4日(日)は、今シーズン初の重賞、旭川記念(4歳)が行われます。定量戦だけに実績馬有利と見られますが、条件馬でも勢いあふれる馬がそろっており、馬券的にも楽しみな一戦となりそうです。
まず注目したいのはスーパークリントン。5月3日のすずらん賞を制したあと出走はなく、ここ一本に絞ってきたと思われます。これまで世代限定戦は重量を課せられながらも上位でフィニッシュ。今季2連勝の勢いも考えれば、ここも勝ち負けを演じることができるでしょう。もちろん格上の馬もいますが、調子と格のバランスを考えれば、この馬が筆頭と思われます。
もちろんカネサブラックも争覇圏。近走は精彩を欠いていますが、昨シーズンの6連勝も記憶に新しく、なんといってもばんえい大賞典馬。すずらん賞(6着=1番人気)の敗因はやはり重量と見て、定量戦の今回は巻き返してくれることでしょう。
ばんえいダービー馬エンジュダイヤ、ばんえい菊花賞馬カネタマルは、定量戦の恩恵を存分に生かしたいところ。特にエンジュダイヤは牝馬20キロ減もあるだけに、近走の成績から軽視するのは禁物。カネタマルは前走レーシングカップ4着で、こちらも一概には軽視できません。終わってみれば……、という可能性も十分に考えられ、注意が必要です。
ナリタボブサップも魅力十分。障害を下りて先頭に立ち、粘れるだけ粘って、さあどこまで。実力的には上記の馬と差はなく、特に馬場が軽くなればチャンス十分。さすがにないとは思いますが、馬場水分4.0%を超えた場合、12戦6勝、2着5回と猛烈な連対率を誇っています。天気予報に注意しましょう。
キタノカイザー、スーパーロイヤル、コブライチあたりまでは流れ込む可能性があります。470万、550万クラスといって軽視するのは危険です。
出馬表はこちら
【参考レース】
3/26 クリスタル特別(勝ち馬:キタノカイザー)
4/15 イオンカップ(勝ち馬:カネサブラック)
5/3 すずらん賞(勝ち馬:スーパークリントン)
5/22 旭岳特別(勝ち馬:ナリタボブサップ)
5/27 レーシングカップ(4着:カネタマル)
すずらん賞、レーシングカップの映像はこちら