9月26日に行われた牝馬のスプリント重賞『ヴィーナススプリント』は今季ここまで重賞2勝を挙げているキラットダイヤが快勝。自身3つめの重賞タイトルを獲得しました。
ゲートが開いた瞬間こそ他の馬が速いのかと思われましたが、加速がつき始めたキラットダイヤは楽な手応えのまま先頭に。道中も自身は抑え気味にしているにもかかわらず後続が離れて行ってしまうような状況で、結局最後まで余裕のままゴールして2着に付けた差は10馬身。早池峰スーパーS・岩鷲賞と牡馬を相手に重賞を制している力をいかんなく見せつけました。
9月28日のメインレースは第8Rに行われる古馬芝の地方競馬全国交流重賞『岩手県知事杯OROカップ』。古馬の芝重賞はこの先にもまだ残っていますが、マイル前後の王道路線としてはこのレースが今季の総決算。そして今年から1着賞金が昨年より倍増しての1000万円にもなり、地方競馬に所属する芝馬たちの総決算的なレースにもなりました。それだけに地元馬・遠征馬ともに好メンバー。フルゲート14頭の戦いがどういう結果になるか?楽しみであり注目ですね。
なお、繰り返しになりますが『岩手県知事杯OROカップ』は9月28日の盛岡8レース、発走は16時30分です。通常のメインレースの時間とは異なっていますのでお間違えのないようにご注意ください。
さてそのOROカップの本命は、ここは素直に(13)ロードクエストです。
JRA時代の実績は今更言うに及ばず、前走のせきれい賞では盛岡の芝でも強い競馬を見せつけました。久しぶりの2400m戦に戸惑うかと思いきや自分でレースを作ってそのまま勝ち切ってしまったのですから地力が違うと言う他はありません。
今回は、そんな経験の少なかった2400mから、全く同じ1700mという経験こそないもののマイル前後の、JRA時代に最もよく走った距離範囲へと短縮。となればせきれい賞以上に戦いやすくなり、そしてその時以上の強さを見せても不思議は無い・・・と見るべきです。
外枠に入った点が気になるかもしれませんが、もともと盛岡の芝1700mは外枠の不利は大きくないですし、今年の芝の傾向自体も外枠の方が優勢に見えるくらい。よほど出遅れたりすることがない限り13番枠からの戦いに問題はないでしょう。
しかし1700mが舞台になるのは他の馬たちにとっても悪い材料ではありません。対抗にピックアップする(8)ナイトオブナイツもJRA時代は1600~2000mの距離レンジで戦っており実際前走はマイルで勝ち星。2400mよりも都合が良いのはこの馬も同じと考えていいのでは。
加えてスピード重視だった夏頃に比べるとパワーと終いのキレが要求される芝に変わってきているように見えるのもこの馬を後押しする材料になるかもしれません。
三番手(7)バスカヴィルも時計がかかる芝でこそという戦績でした。すんなり先行というには同型の存在が気になるのは確かですが、ここで揃うであろう条件は決して悪くないはず。
遠征馬がなかなか強力そうですがヒモは地元馬から、まず(5)リリーモントルー。芝も使うことを狙っての岩手移籍だったようですが7月のかきつばた賞が出走取消となって芝を使う機会がありませんでした。ここにきてようやくと言うかいよいよと言うかの芝参戦。ダートでの力は前走で証明しました。芝でも力は出せると見ます。
もう一頭は(10)ムーンクエイク。JRA時代に芝重賞を制しているだけあって、岩手での芝の二戦では勝ち星こそ届かなかったものの存在感十分の走りを見せています。この一連の走りを軽く見るのは惜しいのではないでしょうか。
●8Rの買い目
馬単(13)=(8)、(13)→(7)、(13)→(5)、(13)→(10)
岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ
