岩見貴史を振り切り木山優輝が完全V
良好なコンディションの飯塚ミッドナイト。4月7日からのナイター⇒ミッドと6日間連続開催の最終日。ナイターでは準決で雨走路に涙を飲んだ木山優輝。今回の準決は雨走路で1着と初日から連勝で迎えた優勝戦。試走タイムは岩見貴史と3.29秒で同タイムだったが、岩見から3連単7-6-5、2連単7-6が一番人気。その岩見に先行した木山は本門→藤川幸で回る展開を滑らかにインから攻め上げ、岩見との差を徐々に拡げる。上がりタイムも3.364秒と文句なし。先月末に3度目の優勝果たして間隔を空けずにVと近況の走りに充実さが垣間見れる。この後は17日からのナイターに追加あっせんされており、今後も期待したい。
記念レースの準決なので最重ハン以外の選手はハンデが重化した。レース展開への影響はありそうだが、準決まで進出しただけにエンジン状態は良い選手が多い。
9R...0ハン単騎の金田はスタートを残して出る。連勝中とエンジン状態は良く、レース序盤でやられることはなさそうだが、最後まで先頭を走り切れるかどうかは疑問。ここは追い足の鋭い金子大と松尾啓が競り合いながら上位に進出してくる。永井はここまでの動きがイマイチだが、準決だけにエンジンを上向かせてくるか。最も仕上がりが良いのは滝下。
◎ 8 金子大輔
○ 6 松尾啓史
△ 7 永井大介
△ 1 金田悠伽
▲ 4 滝下隼平
おすすめの買い目
8-67-1467
別線は金田の逃げ切り
1-4678-4678
10R...10線勢のスタート争いは外枠でも鈴木宏がカマシ気味に出ていきそう。その流れに大外の有吉も続いていく。この両者が有利な展開を作る。ただ、ハンデが重化したとはいえ、0ハン単騎の春本はまずまずのタイムが出ている。簡単には後続に捕まりそうもなく、この3者で三つ巴の様相となる。谷津と森本は内寄りの利を生かせれば好走も。
◎ 8 有吉辰也
○ 7 鈴木宏和
△ 1 春本綾斗
△ 2 谷津圭治
▲ 3 森本優佑
おすすめの買い目
178ボックス
穴ならスタート奮起した時の谷津
2-1378-1378
11R...初日から3連勝、更に前節から通算すると6連勝中の青山周が強気な仕掛けで中団を突破する。アタマ固定で狙いたい。松尾彩はハンデ重化したが枠ナリスタートを決められそうで、武藤を道中でマーク差しする。丹村飛は今節からエンジン乗り換わって上々の動きを見せている。スタート次第では優出も十分考えられる。伊藤信や渡辺篤が連下の狙い。
◎ 8 青山周平
○ 2 松尾彩
△ 6 丹村飛竜
△ 7 伊藤信夫
▲ 4 渡辺篤
おすすめの買い目
8-26-2467
松尾彩はスタートで武藤を叩けば好展開
2-4678-4678
12R...青山周と同様に初日から3連勝、更に前々節から負けなしの11連勝中の鈴木圭が当然の本命になる。10線内枠勢にスタート巧者が少なく、8番手からの競争は考えにくい。となると追い込む展開でもかなり楽になってくる。相手は荒尾。鈴木圭を張って出るケースもありそうで、先手先手の攻めを見せてくるかも。同じくスタート力ある佐藤摩も好走十分。いっぱいに粘って吉田祐。3日目の走り良かった桝崎も。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 7 荒尾聡
△ 6 佐藤摩弥
△ 1 吉田祐也
▲ 3 桝崎陽介
おすすめの買い目
8-67-1367
逆転あればトップスタートから一気に先頭に立つ佐藤摩
6-8-137
今年の初優勝を狙う岩見貴史
2月に40歳の誕生日を迎えたが、天候に関わらず素早い仕掛けを繰り出し続けている岩見貴史が、捲りをメインに差しも活用して6車を捌く。今節もう1人のS級篠原睦が敗退したことで、昨年10月以来の優勝へチャンスが拡がったといえる。
越智尚寿は50歳になり半年を過ぎたが、スタートの早さは安定し捌きの決め手も高い。現状はハンデ有利でもあり、2021年6月以来のVを目指す。
藤川幸宏は近年ランキングが上向かずハンデは最重ハンの20メートル前に定着しているが、備えるスピードはこのメンバーに入っても上位であり、0ハン両車を一気に捲って交わせれば2017年4月ぶりの優勝へ大きく近づける。
木山優輝はしばらく続いていた低迷からすっかり脱出して3月末に優勝したばかり。最近は最重ハンからでも差しが決まっている。岩見を張りながらイン戦で先駆けを狙っていきたい。
◎ 7 岩見貴史
○ 5 越智尚寿
△ 3 藤川幸宏
▲ 6 木山優輝
穴 1 本門延唯
おすすめの買い目
7-5=361
穴なら
3-5=167
文/鈴木
37期の福岡鷹が早くも2度目の優勝
今年1月にデビューし、4節目に初優勝した福岡鷹。2節前の浜松は苦戦したが前節の飯塚デイレースは初日から2連勝して優出。そして今節。再び予選~準決勝戦を連勝して挑んだ決勝戦は堂々の1番人気。
レースが発走すると福岡は危なげなくスタート残して早い周回に独走態勢を築き始める。10線先行の竹中修二を同ハン小林頼介が逆転して2番手を奪取も、先頭を走る福岡は遥か彼方。
重ハン勢からは丹村司だけが番手を上げてきて、篠原睦や越智尚寿は後方に置かれたまま終わった。
文/鈴木
走路変化に対応した若井友和
未明から降り始めた雨は最終日の1レースから走路をしっとり濡らしたが、5レース時には小雨、6レース以降は雨が上がり、最終12レース優勝戦は湿り気が残るものの良走路に近い条件で選手たちは戦うことになった。
池田政和が勇み足のフライング。仕切り直し2度目のスタートは0ハン2車は枠ナリ、10線は真ん中の高橋義弘がヘコみ、斎藤撤二は走路が乾きすぎたのか道中進まず、松山茂靖が0ハンを追うが仕掛けるまでは至らず。20線は枠ナリ発進になったが、1周回バックストレッチで若井友和が同ハン2車の前へ出た。
若井は4周回で松山と鈴木健吾を捌き、3周目に先頭へ立って逃げていた早津康介を最終回3コーナーでイン攻め捕えて首位。昨年1月(伊勢崎G2レジェンドカップ)以来、地元ではおととし3月以来となる通算55度目の優勝を決めた。
文/鈴木