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馬券おやじは今日も行く(第37回) 古林英一

這えば立て、立てば歩めの……

 何を隠そう、小生は馬主さんなのであるっ!と胸を張って威張れるほどの馬主ではないが、とりあえずは馬主である。そもそもは懇意にしている牧場がホッカイドウ競馬で使っていた馬を10分の1持たせてもらったのが始まりである。今はばんえい界のノーザンファームといわれる(?)帯広ファームの佐々木さんの持ち馬を10分の1持たせてもらっている。形式的には「共有」であるが、こういうのは業界では「ぶら下がり」と呼ぶとJRAの登録課の人が言っていた。

 小生がぶら下がり馬主になっているのはミヤビライコウという2歳馬である。そのミヤビライコウ、通称ライコウくんが、9月1日に行われた10回帯広4日目第1競走でついに嬉しい初勝利をあげたのである(写真)。誠にもってめでたい限りである。

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 新馬戦が2着。このときは相手が強すぎた。勝ったのは現在2歳格付け1位のホクショウジャパン。こりゃあいかにも分が悪い。佐々木さんと一緒にレースを見ていたが、佐々木さんのいうには「大学生と中学生だなあ」。でもホクショウジャパンの2着ならすぐに勝ち上がると思ったのだが、ところがどっこいそうは問屋が卸さなかった。9戦して2着は新馬戦の1回のみ。3着が4回という戦績であった。格付けも22位から157位までずるずる下がりっぱなし。しかし、今回の勝利で70位と格付けも急上昇。

 ちなみに、われらライコウくんが勝ち上がった日の第3競走ではばんえい情報局斎藤編集長が代表馬主のヤエノリュウ、通称ヤエ坊が2勝目をあげた。でもね、うちのライコウくんの勝ち時計が1:41:1、斎藤さんちのヤエ坊は1:42:8。へっへっへ、うちのライコウくんの方が優秀だもんね。

 かのスーパーペガサスも2歳時は1勝のみ。これでライコウくんも、今のところ、名馬スーパーペガサスに並んだわけである。なんせうちのライコウくんはまだ馬体重が850kgしかない。これからどんどん成長するもんね。ばん馬のいいところは、2歳でぱっとしなくても4歳5歳で華開くことも少なくないことである。目標は2010年のばんえい記念制覇である(夢は布団の中で見るもんだと佐々木さんは冷たいが)。乞う、ご期待! ちなみに1割馬主の小生ではあるが、「そんなアホなもん、勝手にしたら」と、肖像権は小生の自由にしてよいという言質を佐々木さんからとってある。調子こいてライコウくん応援サイトまで立ち上げた小生である。小生の頭の中には、ライコウくんグッズを販売し、リッキーハウスで売って小金を儲け、あわよくばアニメ化されて巨万の富を得て、大学教師なんかさっさとやめて悠々自適のばんえい三昧という素晴らしいプランもある。嗚呼、夢は果てしなく広がる……。

 這えば立て、立てば歩めの親心というが、例えぶら下がり馬主であっても気分は同じ。ぶっちゃけた話、今のばんえいの賞金体系では全然儲けにはならない。でもね、馬主気分は最高。どうせ馬券で負けまくるなら、飼い葉代に突っ込むのも同じこと。皆さん、馬主になってみませんか?

 ちなみに、こういっちゃなんだが、全国に大学教授が何人いるかは知らないが、大学教授で家畜商免許をもっているのは日本広しといえど小生一人じゃあるまいか。ということで、馬主になりたい方は、北海道知事認可・登録番号石第650号、信頼・実績・相馬眼三拍子揃って皆無の正規登録家畜商である小生にご用命ください。ええ(加減な)馬お世話させてもらいまっせえ。

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