害を下りたのちミスターセンプーが差を詰めてきましたが、残り30メートル付近からは差がいっこうに縮まらず、結局1馬身差を保ってヒロノドラゴンが先頭でゴールラインを通過しました。最後は脚いろが一緒になったミスターセンプーが2着、障害5番手から追い込んだテンカが3着。
30日(日)のメインレースは重賞の岩見沢記念(3歳以上オープン)が行われ、トモエパワーが優勝。このレースについては別掲の岩見沢記念回顧をご覧ください。
この日の第7レースには2歳A-1戦が行われ、ホクショウジャパンが勝利。2着にコトブキタイガーが入り、2歳戦線を引っ張る2頭で決着しました。
1日(月)は神無月特別(3歳以上500万円未満)が行われ、昨年のばんえい菊花賞馬エメラルドが優勝しました。
各馬苦戦を強いられた第2障害は、ライジングサンが先頭でクリア。2番手でエメラルドとキョクシンオーが並んで下り、以下フクノカミカゼ、ニシキユウと続く展開。さほど差は開かず、1ストップで順位がガラリと入れ替わるサバイバル戦となりました。まずは残り30メートル付近で、キョクシンオーがストップ。残り20メートルで、いったんは先頭に並びかけたエメラルドも脚が止まりました。同じ位置でキョクシンオーが2度目のストップを喫し、終始歩き続けたライジングサンが先頭でゴールへ一直線。逃げ切ったかと思われたその時、ライジングサンの脚いろがほんの一瞬だけ鈍り、そこへエメラルドが強襲してきわどい争いに。結果、最後の一瞬でエメラルドが逆転して優勝し、ライジングサンは惜しい2着。後続の争いもきわどくなりましたが、キョクシンオーがフクノカミカゼを差し返し、3着を確保しています。