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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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先週のレース回顧。次走へのメモ。11月24日、「第46回北上川大賞典」

11月24日(日)「第46回北上川大賞典」(オープン 水沢2500m)


 1番枠を引き当てたマイネルアストリアが逃げ、2番手トーセンマッシモ、3番手から2番手へ進出ハクシンパーソナル。サクラトップキッドはいつもより前4番手を追走し、5番手ライアン、6番手インに1番人気ノーブルサターンがつける。以下、フレイムウィングス、サザンナイツ、レールガン、ゴールドギア、出遅れたマナホクは最後方からの競馬になった。

今年は水沢2500mが舞台。スタンド前1300mのゲートからスタートし、ゴール板3度通過したところがゴール。コースを2周以上回るため、例外なくスローペースに落ちる。それが勝敗の分かれ目となった。

ペースが落ち着いた2周目ゴール前からサクラトップキッドが仕掛け、1コーナーで早めに先頭。陶文峰騎手が意表を突く戦法に出て、あとは後続を離して逃げる。ノーブルサターンも早めに動いたが、最終4コーナーでもリードを保って3馬身差をつけてゴール。まさに強気の戦法が見事にはまった。

1着・サクラトップキッド=陶文峰騎手
「騎乗依頼が来るとは思っていなかったが、(高橋)悠里騎手から声をかけられたのでレース前日、調教で乗って具合を確認して臨んだ。思ったより前で競馬ができたし、悠里騎手から早めに仕掛けた方がいいとヒントをもらいましたからね。行くなら今しかないと2周目1コーナーで思い切って先頭に立った。これが騎手最後の重賞ですから、勝つことができて嬉しい。自分らしい競馬もできましたから(騎手生活を)やり切りました」


伊藤和忍調教師
「レース間隔を開けるとズブくなるので詰めて使い、中間もしっかり追い切りを消化。万全の態勢で臨めたのが勝因だったと思う。(距離が)長いところはゴリゴリのオープン馬が集まりますからね。青藍賞3着で古馬ともやれる手ごたえはつかみましたが、3歳馬で北上川大賞典を勝てたことは大きいと思います。この後は陶の馬の里で休養させて、ぶっつけで桐花賞へ向かいたいと思っています」
 
サクラトップキッドはデビュー2連勝を飾り、重賞路線に名乗り。エンジンのかかりが遅かったため、以降は勝利をあげることができなかったが、東北優駿(水沢2000m)から3歳重賞・やまびこ賞を快勝。1800mの距離も味方にした。続くJpnII ・不来方賞6着から古馬重賞・青藍賞へ挑戦し、3着に善戦した。前々走・すずらん賞7着、前走A級1戦4着から北上川大賞典へ挑戦。先にも記したが、スロースターターのため忙しい競馬は合わなかったが、スロー必至の2500m戦で追走も楽。さらに陶文峰騎手の好判断もあり、古馬タイトルも手に入れた。

コメントにもあるように、これが陶文峰騎手ラストの重賞騎乗だったが、2014年10月25日、OROターフスプリント以来、10年ぶり9度目の重賞制覇を達成。さらにラスト騎乗となった26日(火)、最終12Rでもゼットセントラルで1着。最高の形で騎手生活にピリオドを打った。

今週の岩手競馬
12月2日(月)メイン11、12R「ゴールデンジョッキーズシリーズ(2戦)」
12月3日(火)メイン12R「夢・希望 未来へ前進」(B2級 水沢1400m)
12月4日(水)メイン12R「イーストスタッド特別」(B2級一組 水沢1600m)

2024/11/30
レース回顧
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初冬特別/陶文峰騎手ラストラン!ゼットセントラルで有終の美を

 11月24日の水沢競馬場で行われたダート2500m、岩手競馬最長距離での重賞『北上川大賞典』は3番人気の3歳馬サクラトップキッドが優勝。鞍上の陶文峰騎手は引退前の最後の重賞騎乗を見事な勝利で飾りました。


