
今回は波乱もありそうなミッドナイトレース!
今回のミッドナイトは5日間のロングシリーズ。通常より長い日数、レースを楽しめる。S級の参加人数は少なく、A級やB級の中から優勝者が現れそうな予感。気になる選手を挙げていく。
参加予定のS級は有吉辰也と重富大輔。有吉の近況は調子が上がらないでいる。最近は気温の上昇とともに走路温度も上がりつつあるが、それにうまく対応できていないか。しかし、元々は整備力がある方なので、長い低迷は考えられない。今回あたりで再び上昇カーブを描いてきそうだ。重富は前々走のミッドナイトで優出し3着。その後のナイターでも準決3着以外は2着2回。全て車券に絡めていたように、エンジン自体はまずまずと言える。
A級の中には前節のナイターで優出した選手が数名いる。その中で最も着が良かったのは桜木公和。優勝戦で1度は先頭を走っていたが、後半は失速して5着。それでも予選準決などは桜木らしいイン走法が決まっていた。佐藤裕児は優勝戦6着。0ハンからトップスタートを決め、逃げ態勢を作ったものの、試走タイムが一番悪かった機力がもろに影響して後退。ただ、優出メンバー以外ならエンジンはまずまずだった。東小野正道は優勝戦7着。10線最内から先行できずに、悪い位置取りから挽回できずに終わったが、ここ最近はエンジンが高位で推移しており、普通にスタートが切れれば好レースが可能。
他にはパワフルな走りが魅力の高宗良次や、速攻が武器でレース序盤にケリを付けられる片岡賢児と青山文敏に注目。竹中修二は1着か8着かのレース結果が多く、狙うならアタマで、狙わないなら着外にしたい。
山陽勢では岡部聡と岡松忠が有力。今期はA級にランクされている岡部だが、近況は随所に捌きの巧さを見せている。よほどのスピードレースにならない限りは中団を突破してくるだろう。岡松は現在、最重ハンの10M前で走っている。スタートが早いので、レース序盤に好位置に付けてくる事が多い。
B級では本門延唯が楽しみ。前々走では優出していたし、その後もソコソコの動きを見せていた。今回は最も若い期である34期勢が多く参戦しているが、1走ごとに力を付けている様子なので、全てのレースから目が離せない。
※5月26日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-22(25期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-31(27期)〕
桜木 公和〔飯塚 A-22(24期)〕
東小野 正道〔飯塚 A-24(25期)〕
高宗 良次〔飯塚 A-26(32期)〕
佐藤 裕児〔飯塚 A-99(32期)〕
岡部 聡〔山陽 A-12(19期)〕
岡松 忠〔山陽 A-47(17期)〕
浜松オートはリレー開催!
浜松オートは前節のアーリーレースから連続開催。今回は通常の昼間のレースになる。アーリーレースで活躍した選手が多く参戦し、レースの時間帯は違うとはいえ、車券を買う上では大いに参考になる。
今回の優勝候補筆頭は鈴木圭一郎。アーリーレースには出場していなかったが、その前の浜松一般開催では優勝を決めていた。その前の地元GIでも準優勝するなど、エンジン面は高位で推移。乗り手のリズムも良いので、初日から連勝街道を築きそう。
木村武之は前走の地元GIではしっかりと優出し5着。シリーズを通して白星がなかった点は気になるが、その前の地元開催から連続で優出はできている。そろそろ今年の初優勝が欲しいところ。今期の浜松2番手は伊藤信夫。地元GIでは振るわなかったが、その後の飯塚では3走して1着が2本。試走タイムがしっかりと出ていたのでエンジンは悪くない。青島正樹は鈴木圭が優勝したレースで3着。調子は上がっている。
アーリーレースで優出した渡辺篤は近況好調。前々走の地元GIでも優出していた。エンジンがいい時の渡辺は、スタートの切れも良くなるのでレース序盤で有利な展開を作りやすい。
外来S級では岩見貴史が好調。前々走の地元では完全優勝を達成していたし、前走のアーリーレースでも初日から連勝を決めて優出。スタート一気の速攻だけではなく、道中の追いアシも鋭くなっている。同地区の田中茂もアーリーレースで優出。近況は1着が少なかったが、そこでは初日から連勝していた。
山陽からはS級が多く参戦。アーリーレースに出ていたのは丹村飛竜だが、準決5着で優出はできなかった。それでも連続参戦の強みでいいセッティングを見つけてくるか。角南一如は浜松の通常開催が前走だったが、そこでは優勝戦まで進んでいた。捌きの的確さでは松尾啓史に注目。浜松は3節連続での参戦になる。ここ2節は優勝戦まで進めていないが、エンジン的には戦える状態にありそう。
A級では花田一輝、石貝武之、赤堀翼、小林悠樹が前走のアーリーレースで優出。レース間隔が空いていないので、良いリズムのまま今節を迎えられる。山陽勢では岩崎亮一や人見剛志などが、S級並みの走力でレースを盛り上げるだろう。
※5月30日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-4(24期)〕
木村 武之〔浜松 S-5(26期)〕
青島 正樹〔浜松 S-33(22期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-47(31期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-32(29期)〕
田中 茂〔飯塚 S-45(26期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕
業界初の試み・アーリーレース始動!