前日に続いて先週のレース回顧。19日、盛岡芝1700mを舞台に3歳準重賞「第7回はまぎく賞」が行われ、1番人気に支持されたキーチャンスがエムワンハルコの追撃を封じて完勝。JRA条件交流・オニキス賞に続いて芝2連勝を飾った。
キーチャンスは中央4戦0勝から転入。初戦の水沢1300m戦を快勝後、足踏みが続いたが、盛岡1400mで4戦ぶりに首位を奪取。その後は冒頭でも記したように芝を連勝。秘めた素質が開花した。
管理するのは今年開業した永田幸宏調教師。「JRAの条件交流を強いレース勝ちましたから期待はしていましたが、前日に激しい雨が降りましたからね。ガサのない男馬なのでパワーの要る馬場になると厳しいかなと不安でしたが、思った以上に馬場が回復したのも幸いでした。準重賞ですが、初年度からタイトルを取ることができて非常にうれしいです。次は芝2400mの3歳重賞・サファイア賞を目指します」
永田調教師の割り当て馬房は10頭。開業当初から馬房数の倍、20勝が目標だったが、着々とその数字に近づいている。現在、連対率も3割5分以上。今後も永田調教師の活躍を期待したい。
27日メインはJRA2勝クラス、岩手A級以下の条件交流戦「東京カップけやき賞」(盛岡ダート1800m)。第1回は地元のみのレースだったが、2回目以降はJRA交流。2004年、ゴールドレッグが地元優勝を果たしたが、ほかの22回はすべてJRA勢に軍配。今年も優位は動かないだろう。
マイネルアストリアは新潟ダート1800m戦を勝ち上がり、一戦置いてJpnIII・北海道2歳優駿(現JBC2歳優駿)へ挑戦。キメラヴェリテの5着に入った。以降は伸び悩んだ時期が続いたが、昨年10月、船橋1800mで2勝目をマーク。ハイペースを形成しながら逃げ切りを決めた。
2勝クラス昇格後は4戦とも着外だが、今回は休み明け3戦目。前走の新潟戦で6着ながら逃げの手に出て0秒5差。上昇ムードで臨むのが心強い。メンバーも甘くなり、絶好の勝機を迎えた。
バンクショットはデビュー4戦目まで芝を使ったが、5戦目からダート路線へ変更。2勝2着3回の成績で2勝クラスに昇格。以降は頭打ちの印象があるが、4走前に先行策から3着を確保した。地方ダートは初めてだが、9頭立ての少頭数は好材料。自分の競馬に徹することができ、逆転のシーンまで。
シゲノブは中央2勝クラスから大井、名古屋1勝から転入。移籍2戦目を快勝し、重賞へ名乗り。栗駒賞で2着、岩鷲賞4着、そしてすずらん賞3着と上位を確保した。前走・いしがきマイラーズは未経験の芝で8着は度外視。ダートに戻って反撃に転じる。
ロードキングは中央ダート1勝、芝1勝から転入。初戦の芝は6着だったが、ダートで本領を発揮。堅実に入着を果たしている。前走・青藍賞でも見せ場を作って4着。ここでも十分通用するはず。
ゼニスは阪神ダート1800m・新馬戦を快勝。続く2戦は二けた着順に終わったが、名古屋の交流戦をあっさり逃げ切り2勝目をマーク。前走大敗したが、地方ダートに活路を開く。
ポップフランセの母アムールポエジーは関東オークス(JpnII)を5馬身差で圧勝。自身も一貫してダートを使われて3戦目、5戦目を快勝。早い時期に2勝クラスへ上がった。その後は精彩を欠いているが、岩手で新境地を拓くか。
◎⑥マイネルアストリア
〇④バンクショット
▲②シゲノブ
△⑤ロードキング
△⑧ゼニス
△⑦ポップフランセ
<お奨めの1頭>
4R スカイルーク
再転入戦を1秒差で逃げ切り圧勝。能力の違いを見せつけた。同じ1000mが舞台なら追いかける一手
先週20日、盛岡芝1600mを舞台に行われた2歳・地方競馬全国交流「第23回ジュニアグランプリ」は北海道代表・モリデンブラックが快勝。デビュー以来の勝利を重賞制覇で飾った。
