参加選手は地元勢がメイン!
今節は外来の選手が少なく、地元勢が牙城を守る可能性は高い。それを切り崩すかもしれないのは船橋勢。近況好調の選手が多いので、上位争いに食い込んでくる。
地元S級選手は金子大輔と木村武之の2人。金子の前走は伊勢崎だったが、しっかり優出し6着。その前は地元の開催で、やはり優出したものの優勝戦は不成立になった。エンジン面はマズマズの位置で安定している様子。木村の前走は地元開催。26期期別戦の企画レースで、26期決定戦まで進んで3着だった。1着にはなれなかったがエンジン自体は上々。十分戦える状態にあるので、金子と共に外来勢を迎え撃てる。
対する外来のS級は、船橋から3人、山陽から1人だ。船橋から参戦する選手でランク筆頭は中村雅人。前走は地元の開催で28期期別戦で走っていた。28期決定戦に駒を進めると、見事1着でゴールした。今や全国を代表する選手である中村なので、当然28期を代表する存在である。エンジン自体も日に日に良くなっていった様子。浜松走路との相性も良いので、必ずや優勝争いに参加してくるだろう。片平巧の前走は地元開催。順当に優勝戦まで勝ちあがり、5着だった。優勝戦では前が2車重なる展開で苦しんでいたが、エンジンの方は悪くなさそうだった。五十嵐一夫も前走は地元開催。シリーズを通して中間着が多かったように、エンジン的にはもう一息の状態か。山陽からの参戦は人見剛志。人見も前走は船橋開催。3日間いいところがなかったが、最終日は鋭い追い込みを見せ1着。今回に向けて弾みになればいい。
地元A級でランク筆頭は笠木美孝。直近のレースで落車しているので、初日の試走の動きには注意を払いたい。周りと変わらない試走タイムが出れば問題ない。他では辰巳裕樹がやや良化中。まだまだ若手で、いくらでも成長する可能性があるので期待したい。
船橋勢では、福村唯倫が前走の伊勢崎で優出した。優勝戦は8着だったが、優出後なので勢いに乗れるかもしれない。同地区では佐々木敏夫や清水雄平が好調。特に、清水は走路温度が上がれば上がるほど、逃げ展開で好成績を残せそうだ。他では、新人・鈴木圭一郎が着実に力を付けてきている。飯塚で新人王を獲ったように、現状は同期の中で一番の実力を誇る。
その鈴木に負けていられないのが地元の新人選手。鈴木宏和や中村友和が今節は参戦する。新人王・鈴木圭一郎の活躍に触発され、今節は大きな成長が見られるかもしれない。他にB級でも注目選手はいる。地元の小松久二一が調子上向き。伊勢崎の栗原俊介は近況の成績こそイマイチだが、B級の中では断然のスピードを誇っている。
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主な出場予定選手
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金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-9(26期)〕
中村 雅人〔船橋 S-6(28期)〕
片平 巧〔船橋 S-14(19期)〕
五十嵐 一夫〔船橋 S-37(21期)〕
人見 剛志〔山陽 S-44(28期)〕
笠木 美孝〔浜松 A-6(22期)〕
岩田 行雄〔船橋 A-11(15期)〕
今回は企画レースが盛り込まれ楽しみ倍増!
