
高知から3頭が遠征してきたが、カレンロマチェンコは中央オープンから移籍して最下級条件から13戦12勝と底を見せていない。前走は高知兵庫交流として行われた820メートルの園田サマーダッシュでゴール前4頭横一線の接戦を制した。高知1400メートル戦では、不良馬場で1分28秒台、重馬場で1分30秒台をマークしており、タイム的にも重賞で通用するはず。
ハナブサは昨年の佐賀・サマーチャンピオンJpnIIIで地方馬最先着の6着。今年は姫路1500メートル、園田1400メートルで計5戦して3着以内を外したのはタイガーインディが圧勝した兵庫大賞典だけ。今回は4カ月ぶりの実戦となるが、能力を発揮すれば勝ち負けになる。
スマイルサルファーは、連覇を狙った笠松・くろゆり賞は3着だったが、良馬場でも走破タイムを昨年より2秒3も詰めた。中距離を中心に使われていて、久々の1400メートル戦となった今年6月のA1A2特別でナムラタタの2着があり、この距離にも対応可能。
高知のイモータルスモークは園田FCスプリント2着のあと、船橋の習志野きらっとスプリントでは勝ち馬とはやや差があったものの5着と、南関東のトップクラスにも引けを取らないスピードを見せた。川崎所属として出走した今年2月の兵庫ウインターカップでは7着だったように、1400メートルでそのスピードを生かせるかどうか。
兵庫大賞典3着だったナムラタタ、園田1400メートルで12戦して10連対というテーオーターナーらは押し出されての△で、能力的に差はない。どこからでも狙える混戦といえそう。
◎10カレンロマチェンコ
○1ハナブサ
▲3スマイルサルファー
△4イモータルスモーク
△7ナムラタタ
△8テーオーターナー
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北海道のヴィヴィアンエイトは2歳時に笠松のラブミーチャン記念を勝利。3歳になって1200メートルのフロイラインスプリントでは直線外から豪快に差し切って2着に2馬身半差をつける快勝。1700メートルのフロイラインカップでも2着。古馬初対戦だったノースクイーンカップは7着だったが、JpnIIIの北海道スプリントカップでは地元最先着の4着に好走。輸送も距離もさまざまな条件に対応できた上での能力の高さに期待する。
地元の期待は当然、東海三冠を達成したフークピグマリオン。3コーナーからギアを上げてきて直線で差し切るというレースぶりだが、直線でムチを入れられるとフラフラしたり危うい面はある。直線が長くなった新・名古屋競馬場であればこそ勝てたという感じもあり、そうした気性面から1500メートルへの距離短縮には不安もある。
大井のマスターオブライフは、長期休養を挟んでデビューから3連勝と底を見せていない。前走、休み明けの古馬C1戦で、直線軽く気合をつけられただけで逃げ切り4馬身差楽勝は評価できる。キャリア4戦目での初遠征、初コースで能力を発揮できるかどうか。
大井のイモノソーダワリデは、クラシックチャレンジ3着、そして東京ダービーチャレンジを勝って名を上げた。東京ダービーJpnI(11着)、黒潮盃(7着)はさすがに相手が強かったが、今回のメンバーなら能力上位。ただ距離を伸ばして台頭してきただけに1500メートルはどうか。今年ここまで36勝と、デビュー3年目で一気に勝ち星を伸ばした鷹見陸騎手には重賞初制覇のチャンスとなる。
東海優駿でフークピグマリオンに1馬身半差2着に迫ったキャッシュブリッツ、古馬B1特別で3着と好走したエナジーロマネスク、マイル以下なら能力を発揮しそうなスティールアクターらも圏内。
◎10ヴィヴィアンエイト
◯11フークピグマリオン
▲12マスターオブライフ
△3イモノソーダワリデ
△5キャッシュブリッツ
△9エナジーロマネスク
△4スティールアクター
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1戦1勝の馬以外、無敗の馬はいないという、この時期の2歳戦としては中心馬不在の難しいレース。
イザグリーンライトは4戦1勝だが、初勝利となった3戦目は3番手からの差し切りで、脚を使ったのはゴール前の100メートルだけ。前走はスタートいまいちで最後方からの追走となり、4コーナーでは先頭からまだ離れた6番手の位置から、やはり本気で走ったのは直線半ばから。それでも勝ち馬に半馬身差まで迫った。まだ能力を発揮できていない感じで、今回もそういうレースになってしまう可能性もあるが、本気で走れば能力は高そう。
ジューンコメットは820メートルのデビュー戦で大差圧勝。2カ月半ぶりとなった前走アッパートライは4コーナーで外に振られてしまい、直線もフラフラしている感じで3着。能力を発揮していないだけに、まともに走れば可能性はある。