浜松オートで早い時間帯からオートレースを楽しめる。他場で記念レースのナイターが開催されている昼間に、浜松オートではアーリーレースが行われる。全レース7車立てで、今回は8R制。1Rは10時3分発走で、最終8Rは13時31分発走だ。
地元で大役を任されるのは佐藤貴也。前々走ではGIゴールデンレースを制し、その後の一般開催でも優出していた。レース時間帯の変更はあるものの、同じ地元走路で走れている強みは大きい。しっかりとセッティングを合わせ、快走を見せてくれそうだ。
他に地元S級は中村友和と渡辺篤。中村友はエンジン状態に成績が左右されやすい傾向あるが、並以上の仕上がりになれば捲りを主体に車群を突破できる。渡辺は前々走のGIゴールデンレースで優出。その後の一般開催でも2勝を上げており、エンジン状態は高い位置にある。
外来S級では岩見貴史が好調。前走の地元ナイターでは、初日から3連勝を決め完全優勝を達成した。優勝戦では一つ外の枠に荒尾聡が控えていたが、鋭いスタートから先手先手の攻めが決まっていた。同期・佐藤貴にも対抗できる勢いだ。更にその同期の丹村飛竜も状態はまずまず。前走の川口では初日から連勝を決め優出。エンジン的には十分戦える位置にある。田中茂もエンジンは悪くない。近況は車券に絡むシーンが多く見られる。
地元のA級では浅田真吾が前走で優出。車の行きっぷりは良さそうだった。今は最重ハンの10Mに置かれているので、得意の速攻が決まりやすい。速攻と言えば遠藤誠や鈴木静二も状態は悪くなく、素早い仕掛けが見られそう。仲口武志は以前の果敢さが戻りつつある。スピードあるのは山浦博幸で、特に大きなコースを回れる時は上位に進出できる。花田一輝も前走は連勝で締めており、こちらもスピードが魅力の選手。
外来A級では中村杏亮が前走の地元ナイターで準優勝。シリーズ全てのレースで2着と連対率が高まっている。同じ飯塚勢では辻大樹と牧瀬嘉葵も自分の走りができていた。ただ、ナイターからアーリーレースになるので、走る時間帯が大きく異なる。その辺のセッティングが巧く出せるかどうかはポイント。今はA級にランクされているが、人見剛志はS級に匹敵する実力の持ち主。同じ山陽勢では高木健太郎が前走の伊勢崎で優出していた。
※5月26日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐藤 貴也〔浜松 S-12(29期)〕
中村 友和〔浜松 S-44(32期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-47(31期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-32(29期)〕
田中 茂〔飯塚 S-45(26期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-37(29期)〕
浅田 真吾〔浜松 A-71(27期)〕
人見 剛志〔山陽 A-7(28期)〕
青山周平が川口記念連覇に挑む!