今回の飯塚ナイターは通常の勝ち上がりに加え、第12Rに連日企画レースが組まれている。初日、3日目は29期VS32期戦。2日目、4日目は青山周平VS女子レーサーの110M戦。いつもとはまた違った趣向のレースが見られる。
まずは企画レースに出場する選手の動向から追う。
110M戦に組まれた青山周平は前走が地元の開催。準決で珍しくフライングを切ってしまい優勝戦への勝ち上がり権利を失ってしまった。しかし、最終日もそつのないレースを見せていたので、エンジン的には全く問題ない。110Mの大ハンデからのレースは未知の領域だが、難なくこなしていくだろう。対する女子レーサーは、佐藤摩弥のみ1級車。ハンデがどのくらいあるのかは分からないが、青山とは同期だし目一杯の抵抗を見せて欲しい。他4名はいずれも2級車。現状では片野利沙が一歩抜け出しているか。ただし、前走の地元開催の最終日に落車をしているので、それがどのように影響しているか。次いで実力があるのは益春菜。前評判通りの活躍を見せている。岡谷美由紀や藤本梨恵はデビューから数ヶ月は苦しんでいたが、最近はようやく結果を残し始めている。
もうひとつの企画レースは29期VS32期。粒ぞろいの29期勢が、元気一杯の新人32期にレースの厳しさを示すか。29期のS級は高橋義弘と岩科鮮太。高橋は前走が浜松開催だったが、エンジンは一息の様子。岩科はマズマズの動きを見せていた。他は吉田祐也と丹村司。いずれもスピードには定評があるので、新人2級車を鋭く追い込んで行ける。対する32期は佐藤裕児、松本やすし、高宗良次、町田龍駿。最も活躍してる佐藤は、今回地元走路でもあるのでアドバンテージは大きい。町田も地元走路なのに加え、近況は成長が見られる。松本や高宗にしても若手なので、開催中に急上昇もあり得る。
通常開催でS級選手は地元勢と山陽勢だけ。
ランクトップの有吉辰也は前走でようやく1着を取れた。雨走路ではあったが、目に見えて結果が出るのは嬉しいことだろう。晴れ走路でも本来の姿を取り戻して欲しい。その晴れ走路で無類の強さを見せ続けているのは浦田信輔。前走の優勝戦は苦手の雨走路であったにも関わらず、準優勝する活躍を見せた。もちろん晴れ走路での存在感は絶大。アタマ固定で買い続けていいだろう。その優勝戦で3着に入ったのは永冨高志。晴れの予選でも結果を出していたので、どの天候になっても問題ないか。最後のS級は東小野正道。近況は中間着が多く、決め手に欠けている現状。持ち味の強気な攻めが出れば、十分車券にも絡んでくるだろう。
山陽は浜野淳が絶好調。前走の地元3日間開催ではオール1着の完全優勝を決めた。リズムに乗ると手が付けられなくなるタイプなので、強烈飯塚勢に割って入る可能性大。佐々木啓は前走がここ飯塚だった。準決で3着になり優出はならなかったが、エンジンはこのところ安定している。
前回の飯塚で優勝戦まで進んだ選手が今回も多く参戦している。松尾学や田島敏徳、岡松忠、川端孝が前回優出し、今回も参戦している。前回は昼間開催で、今回はナイターになるが勢いそのままに活躍するか。他では阿部仁志がエンジン良くなってきているし、浜松の斎藤正悟も近況は成績がまとまっており注目。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-5(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-8(23期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-32(25期)〕
青山 周平〔船橋 S-1(31期)〕
浜野 淳〔山陽 S-11(24期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-20(23期)〕
高橋 義弘〔川口 S-25(29期)〕
岩科 鮮太〔浜松 S-35(29期)〕
今節はS級陣よりA級陣に好調な選手が多い!