レースはセイダンシングが逃げ、2番手にミスリチャード。1番人気に支持されたギャレットは中団をキープし、それをマークする形でモリデンブラックが追走した。
勝負どころの3コーナーでモリデンブラックが動くと、ギャレットもスパート。好位エイシンツーリングとともに4角で先頭に立ち、追い出しを我慢。外からモリデンブラックが接近したところ、満を持して追い出して一度突き放したが、最後でモリデンブラックがもう一伸び。1馬身差で完勝した。
山本政聡騎手「北海道の馬は左回りの経験が少ないのでコーナリングに気を付けて、上手くクリアしてあげようと心がけました。周りの馬が飛ばして行ってくれて縦長にもなったので自分の競馬に専念できました。コーナーは少し外に張り気味で左回りにちょっと戸惑ったかもしれませんが、仕掛けてからの弾け方はやはり力が違うなと感じましたね。レベルが違うというか、もう一段上に行ける底力を持っているんだなと思いました」
モリデンブラックは前走、JRA札幌・クローバー賞へ挑戦。ポツンと最後方からの競馬となったが、メンバー最速の上がりで8着。この経験が今回のジュニアグランプリに生きた。次走は未定とのことだが、決定を待ちたい。
26日メインは牝馬重賞「第8回ヴィーナススプリント」(盛岡ダート1200m)。牡馬を相手に重賞2連勝を飾ったキラットダイヤで中心は動かない。
近親にノボジャックを持ち、母テツナゴオは中央ダート1200m1勝。そして父がサウスヴィグラスなら典型的なダート短距離タイプ。中央2勝を札幌ダート1000mでマークして転入。初戦の水沢1400mは3着に終わったが、2戦目・早池峰スーパースプリント、続いて岩鷲賞と重賞2連勝。自慢のスピードが冴え渡った。
その後は休養に入ってリフレッシュに専念。当初の予定どおりヴィーナススプリントから始動。万全の態勢で臨む。重賞2戦で牡馬らを蹴散らし、今度は牝馬同士が相手。まさに勝って下さいの一戦になった。
ボタニークは北海道B4級から転入。初戦は6ヵ月ぶりの実戦がこたえてしんがり12着に敗れたが、ひと叩きされて動きが一変。破竹の3連勝を飾り、重賞・栗駒賞5着から岩鷲賞2着。キラットダイヤには離されたが、重賞でも勝ち負けを演じた。勢いを駆ってJpnIII・クラスターカップへも挑戦。9着なら大健闘といってもよく、ご褒美で一休み。一連の疲れを取り、打倒キラットダイヤに燃えている。
マルケイマーヴェルは昨年のひまわり賞(岩手版オークス)馬。シーズン当初は伸びを欠いたが、一戦ごとに良化を見せて4戦目を快勝。続く牝馬準重賞・フェアリーカップも圧勝した。前走・ビューチフルドリーマーカップは相手が強く7着も仕方なし。2000mから一転して1200m戦だが、過去2戦2勝。持ちタイム1分11秒8もすばらしい。
アテナリも岩鷲賞から放牧に出て休養。2ヵ月ぶりの実戦だが、臨戦態勢は整っている。栗駒賞6着、岩鷲賞7着と着外だったが、気分リフレッシュして反撃をもくろむ。
アナトは転入後3勝2着4回。完全に岩手の水が合った。過去最短が1400mだが、どこからでも動けるタイプで柔軟に対応。うまく流れに乗れれば切れ脚を発揮する。
アドマイヤコメットは典型的な逃げタイプ。本質的に1200mは合わないと思うが、先手を取れれば粘る可能性もある。
◎④キラットダイヤ
〇③ボタニーク
▲⑤マルケイマーヴェル
△②アテナリ
△⑧アナト
△⑩アドマイヤコメット
<お奨めの1頭>
5R アクチュアリー
中央でひと桁着順を続け、前走以外は安定。ダート1200mも2度経験済みで、不動の本命と見て間違いない。
9月20日に行われた2歳芝の地方競馬全国交流重賞『ジュニアグランプリ』はホッカイドウ・モリデンブラックが優勝。自身の初重賞制覇を達成しました。