今年も川口記念の季節がやってきた。ナイターで行われるGII開催。昨年は青山周平がスーパーハンデを克服して優勝。今回もその青山は参戦。近況の動きから、今回は通常のハンデ位置での競走になりそう。果たして連覇はあるのか。それともそれを阻止する選手が現れるのか。
青山は今年の始めからずっと優出を逃していなかったが、前走の浜松GIでは準決3着で優勝戦には進めなかった。それでもエンジン自体は悪くなく、試走タイムはしっかり出ているし今大会連覇を十分狙える動き。前走の分まで今回に闘志を注ぎ込んでくるだろう。
地元勢は中村雅人が調子を上げてきた。前走となるナイター開催では、初日からオール連対で優勝を達成した。今年は3回の優勝があるが、その全てが地元川口での優勝。記念タイトルからは遠ざかっている感あるが、そろそろ存在感を再確認させてくるか。
中村が優勝したレースには佐藤摩弥、若井友和らも乗っていた。若井は常にエンジンが中堅上位はある。勝負どころではしっかりとインに突っ込んでいける。佐藤摩はエンジン状態が節によって大きく異なる。シリーズ初日の動きには特に注目したい。地元S級では岩田裕臣、山田達也、平田雅崇などがエンジン状態そこそこ。
外来S級では青山以外にも有力者がちらほら。金子大輔は前走の地元GIで優出。その前の伊勢崎でも優出しており、今のところ上り調子。レース道中も落ち着いた走りができている。その同期の早川清太郎は前々走の地元で優出。その後の動きも悪くはなかった。吉原恭佑は前走の地元で優出し4着。予選準決は1着で通過していた。篠原睦は今年まだ2回の優出のみと、本人の実力を考えれば物足りないが、大きな着を取る事は少ない。車券に絡むケースが多い。丸山智史は今年、地元のGIを制するなど成長を見せている。その後はエンジンの仕上がりをやや欠いているが、仕上がった時は記念開催でも優勝争いに参加できる。
A級では前走で初優勝のチャンスがあった片野利沙に注目。優勝戦は中村雅に捕まってしまったが準優勝の結果だった。逃げるレースなら今回も見せ場を作れる。その優勝戦には福田裕二、鈴木清なども乗っていた。鈴木清は今回の大会の前々年覇者。2年ぶりの同大会優勝を目指す。外来勢では、捌きがある谷津圭治や豊かなスピードが魅力の滝下隼平などがエンジン状態上向き。
※5月23日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-15(31期)〕
金子 大輔〔浜松 S-11(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
丸山 智史〔山陽 S-21(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-3(29期)〕
シリーズを引っ張るのは荒尾聡!
今回の飯塚オートはナイター開催。3日間の短期決戦だ。出場するS級選手はそこまで多くない。A級やB級の中にも好調な選手はいるので、優勝争いは簡単にはいかない。注目選手を挙げていく。
シリーズの核になりそうなのは荒尾聡。前走は浜松GIだったが、ここではしっかりと優出を決めていた。優勝戦は重走路で、前を走る佐藤貴也を抜きにかかっていたが、攻略できず3着入線。惜しい結果にはなったが、シリーズを通してみると良走路でも重走路でも好走ができていた。エンジン自体はかなり高いレベルにある。スタートも切れている方なので、今回は最重ハンの大外になってもカマシ気味に出て、有利な展開を作れそうだ。
地元S級で他に有力なのは有吉辰也と重富大輔。有吉は前走の浜松GIの2日目に被害があって落車。その後の3走はパッとしなかった。落車の影響があるのかもしれないが、今回は地元なのでじっくりと整備に取り組める。重富は前走の地元ミッドナイトで優出し3着。予選準決は1着で通過しており、エンジン自体はまずまず良さそうだった。
外来S級では田村治郎が前走の地元で優出。重走路も得意とする田村は、梅雨のこの時期は活躍が期待される。佐々木啓、伊藤信夫、岩田行雄も実力者。佐々木は前走の浜松GIでは初日、2日目と連対。その後は好結果を残せなかったが、エンジン自体はそこそこで、今回のような一般開催なら十分通用する状態。伊藤信も前走は浜松GI。シリーズを通して納得いく成績ではなかったが、試走タイムは出ていたのでエンジン面はそこまで悪くはなさそう。良走路ならスピードに乗って追っていける。岩田も前走の地元ではイマイチだったが、走りの方は変わらず血気盛ん。前を走る車に少しでも隙があれば、迷わずインに突っ込んでいける。
A級では浜松の藤波直也が前走の地元GIで優出していた。重走路の優勝戦は7着だったが、予選道中は藤波らしい思い切った走りができていた。31期で、まだまだ伸びシロがある選手。これからの成長が楽しみだ。別府敬剛は前走の地元ミッドナイトで準優勝。3日間のシリーズでオール連対だった。エンジンは高い位置で安定している。田中正樹は前走の伊勢崎ナイターで優出。一時期は最重ハンでの競争を強いられて苦しんでいたが、今のハンデ位置ならレース序盤の展開がだいぶ楽になる。
B級では、生方将人が前走の地元で準優勝。優勝戦は得意の重走路だった。予選準決も2着で、このシリーズは全て2着だった。最重ハンの30M前で、単騎0ハンなら粘り強い走りができる。吉川麻季は現在、連続優出中。エンジンは常に高い位置にあるが、苦手としていた重走路をこなせるようになったのは大きい。同期の稲原瑞穂も近況は車券に絡むケースが増えてきた。最も若い34期では信沢綾乃が前走の地元で優出。ケガでデビューは遅れたが走りのセンスは高く、レースを重ねるごとに自力を増している。同期同地区の本田仁恵も成績にムラはあるが、1着を取るレースが多くなっている。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-7(27期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-22(25期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-31(27期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 S-28(15期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-34(30期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-4(24期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-9(23期)〕
藤波 直也〔浜松 A-55(31期)〕