241124-640.jpg

 サクラトップキッド主戦・高橋悠里騎手が負傷のために急遽騎乗依頼が巡ってきた陶文峰騎手。しかし高橋悠里騎手や陣営のアドバイスをうけてのレースは意表を突きつつ完璧なものでした。
 意表を突いたのは2周目に入る4コーナーで一気に仕掛けたこと。コースを2周、コーナーを都合8度まわる北上川大賞典としては最初の4コーナーはまだ折り返し点前でしたが、「"早めに仕掛けた方が良い"と聞いていたので行くならここしかないと(陶文峰騎手)」と、先行勢を一気に捲って先頭へ。
 そして完璧だったのはそこからのレース運び。2周目の向こう正面では後続に6~7馬身ほどの差を付ける"大逃げ"の形でしたがそれもサクラトップキッドの豊富なスタミナを信頼しての事。後続、特にノーブルサターンがやはり追い上げてきましたが最後まで馬体を合わせる所まで近づけさせることなくゴール。思い切った仕掛けをしっかり結果につなげて見せました。
 陶文峰騎手はすでに調教師試験に合格しており騎手として騎乗するのは今週の水沢開催の間がラスト。自身の最後の重賞騎乗の機会で、10年ぶりのタイトルを手にするドラマチックな幕切れを演出。そしてサクラトップキッドはレース史上初の3歳馬による制覇ともなりました。
 1番人気ノーブルサターンは最後まで食い下がったものの及ばず2着。3着には勝ち馬の同厩ゴールドギアが食い込んでいます。



 11月26日のメインレースは12Rに行われる『初冬特別』A級ダート1600mの12頭立て。本命は(6)ゼットセントラルです。
 8歳になった今季は昨年ほど勝ち星を積み重ねる事ができずにいてここまで1勝のみ。しかしその1勝が東京カップけやき賞、JRAとの条件交流戦での久々の岩手勢の勝ち星という貴重なものでした。その時の勝ち方がハイペースに乗った差し切り勝ち、やはり末脚勝負のこの馬だけに今の水沢の馬場傾向は味方とはいえませんが、水沢が苦手というわけではなくあくまでも流れひとつな点は念頭に置いておきたいところ。
 そして鞍上は陶文峰騎手。冒頭でも触れたように騎手としての騎乗はこのレースが最後になります。ゼットセントラルの主戦として同馬に7勝をプレゼントしてきた陶騎手のラストラン、ここでもう1勝追加できたなら、これもまたドラマになるのかなと思いつつの本命視。

 対抗は(10)ウェイキーを。8着に敗れた転入初戦から4着、3着と着実に上昇。前走も最後まで勝ち負けを争いながらの3着で、動けなかった転入初戦のイメージは完全に払拭できました。岩手の水に慣れてきたところで戦い慣れた右回り。もう一歩前進があって不思議なし・・・の評価になるのは自然でしょう。

 三番手に(9)グラシアス。転入後2戦とも勝ち負けを争ってきていますし戦いぶり、機動力も十分なものだと思えます。JRA時代は左回りの方が安定しているように感じる戦績でしたが挙げた2勝はいずれも右回り。コース替わりを苦にするとは思えず、その立ち回りの安定感からも白星は遠くないと判断可能。

 (2)ロワマージュはA級に入ったシーズン前半は苦戦気味だったものの秋以降はいよいよ勝ち星を挙げるまでになりました。昨年も秋から冬の間の活躍が目立ちましたし、この時期に走るタイプという見立ても可能なのでは。もう一頭、(8)サルサレイアはここに来て徐々に状態が良くなっている印象。A級特別なら、そして右回りでならもっと上に食い込めそうな手応えが出てきた点に注目を。(横川典視)

●12Rの買い目
馬単(6)=(10)、(6)=(9)、(10)=(9)、(6)→(2)、(6)→(8)

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2024/11/26
レース展望
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25日メインは「スプリント特別」。適距離に戻ってユイノダンディズムが首位を奪回する

 11月19日(火)、村上忍騎手が大記録を打ち立てた。第4R・2歳C1戦トランスミッション(1番人気)でハナ差の接戦を制し、地方競馬通算4128勝を達成。菅原勲元騎手(現調教師)が保持(4127勝)する岩手競馬所属の地方競馬通算勝利数記録を塗り替えた。

村上忍騎手「記録達成まであと何勝だよ、と周りが教えてくれて少しだけ考えるようになったが、意識すればするほど勝てなくなるものなので、あまり意識しないようにはしていた。これだけ長い期間やらせてもらえているのがありがたいですし、偉大な先輩の数字に追いつけたのは非常に光栄です。怪我が何度かあったが、復帰しても良い馬に乗せてくださった結果だと思っています。これからもひと鞍ひと鞍を大事に乗り、ひとつでも多く勝つこと。それだけです。やることはこれまでといっしょ。菅原勲先生の記録を追い越しましたが、内容的にはまだまだ。これからも期待に応えるよう頑張りたい」

昨年、リーディング首位の座を奪回し、通算9度目のリーディングジョッキーに輝いた村上忍騎手。2000年から25年連続100勝突破も偉大な岩手競馬記録。今後どこまで更新し続けるかも注目したい。

昨年、こんなことを聞いた。"先行策から押し切る競馬がメインですが、常にマークされるのは厳しくないですか"と。村上忍騎手は答えた。「今さら変えることはできないし、変える気もない。これがボクの競馬スタイルですから」