セイダンシング・ミスリチャードらが先行争いを展開して速めの流れとなった道中、最内枠からスタートしたモリデンブラックは2コーナーあたりで外に持ち出すと、そこからは1番人気ギャレットをマークする形で進みます。
3コーナー過ぎ、そのギャレットが動いたところでモリデンブラックも捲り気味に進出。直線は先行粘ったエイシンツーリングとギャレットが抜け出したかと思われましたが坂を越えたところでモリデンブラックの末脚が弾け一瞬で体勢逆転。1馬身突き抜けたところがゴールでした。
前走はJRA札幌のクローバー賞に挑んで8着だった同馬でしたが、「もう一度芝で戦ってみたかった」という陣営のある意味執念が実った結果となりました。
2着はギャレット、3着にはエイシンツーリングが粘り込み、もう一頭のホッカイドウからの遠征馬ロイヤルザップは5着。また、4着に入線したエムティエースはゴール寸前で故障発生、入線直後に騎手が下馬していました。
9月21日のメインレースは第10Rです。B2級芝1700mの特別『セプテンバーカップ』。昨年は秋の今頃になってもグズグズとした天候が多く芝のダート変更も起きたりしたのですが、今年はここまで開催日に好天にめぐまれもして、例年に比べて比較的良い状態で芝のレースが行われています。盛岡の芝のシーズンも気がつけばあと1ヶ月ほど。できればこのまま、良い状態のまま最後まで進んでいってほしいもの。ファンの皆さんも芝のレースをじっくりとお楽しみください。
さてセプテンバーカップです。本命は(8)タオルデスカーフを採りました。
7月に南関東から転入してきた同馬はデビュー当初のJRA時代こそ芝を使っていましたがその後長く芝から離れ、8月に走った区界高原賞が3年半ぶりの芝戦。しかしそこで勝ち馬から0.5秒差の4着に食い込んで芝でも戦えることを示して見せました。
前走の芝マイル戦は0.7秒差3着、勝ち馬との差は少し拡がったとはいえ、1分37秒3の勝ちタイムがB2級としてはかなり高速というもの(※先週行われたOP芝マイルの重賞いしがきマイラーズの勝ちタイムが1分38秒2)、自身も走破タイム1分38秒0、上がり3ハロン36秒9で走っているのですから芝に対応できるスピード・キレを備えているのは明白でしょう。ここはその前走で先着された馬もいますが、まとめて雪辱を果たす事も十分に可能と見ます。
対抗は(4)シラカワカツコを。今季はまだ目立った成績がありませんが、昨秋の転入直後は芝で連続好走。直近も芝戦に絞って挑んでダートとは明らかに違う走りを見せ始めています。そろそろ一変あっていい頃合いでは。
▲の三番手は(11)フラッグタワーでどうでしょうか。前走で◎に僅差ながらも先着したのがこの馬。芝云々というよりは秋になってようやく勢いが戻ってきたという見方が正しいのかもしれません。この馬自身も昨秋の転入初戦では芝で勝っているように芝ダは兼用。徹底先行でチャンスも。
以下はまず(1)キタノポケット。JRA時代は芝のみを使われていただけに転入初戦でいきなり特別勝ちという結果にも驚くところはありません。最内枠がどうか?と思い控えめな印に留めましたが、昨日のジュニアGPでやはり最内枠から上手く捌ききった山本政聡騎手ですから、そんな不安も杞憂に終わりそう。
そして(5)シャイニームーン。ここに来て徐々に上昇ムードが出てきています。芝も決して合わないわけではないはずなのでそろそろ上位突入の一発を警戒しておきたいところです。
●10Rの買い目
馬単(8)=(4)、(8)=(11)、(4)=(11)、(8)→(1)、(8)→(5)
岩手競馬の全レース予想を公開中!「岩手競馬・勝ちそーチャンネル」へ
