川口オートで新たな夜が始まる!
いろいろな時間帯でのレースが行われているオートレース界だが、川口で新たな試みが始まる。その名も「川口ナイトレース」。第1Rの発走予定時刻が18時52分、最終レースが21時50分。通常のナイター開催は15時ごろから始まり、最終レースは20時30分ごろ。今開催は、それより最終レースが約1時間半遅くなる。20時30分が最終レースでは物足りなかったファンも、今開催ならもっと遅くまでオートを楽しめる。ちなみに各レース7車立て、全8R制で開催が行われる。
今回出場する主力は、前走が直前の川口昼間開催だった選手が多い。そこで優勝したのは佐藤裕二。近年、優出はあっても優勝がなかった佐藤裕にとって、この優勝は相当嬉しいモノだったことだろう。走り自体は全く変わらず、差しの切れ味は健在。スタート力もある程度あるので、この優勝で波に乗りたいところ。
そこで準優勝だったのは鈴木清。優勝戦では残りの周回で佐藤裕に詰め寄ったが、交わし切るまでは行かず2着入線だった。エンジン自体は強めに見えたので、今開催で同じレースになったらリベンジを果たしたい。同3着は加賀谷建明。10線最内からのスタートで、枠ナリ発進を決めたものの、前を走る黒岩明を交わす前にやられてしまった。悔しさ残った優勝戦の思いを今回にぶつけたい。
他では若井友和、森且行が優勝戦に乗っていた。7枠だった若井は道中で追い込みを見せたが、5着までが一杯だった。ただし、前々走でも優出しており、エンジン面は中堅上位で推移中。安定した走りは見られる。森は序盤で好位に付けたが、そこから進めず6着だった。森の方も前々走の浜松GIIで優出しており、近況は状態上向きと言える。
今回出場する中でランクトップは永井大介。ただ、最近の永井は精彩を欠いている。このところ肝心の準決で連に絡む事ができず、優出できないでいる。ただ、それ以外の予選などでは白星を挙げているので、エンジンを良い状態で安定させられるかどうかがカギ。大木光もやや元気がない。調子の波は穏やかな方なので、この低調の流れをどこかで断ち切りたい。山田達也もエンジンもう少し欲しい現状。ただ最終日に白星を挙げたことは今後への希望となる。
A級では阿部剛士が前走の伊勢崎で優勝してきた。3日間の開催でオール連対。更に優勝戦では重走路だったとはいえ、青山周平や早川清太郎らの強豪を振り切っての勝利。これは大きな価値がある。
他では堅実なイン戦で着をまとめている五十嵐一夫、血気盛んな走りでレースを盛り上げている篠崎実、スピードある走りを展開している吉田祐也などに注目したい。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
大木 光〔川口 S-17(28期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕
山田 達也〔川口 S-19(28期)〕
森 且行〔川口 S-25(25期)〕
鈴木 清〔川口 S-33(23期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-45(24期)〕
阿部 剛士〔川口 A-32(27期)〕
山陽の恒例GII・若獅子杯が始まる!
今年も山陽オートでGII若獅子杯が開催される。29期以降の若手選手のみによる戦いは、スピード感溢れる競争が多くなる。これまで記念タイトルとは縁遠かった選手もタイトルホルダーになるチャンス。その一走一走から目が離せない。
今回の地元・山陽の近況は、若手で数名、成長を見せている選手がいる。今回出場する地元勢の中でランクトップの丸山智史もその一人。いまだ記念タイトルは獲っていないが、レース道中の捌きは的確さを増している。これまで6度の優勝があり、そろそろ記念レースで優勝してもおかしくない実力を身に付けている。長田恭徳は今年のGI令和グランドチャンピオンカップで優勝し、全国区に名乗りを挙げた。追い込むレースが増えた近況でも、結果を出せるようになってきている。
逆に丹村飛竜は近況がイマイチ。それでも前走では試走29を出すなど、一応の復調の兆しは見えかけている。今回出場する選手の中では経験豊富な方なので、エンジン足りない部分をレースの読みなどでカバーしてくるか。
外来で注目は青山周平と鈴木圭一郎。もはやこの2人は、完全にメンバーが揃ったSGでも結果を出せる強さを持っているので、若手が主体の今回のような大会では当然の優勝候補に挙げられる。どちらも、おおむね好調だが、青山の方が充実度が高い。近況はほとんど優出を逃しておらず、更に言えば優勝も多い。今年は20回の優出があり、その内10回が優勝。今の青山を止められる選手はほぼいない。対する鈴木圭は今年19優出の8優勝。最近は大事な準決で連を外すシーンも見られるが、エンジン自体は高い位置にある。この両者が今シリーズを引っ張っていきそう。
次に有力なのは佐藤摩弥。新ランキングはS級10位。これは自身最高位で、調子の良さをうかがわせている。ただ、夏あたりから今にかけては走りに迫力が見られていないので、今回で立て直しを図りたい。
中村友和、黒川京介といったあたりも成長盛りで、スピードには目を見張るものがある。特に黒川は昨年、山陽のスピード王決定戦でGIを獲っており、当地は好相性と言える。
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主な出場予定選手
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丸山 智史〔山陽 S-21(31期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
中村 友和〔浜松 S-26(32期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-10(31期)〕
黒川 京介〔川口 S-47(33期)〕
伊勢崎アフター6ナイター開幕!
