ばんえい帯広競馬は、今回から第3回開催に入ります。第2回開催を終えての騎手リーディングは、12勝で3人が並ぶ接戦も2着の差で坂本東一騎手がトップに立っています。
連対率では、騎乗数は少ないものの、今季2勝(リーディング19位)を挙げている新人の船山蔵人騎手が33.3%でトップに立っています。積極的な騎乗で人気薄の馬を上位に導くこともしばしば。今開催でもぜひその騎乗ぶりには注目です。
5月19日(土)のメイン第11レースはアカシヤ特別(混合700万円未満)です。
ここでの期待は今季初戦を迎えるミサイルテンリュウ。昨季のばんえい記念3着など高重量戦での実績もありますが、どちらかといえば負担重量は軽い方が好走することが多い馬。今回は720キロで出走できるために、チャンスといえるでしょう。持ち前の登坂力を生かし押し切る場面もありそうです。
昨季を6連勝で締めくくったタカラボーイも今季は未勝利ながらオープン馬たちと差のない競馬をしており侮れません。また前走は末脚に見どころがあったヤマノミントにも注目です。
2月にポプラ賞を制したスーパーロイヤルは近走不振ですが、そろそろ立ち直りのきっかけをつかみたいところでしょう。
5月20日(日)のメイン第11レースはライラック賞(4歳オープン)です。
2開催前の4歳オープン戦・すずらん賞で、6番人気の低評価を覆し逃げ切り勝ちを収めたのがテンカです。今回のレースには、すずらん賞に出走した10頭のうち9頭が出走を予定していることからテンカのレースぶりには注目が集まります。
唯一、すずらん賞に不出走だったのはナカゼンスピード。ばんえいダービー優勝をはじめ昨季の三冠レースではいずれも3着以内に健闘している世代トップ級の実力馬です。今季初戦となりますが、軽視はできません。
ほかでは、前々走の430万未満戦でテンカに先着しているメジロショウリキ、ニシキユウなども争覇圏でしょう。
5月21日(月)のメイン第11レースはつつじ特別(混合600万円未満)です。
トウリュウは、前走青葉特別は第2障害で苦戦し8着に敗れましたが、障害さえまともなら、前々走で見せたような先行逃げ切りに期待が持てます。
また、アローコマンダーにも注目です。青葉特別では、第2障害3番手から、迫力の追い込みを見せ優勝しました。
この2頭のほかでは、末脚強烈なトカチタカラ、昨季終盤は旧800万未満で連対を続けていたイケダガッツ、出走メンバー中唯一の700万未満格付けのグレートサンデーなども有力です。