デビュー戦を逃げ切り7馬身差の圧勝となったマオリは、ここで勝ち負けするにはさらにタイムを詰める必要がある。
ジューンコメットが3着だったアッパートライを勝ったのがラピドフィオーレ。スタートで外に逸走しそうになったが、立て直して2番手につけると直線で後続を振り切った。前走は直線反応がなくなったようで、2着イザグリーンライトからも大きく離されて4着。そのレースぶりから、まだ子供なのか気性面で難しいところがありそう。
ラピドフィオーレが勝ったアッパートライで、ゴール前唯一差を詰めたのがビーチボーイ。上積みがあれば上位争いも。
レイナボニータは前走直線で外によれたぶん、ゴール前でイザグリーンライトに交わされ3着。まだまだ能力を発揮できていない馬が多い。
◎6イザグリーンライト
◯5ジューンコメット
▲4マオリ
△8ラピドフィオーレ
△2ビーチボーイ
△10レイナボニータ
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ヘルシャフトの実績が抜けている。今年重賞のみ5戦して3勝。負けたのは、黒船賞JpnIII・2着と、オグリキャップ記念でのゴール前3頭接戦の2着だけ。前走トレノ賞も2着に4馬身差の完勝で、2着が9番人気馬、3着が10番人気馬だったという結果からも、この馬の実力がいかに抜けているかがわかる。
そのトレノ賞のように、1頭抜けた馬がいるときの相手は実力通り決まらないことが多いので難しいが、ひとまずウインヴェルデ。今年中央2勝クラスから転入して、重賞は御厨人窟賞でヘルシャフトの4着だけだが、その2、3着馬、ゼンノジャスタ、モダスオペランディが不在となれば、必然的に繰り上がってということになる。近走A-2の一般戦とはいえ好走が続いているのも好印象。
バリチューロは、前述のとおり2着以下が波乱となったトレノ賞で5着。それが重賞初挑戦だったが、その後前走A-1特別で5馬身差圧勝ということでは充実ぶりがうかがえる。
デシジョンはここ2戦が案外だが、今年、だるま夕日賞、二十四万石賞、福永洋一記念いずれも3着と重賞で好走していただけに、巻き返しに期待がかかる。
ダノンロイヤルは昨年11月の黒潮マイルチャンピオンシップで3着。その後は結果がでていないが、高知県知事賞、二十四万石賞での大敗は、距離も長すぎたし、勝ったユメノホノオが強すぎた。高知1400メートルは10戦して8連対という得意の舞台。
◎7ヘルシャフト
○9ウインヴェルデ
▲1バリチューロ
△12デシジョン
△10ダノンロイヤル
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高知のグリードパルフェは昨年のはがくれ大賞典を制したあとも全国への転戦を続け、園田の六甲盃では兵庫の古馬現役最強の1頭ラッキードリーム(現在は大井に移籍)との一騎打ちをアタマ差で制した。昨年遠征をはじめてから3着以内を外したのは今年2月の白鷺賞の5着だけ。連覇を狙ったはがくれ大賞典は2着だったが、先着されたのはやはり長距離のタイトルがいくつもある大井のセイカメテオポリス。今回はそれ以来約半年ぶりの実戦で、持てる力を発揮できるかどうか。
サンビュートは昨年末に北海道から兵庫に移籍してここまで2戦。その初戦では、先日の佐賀・サマーチャンピオンJpnIIIを制したアラジンバローズにアタマ差2着。それ以来8カ月ぶりの実戦となった摂津盃では6着だったが、そこを叩いての上昇に期待だ。
高知のトランセンデンスは、今年2月の白鷺賞では前述ラッキードリームの2着。その後の4戦は結果が出ていないが、ダートグレードで強敵相手の厳しい競馬をしたことで変わってくる可能性はある。手綱を任された地元の飛田愛斗騎手にも期待。グリードパルフェと田中守厩舎のワンツーという可能性も。
地元期待は、大井から転入初戦の九州チャンピオンシップを制したコスモポポラリタ。2歳時以来勝ち星から遠ざかっていたとはいえ、昨年は金沢に遠征して北國王冠2着があった。地元大井では勝ち負けにはやや遠かったが、大井のA2以下特別で勝ち馬と1秒台程度の差のレースをしていた実力なら、佐賀の重賞でも相手次第では通用するということか。ただ今回は遠征馬が相手。九州チャンピオンシップ(1750メートル)から2000メートルへの距離延長はプラスになりそう。
サンライズホープは兵庫転入後5戦して前走の3着が最高だが、六甲盃でラッキードリームにコンマ7秒(4着)という差ならここでも上位争い可能。
◎8グリードパルフェ
○5サンビュート
▲6トランセンデンス
△1コスモポポラリタ
△2サンライズホープ
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