かなり前のオートレースは昼間開催のみだった。そこからナイター開催が始まり、薄暮レース、ミッドナイトとさまざまな時間帯でのレースが執り行われてきた。今回のアフター6ナイターは、午後6時以降に第1Rが始まり、最終Rは20時50分。各レース7車立てで、全7R制で行われる。参加選手数は49で、普段は優勝から縁遠い選手にとっては優勝する絶好のチャンス。
今回出場するS級選手は3名。地元からは内山高秀、西原智昭。浜松から木村武之だ。内山の近況はあまりパッとしない。いい時と比べて優出するケースが多くなくなった。もちろんエンジン状態が上向かないのが原因だが、乗り手の方のリズムが要因になっていることも多少はあるだろう。今回は通常よりメンバーが大幅に軽化されている。失いかけた自信を取り戻すのはちょうどいい開催。初日から好走を決めて波に乗りたい。
西原も近況の流れは良いほうではない。前走は浜松GIIだったが、ここでは白星がないばかりか、5走して4着以内が一回もなかった。エンジンは明らかに崩れていると言える。今回の地元で整備を施し、復調のきっかけ掴みたいところ。その浜松GIIで優勝したのは木村武。優勝戦では先頭に立つと、佐藤貴也に付け入る隙を与えず、更には鈴木圭一郎を振り切っての勝利だった。その後の地元3日間一般開催では、準決でまさかの内線突破。勝ち上がり権利を失ってしまったが、その前後のレースはともに2着。エンジンの方は問題なさそうだった。内線突破の反則による精神面への悪影響は考えにくいので、今回の伊勢崎でも切れ味鋭い走りを披露してくれそう。
参加するA級の中でランクトップは岩田行雄。すでに還暦を越えて数年経つが、走りの方はまだまだ健在。前走の浜松GIIは準決で4着だったが、シリーズ中に3回の1着があった。エンジン的にもまずまずで、レース道中で仕掛けどころがあれば迷わずインに突っ込んでいける。スピードあるのは桜井晴光と佐久間健光の26期コンビ。どちらもスタートにやや不安な面あるが、車速に乗れるコースを回り出すとS級に匹敵する力を発揮できる。佐久間は前走で優出。優勝戦は重走路で8着だったが、良走路なら車券に貢献できる状態だ。
外来A級は浜松勢のみ。その中でランクトップは鈴木健吾。前走の地元GIIでは、序盤こそソコソコだったが準決以降の後半は失速。メンバーが濃くないところでは戦えていた様子。ランク次位は柴田健治。こちらは快速派で知られている。レース序盤の位置取りが巧く、自分の走りたいコースを走れる状況になると力を出せるタイプ。今回のメンバーの中では力も上位の方なので、その走りには注目したい。
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主な出場予定選手
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内山 高秀〔伊勢崎 S-27(26期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-34(28期)〕
木村 武之〔浜松 S-24(26期)〕
岩田 行雄〔伊勢崎 A-6(15期)〕
桜井 晴光〔伊勢崎 A-35(26期)〕
佐久間 健光〔伊勢崎 A-44(26期)〕
鈴木 健吾〔浜松 A-9(28期)〕
柴田 健治〔浜松 A-31(27期)〕
今度は地元勢が奮起するか!