20日メインは盛岡芝1600mを舞台に行われる2歳・地方競馬全国交流「第23回ジュニアグランプリ」。今年は北海道2頭、岩手11頭の計13頭で覇を競うが、北海道から転入馬が3頭、中央転入馬が1頭。今年は抜けた馬が不在だが、重厚なメンバー構成となった。
ジュニアグランプリの創設は1999年。過去10年の地区別結果は北海道6勝2着6回3着4回。岩手4勝2着3回3着5回。ほかに大井2着1回、船橋3着1回。昨年は岩手所属のマツリダスティールが1番人気にこたえて優勝したが、2着エイシンビッグボス、3着スマイルミュと北海道勢が2、3着を確保。以上のことから頭数比較を考えても北海道勢が優位に立っている。
当初、デビュー戦の芝1000mを58秒4の破格タイムで圧勝したフェルゼンハントの登録があったが、出走を見送り。若鮎賞は2着に敗れたが、有力馬の一角は不動だったたけに残念なばかり。態勢を立て直して巻き返しに期待したい。
本命はギャレットにした。デビュー戦は850mの距離が短すぎて0秒1差2着。2戦目は2ヵ月余りの休養明け、輸送、初芝、初距離などが重なって3着に終わったが、続く若鮎賞を快勝。快調に飛ばしたフェルゼンハントを直線でキッチリ差し切って初勝利を重賞制覇で飾った。
父ヴァンキッシュランはプライベート種牡馬。初年度産駒は9頭だったが、トーセンヴァンノがJRA・コスモス賞を優勝。クレールアドレが浦和の新馬勝ち。ブリジットがデビュー2戦目の船橋1着。そしてギャレットと勝ち上がり率が抜群。ギャレットは父に初重賞をプレゼントした。
山本聡哉騎手「粗削りで幼いところがあるので、これからもっと成長するはず」と若鮎賞の勝利インタビューでコメント。その意味でまだ不安点は残っているが、盛岡芝1600mを2度使って若鮎賞を勝っているのが強み。北海道2騎が1勝のみと不確定要素が多く、最有力候補と判断した。
モリデンブラックは門別1100m・2歳新馬勝ち。馬群に入れ、直線の叩き合いを制したが、2戦目は5頭立て3着。3戦目11頭立て9着。4戦目は9頭立て4着。前半で置かれるため、差を詰めたレースを繰り返していた。
しかし前走・クローバー賞(JRA札幌芝1500m)へ挑戦。例によって最後方からの競馬となったが、メンバー最速の上がりを使って1秒2差8着。芝が合うことを確認できた収穫ある一戦となった。
今回は地方同士の戦いで相手緩和。盛岡芝は1周1400mの小回りで追走するのに手こずることはないはず。先行馬を射程圏に入れてレースを進めれば、一気突き抜ける可能性も十分にある。
エムティエースはビッグアーサーの初年度産駒。デビュー戦の850mを快勝し、以降は2着1回3着2回。前走は最内1番枠が致命傷となって最後方からの競馬。それでも直線鋭く伸びて3着を確保し、負けて強しの一戦だった。
兄カオスモスは中央芝3勝、岩手でも桂樹杯3着、OROターフスプリント3着にまとめた芝巧者。今度は出負けしてもさほど不利にならない大外枠。自分の競馬に徹し、逆転をもくろむ。
ロイヤルザップは父キングカメハメハ、母父ディープインパクト。芝でこそのイメージだが、母ロイヤルインパクトは中央ダート5勝。兄ジンギも園田14勝。芝対応が最大ネックとなる。デビュー戦をスケール大きく快勝したが、以降は足踏み。芝で覚醒するか注目の一戦。
ミスリチャードは父母ともスピードタイプ。ビギナーズカップは大敗を喫したが、中央芝で4、5着。盛岡芝で反撃に転じる。
エイシンツーリングは北海道3戦1勝から転入。初戦の若鮎賞は6着だったが、条件2度目で上位進出を狙う。
◎⑩ギャレット
〇①モリデンブラック
▲⑫エムティエース
△⑨ロイヤルザップ
△⑧ミスリチャード
△⑪エイシンツーリング
<お奨めの1頭>
5R グレーフィンソニア
2ヵ月半ぶりの実戦だが、南関東C1から岩手C2編入は恵まれた。格の違いを見せつける