 25日メインはオープン馬による「スプリント特別」(水沢1400m)。12月9日に「第23回トウケイニセイ記念」(水沢1600m)が控え、このレースからもエントリーする馬も多いはず。その意味でも目が離せない一戦となった。

ユイノダンディズムは一昨年、中央3戦0勝から転入。5戦4勝2着1回の成績をあげて再び中央入り。芝1000mで3着3回から再度岩手入り。アッサリ2連勝を飾った。前走は2着だったが、マイルが長かった印象。それでも0秒1差にまとめた。今度は守備範囲の1400mへ戻って首位を奪回する。

ホッコーライデンは中央ダート4勝・3勝クラスから門別へ移籍。1勝2着2回の成績を収めて昨年暮に転入。トウケイニセイ記念4着、桐花賞4着にまとめて門別へ帰郷。3着1回が最高だったが、再転入戦の絆カップで3着。出遅れながらもメンバー最速の上がりで突っ込んできた。右回り1400mは望むところ。

マツリダワールドは今季も3勝2着4回3着2回。A級へ完全定着して抜群の安定感を誇っている。最後の詰めが課題だが、持ち味の先行力と強じんな粘りで上位を確保する。

ルチルクォーツは水沢1300mレコードを更新。シャープな切れを武器に今季4勝。絆カップは5着だったが、スローペースに泣いた一戦。多少でも流れるようなら直線一気に台頭する。鞍上は騎手生活も残りわずか陶文峰騎手。

キモンリッキーは体調が整わず絆カップをスキップ。レース間隔が開いて回復度合いがカギだが、水沢1400mは8戦5勝。実績も申し分ない。

ブローヴェイスは門別2戦1勝2着1回から再転入。絆カップは7着だったが、ひと叩きされて良化見込めるはず。

◎⑥ユイノダンディズム
〇⑫ホッコーライデン
▲⑨マツリダワールド
△①ルチルクォーツ
△⑪キモンリッキー
△②ブローヴェイス


<お奨めの1頭>
2R サバイバルリベラル

中央未勝利、門別1勝から転入。初の850m戦を問題にせず好発進を決め、もう一丁いける


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2024/11/24
レース展望
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24日メインは岩手競馬の最長距離戦・北上川大賞典。ノーブルサターンは復活の2連覇を果たす

 24日メインは岩手競馬の最長距離戦「第46回北上川大賞典」(水沢2500m)。昨年、一昨年は盛岡ダート2600mで行われ、2021年は盛岡ダート2500mで実施。今年は2020年以来、4年ぶりに水沢2500mで行われる。

北上川大賞典の特徴は何といっても連覇が多いこと。ボールドマックス、グレートホープ、エンパイアペガサスが3連覇を果たし、スリーパレード、トウケイニセイ、モリユウプリンス、メイセイオペラ、グローバルゴットが2連覇。つまりリピーター、連覇が多いことで定評がある。今回の予想はそれが最大根拠となった。

 
 ノーブルサターンは中央4勝、南関東を経て一昨年に転入。トウケイニセイ記念、桐花賞と重賞2連勝を飾り、シーズンを終了。昨年は、シアンモア記念を完勝。秋以降は北上川大賞典を皮切りにトウケイニセイ記念、桐花賞と圧巻の重賞3連勝。満場一致で年度代表馬に選出された。今季も赤松杯から始動したが、4着に終わりシアンモア記念も3着止まり。4ヵ月半の休養に入り、9月に復帰。初戦をタイム差なし2着にまとめたが、すずらん賞は伸びを欠いて5着。案外の結果に終わったが、長距離戦・北上川大賞典で今季初勝利を飾る。

 フレイムウィングスは中央ダート2勝、川崎1勝から転入。いまだ未勝利ながら昨年は北上川大賞典2着、桐花賞2着、一條記念みちのく大賞典3着。マーキュリーカップで地元最先着6着に善戦した。今季は重賞・あすなろ賞3着が最高だったが、前走・すずらん賞で2着確保。典型的なジリ脚タイプで距離が長ければ長いほどいいタイプ。今回の北上川大賞典が千載一遇の勝機と言っても過言ではない。

 サクラトップキッドは東北優駿2着からやまびこ賞を快勝。待望の初タイトルを獲得し、JpnII・不来方賞6着から青藍賞へ挑戦。初の古馬オープンを相手に3着。すずらん賞はスローにも泣いて7着止まりだったが、前走ヒロシクンに0秒3差4着。これで上昇ムードに乗り、得意の長距離戦を迎えた。