S級地元選手は7人、外来は4人参戦の予定。1人、2人を除いて調子の良い選手は不在で、優勝争いは混沌としている。近況の流れ通り、船橋地区に勢いのある選手が多い。
まず地元S級の動向はと言うと。ランク筆頭は若井友和。前走は地元のGIだったが成績はイマイチだった。持ち味である強気の突込みが見られていない。エンジン状態が良くないためなので、早急な立て直しを図りたい。同じく前走が地元GIでイマイチなのは平田雅崇、青木治親、森且行あたり。夏場の滑る川口走路にも合うようにセッティングを掴んでもらいたい。そのGIでマアマアだったのは佐藤裕二。試走タイムは出ない傾向あるが、レースではインを鋭く突いて浮上してきている。同期の中野憲人は、前走のGIで珍しく落車してしまった。それでもその後の3走はマズマズの動きをしていたので、落車による悪い影響は出てなさそうだ。
外来で調子が良いのは池田政和。前走は地元の開催で、準決3着で優勝戦には進めなかったが、車の進み方は悪くなかった。川口走路は前回来た時にGIで準優勝しているので、ある程度セッティングは掴めているか。角南一如は前走の地元開催で優出した。早めに角南が走る外めのコースが利くようになれば、活躍の場は広がっていく。飯塚からはS級が2人参戦。久門徹は前走が浜松だったが、成績はムラだった。良いときもあるので、その時の動きを安定して出せればいい。竹谷隆の方は、前走が地元開催だったがマズマズの動きを見せていた。
地元のA級では高石光将に注目。前走のGIでは嬉しい記念初優出を決めた。逃げを得意としており、0ハンから走れるような展開なら熱走路を味方に大逃げもありそうだ。前回の優出で本人の自信にも繋がっただろう。
船橋のA級は好調者揃い。前走の船橋開催では鈴木聡太、山田真弘、谷川一貴、白次義孝、黒岩明が優出した。鈴木聡太は落車のアクシデントから順調に回復し見事優勝を決め、山田は元来のスタート力を活かし準優勝、谷川は武器のインからインの攻めで前団を攻略、白次は爆発的なスピード力を誇り、黒岩はハンデ位置に関係なく好ダッシュを見せての速攻がある。また、牧野貴博も前走の飯塚開催で優出し6着に入っている。B級にはなるが、内越忠徳や縫田雅一も元気な動きを見せている。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-18(24期)〕
平田 雅崇〔川口 S-27(29期)〕
鈴木 清〔川口 S-34(23期)〕
森 且行〔川口 S-42(25期)〕
池田 政和〔船橋 S-23(23期)〕
久門 徹〔飯塚 S-28(26期)〕
角南 一如〔山陽 S-46(27期)〕
全体的に良くなってきた伊勢崎勢!
S級に限らず、A級もB級も良くなってきている地元・伊勢崎勢。今回も前回に続き、外来勢を迎え撃つことができそうだ。前回からそれほど間も空いておらず、前回の成績が大いに役立つ。
今回出場する地元S級選手は総じて好調。大将格の高橋貢は前走で、久々に本来の走りが戻ってきた。優勝戦では10線の大外から電光石火のスタートを決め、凄まじい勢いで攻め上げて行った。王者に相応しい横綱相撲で圧勝した。このところやや動きが低迷していただけに、前回の優勝戦の走りは復活の狼煙となっただろう。ここからの巻き返しに期待だ。
ランク2位の早川清太郎も前走の地元開催でしっかり優出。優勝戦では追い込み決まらず6着に終わったが、前々走の川口GIでもしっかり優出し4着に入っていたので、このところは上々の成績が残せている。浅香潤はこれといった目に見える形で結果を残してはいないが、エンジン状態は上々と言える動き。田村治郎は船橋で優勝した後、前走は地元だったが、ここでもしっかり優出した。その優勝戦でも4着とマズマズの内容。悪くても今ぐらいのエンジン状態を維持したいところ。
外来のS級は2人だけ。浜松の金子大輔は前走の地元開催で予選、準決と良い内容の走りをしていた。楽しみだった優勝戦はスタート後のアクシデントで不成立になってしまったが、今回に繋がる予選道中の動きだった。もう1人のS級は飯塚の篠原睦。前走は浜松で26期期別戦で走っていた。決定戦まで進めていたので、エンジン的には問題ないか。
S級以外でも元気のある選手は多い。前回の地元開催で優勝した高橋貢の他に優出したのは森村亮と竹本修。森村は前回から車を乗り換えていたが、オール1着で優出という内容。優勝戦でも先に抜け出していたら十分優勝のチャンスはあった。竹本も前回からエンジン急上昇。優勝戦でもスタートを決め、高橋貢に抜かれてはしまったが粘りの走りで準優勝となった。
船橋の新井恵匠は前走の山陽で優出。その優勝戦では浜野淳に負けてしまったが、3着に入る健闘を見せた。同じ優勝戦で走っていたのは塚越浩之。久々にエンジンが良くなってきた様子。他にも、岩沼靖郎は現在ハンデ的に大チャンス。田中賢や栗原俊介は持ち味のスピードを発揮し、レースを盛り上げている。序盤の位置取り次第になるが、辰巳裕樹や小田雄一朗もエンジン状態は良いので活躍できる。
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主な出場予定選手
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高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-19(29期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 S-29(23期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-45(30期)〕
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-12(26期)〕
田中 賢〔伊勢崎 A-4(29期)〕
新井 恵匠〔船橋 A-2(30期)〕
通常開催のほかに、28期期別戦も!
