問題は馬場状態
みなさん、明けましておめでとうございます。ひとまず存続が決まったばんえい競馬。今年は勝負の年になります。どうかみなさん、これまで以上のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
ところで、年末、大井競馬場・ふるさとコーナーに開設した「ばんえい競馬相談所」、おかげさまでご好評をいただきました。東京大賞典が行われた29日には、同コーナーでのばんえい競馬の売り上げが史上最高額を記録したとのこと。これもみなさんのご支援の賜物と感謝しております。今後も、同様のイベントを催すことがあると思いますので、その時はまたぜひお集まりください。
さて、新年の重賞第1弾は伝統の帯広記念。去年、軽馬場で行われたレースではミサイルテンリュウが優勝しました。果たして2連覇はなるでしょうか? 同馬は、前年同様、師走特別を勝ってここに出てきました。昨年12月の同レースは、馬場水分こそ3.6%という発表でしたが、実際にはコースにうっすらと雪が積もった軽馬場。逃げるミサイルテンリュウにとっては絶好の状態だったといえます。ところがその後、年末から年始にかけての帯広は好天に恵まれ、馬場もかなり乾いてきました。相変わらず前残りのレースが続いてはいるものの、高重量戦だけに、同馬のスピードが最大限に生かされる馬場ではなくなってきています。そこをどう考えるかが、今回のレースのポイントです。
もう1つのポイントは、帯広コース未勝利のアンローズと、近走の障害のかかりが今ひとつのサダエリコの取捨。どちらも牡馬をまとめて負かせる力を持った馬ですから、好走してもおかしくないんですが・・・。
ミサイルテンリュウの馬場ではなく、アンローズもサダエリコも不安大というなら、シンエイキンカイ、トモエパワーに出番あり、と見ます。シンエイキンカイは“今ふたつ”ぐらい勝ち味に遅い馬ですが、高重量戦は常連。870キロのソリでもきちんと仕事はしてくれるでしょう。一方、トモエパワーは今季の成長株。880キロの荷物は初めての経験ですが、上り調子の今なら、こなしてくれるはずです。ここで勝ち負けというレースをすれば、2007年のばんえい競馬を引っ張る存在にもなれるでしょう。そういう期待も込めて狙ってみようと思います。
馬券は、ミサイルテンリュウ、シンエイキンカイ、トモエパワーの馬単ボックス。オッズ次第ではミサイルテンリュウ、シンエイキンカイ、トモエパワー→アンローズの馬単も。このところ、8枠絡みの馬券がやたらと出ているので、帯広に実績のないアンローズでも押さえておきたいですからね。サダエリコの復調はもう少し後のような気がするので、今回は見送ります。
今回の帯広記念は、南関東、岩手などのほか、兵庫地区でも場外発売されます。関西地区でばんえい競馬の馬券が発売されるのは初めて。そこで私は、2日に園田競馬場でばんえい競馬紹介&解説トークショーをやります。関西方面のみなさん、どうぞお楽しみに。
2日からは3日連続の重賞開催。イイ馬券を当てて、いい正月にしたいですね。ではまた明日、銀河賞の予想で!