ライアンは2歳時に平和賞(船橋)を制し、3歳時は羽田盃で2着を確保。ただ3歳以降は勝ち星から見放され、障害3戦を経て転入。赤松杯2着、シアンモア記念4着から芝からダート変更の交流・せきれい賞へ駒を進めて快勝。3年ぶりの白星を手にした。2ヶ月休養明けのすずらん賞6着に終わったが、ひと叩きされて変わり身必至。

 ゴールドギアは昨年5月、中央芝5勝から転入。準重賞・かきつばた賞を制し、交流・せきれい賞2着などの成績から最優秀ターフホースへ選出された。ダートは未勝利だが、一條記念みちのく大賞典3着、前走・すずらん賞3着など長距離なら上位進出。昨北上川大賞典5着より上を目指す。

◎②ノーブルサターン
〇⑩フレイムウィングス
▲⑤サクラトップキッド
△⑪ライアン
△⑨ゴールドギア
△⑥ハクシンパーソナル


<お奨めの1頭>
4R エデバリ

転入戦は3ヵ月ぶりの実戦、未知の1000m戦だったが、0秒1差2着に惜敗して実力を証明。今度は首位を奪取する


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2024/11/23
レース展望
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先週レース回顧、次走へのメモ。11月17日、「第51回南部駒賞」

11月17日(日)「第51回南部駒賞」(2歳・地方競馬全国交流 水沢1600m)


 確実に圧倒的1番人気に支持されたであろう、ミラクルヴォイスが出走取り消し。前走・ネクストスター門別を完勝し、目下2連勝中。また母が岩手で活躍したミラクルフラワーも人気を後押ししたに違いない。想定は好枠を引き当てたバリウィールをマークして早めにまくる展開。カセノタイガーは追い込みタイプだが、展開を味方に次位、もしくは逆転のイメージだっただけに、様相は一変した。

逃げたのは想定どおり2番枠に入ったバリウィール、2番手にスティールブライト、3番手インにマツリダマスラオ、4番手にナンパセン。カセノタイガーも逃げ有利を意識していつもより前目5番手をキープした。

バリウィールが快調に飛ばし、それを見てカセノタイガーが2コーナーを回ってスパート。3コーナーで2馬身差まで詰め寄ったが、バリウィールとの差は縮まらず直線へ突入。セーフティリードを取って逃げたバリウィールにカセノタイガーが徐々に接近したが、0秒2差をつけてゴール。3連勝を飾り、重賞初挑戦で制覇を果たした。


1着・バリウィール=石川倭騎手
「ゲートを出るまではハナに行こうと思っていたので、隣の馬の様子を見ながら1コーナーまでには位置取りを判断した。リズムよく行けたし、もう一回ハミを取り直してくれる道中でしたから自信があった。最後は一杯一杯だったが、馬が強かった。元々、体質の弱かったところがあったみたいで、最初の方は成績が出なかったですけど、夏を過ぎてからしっかりしてきた。どこまで成長していくのか楽しみです」


小国博行調教師
「体質的に弱いところがあって、ここまで我慢しただけはあった。調教量も前回よりはずっとやってきていました。追い切りを二本行っても大丈夫なくらい丈夫になってきていたから、これなら良いかなと思ってここに挑んだ。馬も成長して体も20キロくらい大きくなって良くなっていたと思います。レースはジョッキーに任せた。序盤で結構出して行っているからどれだけ我慢できるかなと思っていたけど、1コーナーに入るところでも落ち着いていたから大丈夫だなと。ここまでは無理をさせたくないと思って間隔をあけてしたし、これからも長めの距離を使うことになるでしょうが、次戦については馬と相談して、オーナーやジョッキーとも相談して考えます」

 バリウィールは5月28日、デビュー戦2着。2戦目は出走取り消ししたが、続く一戦で初勝利をマークした。4戦目4着、5戦目2着から2連勝をあげたが、今回は約2ヵ月ぶりの実戦。調教師コメントどおり、馬の状態と相談してぶっつけて重賞初挑戦、初遠征を試みて見事結実。父フォーウィールドライブは高知・ドライブアウェイ(ネクストスター高知)に続いて2頭目の重賞ウイナーを輩出した。

2着・カセノタイガー
 デビュー2戦目からメンバー最速の上がりを披露。今回も最速の上がりを駆使したが、先行ペースに持ち込まれては如何ともし難かった。このタイプは交流レース向き。もう少し器用さが備わるようになれば、重賞タイトルを手にできる器だと思う。

今週の岩手競馬
11月24日(日) 「第46回北上川大賞典」(オープン 水沢2500m)
11月25日(月) 「スプリント特別」(オープン 水沢1400m)
11月26日(火) 「初冬特別」(A級 水沢1600m)

2024/11/22
レース回顧
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