前回の川口オートはナイター開催で、伊勢崎の青山周平の優勝で締めくくられた。今回は昼間開催に移行。地元勢の中から優勝する選手は現れるのか。
地元のランクトップは中村雅人。10月から新ランク適用で、前期川口1位の永井大介を抜いて首位奪取。その中村の前走は浜松GIIだった。ここでは初日から4連勝を決めて優出。完全優勝がかかっていたが、道中追い上げることができず5着止まりだった。ただし、4連勝できたのだからエンジンは高い位置にある。ちなみに地元で走るのは8月以来。ここ5節はずっと記念レース回りだった。久々の地元一般開催で今年初優勝を決めたい。
ランク次位は永井大介。近況はピリッとしないレースが目立つが、それでも随所に永井らしい走りが見られる時もある。エンジンをしっかりと安定させられれば白星を量産させられるだろう。同期の若井友和は前走の地元で優出。優勝戦は5着だったが、このところエンジンの方はまずまずの状態が続いている。同じく同期の森且行は前走が浜松GIIだった。ここでは白星がなかったが、予選中は着をまとめて準決乗り。2着で優出を決めた。優勝戦は6着だったが、記念レースでの優出は自信につながる。
他の地元S級は大木光、山田達也、鈴木清、佐藤裕二。いずれもエンジン大崩れはしていないが、優勝戦進出するとなると上積みは欲しい現状。
外来S級で注目は浦田信輔と松尾啓史。どちらも前走は伊勢崎ナイターで優出していた。重走路の優勝戦では浦田が5着、松尾が7着だった。ただ良走路の予選と準決では浦田が連勝、松尾はともに2着と、走路が乾いていれば十分戦える状態。当面の強敵は重走路か。他に外来S級は岩崎亮一、別府敬剛、竹谷隆が参戦。岩崎はエンジンがイマイチ。試走タイムから出ていない。まずはこの数字を上げたいところ。別府と竹谷はエンジンそこそこ。天候に関係なく走れる強みもある。
A級では前回の川口ナイターで優出した選手が多い。秋田貴弘はハンデも有利でオール連対の準優勝だった。スピードはまだまだ健在。山際も車速あるレースを展開していた。追い込みでは中野憲人や斎藤撤二が見せ場を作っていた。一発力では高塚義明。人気薄の時は積極的に狙ってみたい。外来では三浦康平にスピードが戻ってきた。スタートの切れも上々で、速攻に期待できる。
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主な出場予定選手
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中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
大木 光〔川口 S-17(28期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
別府 敬剛〔飯塚 S-38(23期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-20(26期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-29(25期)〕
山陽の熱い夜はまだまだ続く!
前回の山陽オートはミッドナイトで、6車立て9R制の5日間開催だった。今回も同じ車立て、同じレース数だが、開催日数は4日間。前回活躍した選手が多く参加し、再び山陽オートの夜を焦がす。
前回のミッドナイト優勝者は緒方浩一。5日間のシリーズで全て車券に絡む活躍を見せた。優勝戦は不安定走路だったが、20線に5車並んだ外から2番目の位置から好スタートを決め、追撃してくる田中茂を振り切っての勝利。これは大きな価値がある。良走路の準決でも好タイムで快勝しており、走路状況に関係なく力強い走りができている。今回は前回に続き連続優勝に期待がかかる。
他に優出していたのは石橋大、森本優佑、前田淳、人見剛志。石橋は5日間のシリーズで白星はなかったが、全て3着以内に入る安定感を見せていた。走りの方は積極果敢で、エンジンが良い時は簡単には競り負けない強さがある。森本は優勝戦4着。シリーズ中は安定した走りを見せていたし、その前の昼間の山陽開催では、自身2度目の優勝を成し遂げている。
前田は苦手の重走路で5着だったが、3日目と準決の良走路ではしっかりと白星を挙げている。今年は3回の優出があるが、優勝はまだない。この辺で決めておきたい所。人見も重走路は苦手の部類で、優勝戦では6着だった。ただし、ここ数節はエンジンが復調しているので、良走路なら切れ味鋭い走りを披露しそう。
地元のランクトップは佐々木啓。今期は全国8位にランクされている。エンジンは長らく安定した推移を見せている。前走は浜松GIIで優出はできなかったが、今回は大幅にメンバーが軽くなっている。ランクトップとしての存在感を示すか。丸山智史は今期S級21位に付けている。元々スピードはあったが、近年では捌きの的確さがかなり上がっている。ハンデ戦でもしっかりと追い込むレースが増えた。丹村飛竜は今期S級23位。期別ごとにランクを落としている状態なので、なんとか踏ん張り、巻き返しを図りたい。長田恭徳は今期からS級。今年はGIを制すなど成長が著しい。
外来S級は久門徹のみ。前走は昼間の山陽3日間開催。ここでは着をまとめ優出。今回はミッドナイトの時間帯になるが、セッティングをしっかりと合わせてくれば連続優出も十分可能。
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主な出場予定選手
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佐々木 啓〔山陽 S-8(23期)〕
丸山 智史〔山陽 S-21(31期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕
長田 恭徳〔山陽 S-37(32期)〕
緒方 浩一〔山陽 S-46(30期)〕
久門 徹〔飯塚 S-28(26期)〕
前田 淳〔山陽 A-24(27期)〕
人見 剛志〔山陽 A-88(28期)〕