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今週のみどころ(3/9〜3/12)

 今週は3歳馬の頂上決戦イレネー記念が行われるほか、オープンクラスのレースが3鞍組まれるなど、今年度最終開催へ向けて番組面のボルテージも上がってきました。特に古馬陣はばんえい記念を2週間後に控えているだけに、状態面のチェックも必須。今週はレースにパドックに、特に忙しい4日間となりそうです。
 9日(金)はメインレースに雪椿特別(4歳以上800万円未満)が行われます。ここでの注目はタカラボーイでしょう。現在4連勝中で、久々となる800万特別戦。メンバーは強化されますが、勢いに乗っているだけにここもあっさりという可能性もありそうです。近3走連続2着のイケダガッツは、戦ってきた相手関係からすればタカラボーイより上位。ただ6月の旭川以来勝利から遠ざかっており、勝ち味に遅いのも事実。きっちり勝利を収められるか、注目が集まります。ほかでは堅実なギャンブラークインとコブラタイガー、キングシャープあたりも好勝負が期待できそうです。
 第10レースには4歳以上オープンが組まれています。ここにはばんえい記念へ向けてピッチを上げたいミサキスーパー、シンエイキンカイをはじめ、エンジュオウカン、トカチプリティーといった牝馬勢もエントリー。平場ながら見逃せない一戦といえます。
 また第9レースの4歳以上オープン混合には、ニシキダイジンやホクトキング、エンジュダイヤといったタイトルホースがスタンバイしています。
 10日(土)のメインレースは春蘭特別(4歳以上オープン)。ここはオープン一線級が揃い、見ごたえのある一戦となりました。ひとつの指針となるのは2月の然別賞。これを制したミサイルテンリュウは、その時より重量は積まれると思いますが、今回も中心となりそうです。前走チャンピオンカップ3着も記憶に新しく、ばんえい記念へ向けて“強いミサイルテンリュウ”を期待したいと思います。一時期の勢いは失われた感じですが、カネサブラックもまだまだ争覇圏。走り慣れた700キロ台のレースなら、逆転も十分可能です。障害さえまともならフクイズミも勝ち負け必至。エビスオウジャの一発にも期待したいと思います。
 11日(日)のメインレースはイレネー記念(3歳オープン)。このレースについては別掲のイレネー記念プレビュー(後日掲載予定)をご覧ください。
 この日の第10レースは、8歳牝馬と11歳牡馬による蛍の光賞。アンローズを筆頭に、ツルマキシンザンやホクリュウイチらオープン馬をはじめ、キタノスサノオ、プリティブライトといった長年上位クラスを沸かせた馬たちがエントリーしてきました。ツルマキシンザンは前走7着とはいえ、それ以前は2連勝など好調を維持してきました。今回は重量差があるだけに厳しい展開となりそうですが、地力上位だけに好勝負を演じてくれると思います。
 12日(月)はメインレースにあんず特別(4歳以上650万円未満)が行われます。エントリーのある10頭のうち8頭が、前開催のシリウス特別を使っており、その再戦ともいえます。それを制したバンゼンは、近走つねに掲示板を確保する安定ぶりを見せており、ここでも中心視できるでしょう。キョウエイボーイは近走、末の甘さが気になるものの、もうひと踏ん張りがきけば争覇圏。本来のレースができれば、コマタイショウも好勝負が演じられると思います。
 第10レースは4歳以上オープン勝入別定が行われます。9日の第9レースと第10レース出走馬による2度使い戦で、出走馬はその2レース次第。9日の結果をきっちり踏まえたいところです。

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