今節は通常の勝ち上がりのほかに、28期期別戦が組まれている。28期ナンバー1を決めるべく、熱い戦いが繰り広げられる。
まずは通常のレースの気になる選手を挙げていく。充実の地元勢から。
地元S級陣はおおむね好調。ランク筆頭の青山周平は前走が浜松一般開催。オール1着で優出したが、その優勝戦は不成立になってしまった。優勝の大チャンスだっただけに悔やまれる。しかし、エンジン状態そのままに、今回も大暴れしてくれそうだ。ランク2位の永井大介は前走が伊勢崎の一般開催。しっかり優勝戦まで進むと、高橋貢をやっつけて優勝。その前の地元戦でも優勝しており、現在絶好調と言える。この2人が今回のシリーズを引っ張って行くだろう。
片平巧は前回地元の3日間開催では準優勝。だいぶエンジンが安定してきた。池田政和は直前の伊勢崎ナイターで優出。優勝戦は7着に終わったが、その前の川口GIでは準優勝と、良い流れになってきてる。内山高秀は前走の浜松26期戦でマズマズの動き。五十嵐一夫にしてもマズマズの動きをしていた。
外来のS級では山陽から松尾啓史や岩崎亮一が参戦するが、いずれも前走はイマイチだった。しかし、エンジンが折り合えば、元々持ってる底力はかなり高いモノがあるので、試走の動向には注意を払いたい。
今回は山陽から32期新人が参戦。地元新人は、鈴木圭一郎が前走の山陽で準優勝。その前の新人王決定戦では優勝している。片野利沙は新人王決定戦で準優勝。前走の伊勢崎ナイターでも活躍しており、迎撃態勢は整っている。
28期戦では、中村雅人が有力。前走が川口のGIで優出し3着。これまでの実績で言っても、同期の中で断然だ。同地区船橋には28期の選手が多い。ここ何節も充実していた西原智昭だが、前走の山陽で落車してしまった。ずっと良い状態が続いていたので、悪い影響が出なければいいが...。中村の他にSGを制したことがあるのは武藤博臣。スピードタイプの選手で、早めに独走に入れる展開なら無類の強さを発揮する。小林悠樹はエンジンが並でも、ハンデ的にチャンスなので常に注意が必要だ。
外来の28期では飯塚勢の層が厚い。速攻タイプの辻大樹にスピードがある滝下隼平。成績はムラも一発力がある井村淳一に、攻撃力が高い松尾隆広、ハンデ的に有利な根本将人と、走りに個性がある。浜松勢も全体的に上昇中。前走で優勝戦まで進んだ和田健吾は勢いあったが、その優勝戦で不利を受けて落車してしまった。落車前の動きを出せれば十分活躍できそう。鈴木健吾もエンジン上昇しており、条件が整うと大駆けがある。
川口勢の28期は山田達也、大木光の2人S級がいる。山田の方はエンジン一息な状態。大木はマズマズの走りができている。伊勢崎は田中哲が前走で優出し5着に入っている。課題だったスタートがだいぶ良化している模様。実績で言えば三浦康平の方が上だが、現状では田中の方に勢いがある。亀井政和は試走タイムが出ない傾向あるが、レースでは渋太く乗ってくるので注意。山陽は人見剛志が前走の地元で優出し4着。捌きには定評があるので追い込むレースでも苦にしない。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔船橋 S-1(31期)〕
永井 大介〔船橋 S-2(25期)〕
中村 雅人〔船橋 S-6(28期)〕
内山 高秀〔船橋 S-13(26期)〕
片平 巧〔船橋 S-14(19期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-10(26期)〕
山田 達也〔川口 S-31(28期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-38(28期)〕